オンセンド:不当労認定の命令、最高裁で確定
――店長のセクハラ・パワハラ認定の高裁判決も――

岐阜県美濃市に本社を置く衣料品小売業者の
「オンセンド」(代表取締役:森弘治)が、
労働組合に加入したパート従業員に
組合を離脱するよう圧力をかけ、
その後 雇い止めした上 、
労組との団体交渉を拒絶した問題で、
最高裁判所は11月6日、
脱退圧力と団交拒否を不当労働行為と認めた
中央労働委員会の命令を維持し、
オンセンドの上告を受理しない決定を言い渡した。

これを受けて
元パート従業員を組織する
三重県の個人加盟制労働組合
ユニオンみえ「連合」構成単産・全国ユニオン加盟)は
11月10日、
オンセンドに対して団体交渉の申し入れを行なった。

■四日市店店長のセクハラの数々
三重県にあるオンセンド四日市店の
パート従業員であったHさんは
2003年4月16日、
当時の四日市店店長・中根久雄氏から
セクハラを受けた旨を
オンセンド人事部長・山田俊介氏に申し出た。

オンセンド側の受け入れによりすでに確定している
2009年10月14日の名古屋高裁判決及び
その前提となる名古屋地裁判決によると、
中根久雄氏は2001年3月ごろ、
オンセンド四日市店の店長として赴任。
それ以降、
2003年4月ごろまでの間に
Hさんに対して、
「このエプロン、裸でしたら、いいやろうな」
などと話しかけたり、
Hさんの二の腕を
下から上になぞるように指で触ったり、
着衣の前ファスナーの胸元を引っ張ったり、
Hさんの目の前で、
服を着ていないマネキンの胸を
ニヤニヤしながら触ったり、
Hさんの脇腹を指差しながら、
「手やここ(筆者注:=Hさんの脇腹)を
 触りたくなってくる」と告げたり、
「お客さんがマジックパンツのここのところが・・・」
といいながらHさんの尻を触ってきたり、
「昨日やったんか」ないしは
「ゆうべがんばったかな」などと
性交渉を連想させる言葉を言ったりするなど、
セクハラ行為を行なったという。

Hさんはこのようなセクハラを受けて
職場に不満を持っていたことなどから、
オンセンドの山田俊介人事部長に
「店長からセクハラを受けました」と相談したのである。

オンセンドの山田俊介人事部長は、
中根久雄四日市店長から事実確認の後、
Hさんを呼び、
Hさんの目の前で中根久雄店長に対して
セクハラの具体的行為を記載したメモを示し、
「これは軽犯罪ですよ。
 だんなが知ったら、殴られますよ」と叱り、
中根久雄店長はHさんに謝罪した。
また中根久雄店長は始末書を作成・提出し、
Hさんにこれが示された。
そして2003年4月17日の朝礼において、
中根久雄四日市店長はパート従業員らの前で、
セクハラ行為について謝罪したのである。

その後は中根久雄店長のセクハラはなくなり、
Hさんもセクハラの件は解決したと思っていた。
ところが、
翌月5月中旬ごろ、
Hさんは同僚から、
中根久雄店長が
「Hさんが男に貢いでいる」との噂を流していると聞き、
これはセクハラ行為を告発したことに対する
報復に違いないと思って友人に相談、
ユニオンみえに加盟したのである。
ユニオンみえは同年6月16日、
くだんのセクハラ問題や
パート労働者の低賃金待遇・有給休暇の取得や
残業割増の未払いなどの事項に関し、
オンセンドに団体交渉を申し入れた。

■部長「ワァワァ言ってくる奴等と話する気はない」
ところがオンセンドの山田俊介人事部長は、
翌6月17日、
勤務時間中に職場近くの喫茶店にHさんを呼び出し、
賃金については
「最低基準はクリアしているから、
 不当なんて言われることはない」と居直った上、
「この会社の給料で納得がいかないのなら、
 他で働けばいい」とか、
ユニオンみえの通告書を指さして、
「ここ(筆者注:=ユニオンみえ)で働けばいいじゃない。
 ここで働いて給料は出ないでしょ」などと、
職場の労働条件の向上を求めるHさんや
ユニオンみえのごく当然の要求に対して
とことん筋違いなことを言い立てた。
そして、
「よってたかって大勢でワァワァ言ってくる奴等と、
 話なんてする気はない」と言い放ち、
ユニオンみえからの通告書を
テーブルの上に投げ出したのである。

また、中根久雄店長のセクハラに関しても、
「セクハラのことで大の男が頭を下げて、
 首を覚悟で始末書を書いた」などと発言。
さらにHさんが
店長による査定で高い評価を得ていたことを挙げて、
「あなたは、
 周りの人に感謝の気持ちを忘れている。
 ……あなたは感謝の気持ちを忘れちゃダメだよ」などと
恩着せがましく説教をはじめ、
あたかもセクハラを訴え出た労働者の側が
「感謝の気持ち」に欠けているかのような
無神経な発言を繰り返し、
会社を巻き込んだり、
会社を甘く見ないようにという趣旨の発言を行なった。

しかし、
オンセンド山田俊介人事部長の卑劣な行為は
これだけでは終わらなかった。
翌18日にも山田俊介人事部長は
オンセンド四日市店で勤務中のHさんに電話をかけ、
「昨日あれだけ話をしたのに、
 何故分からないんだ、
 ご両親、旦那さんを交えて話をしよう」などと
言いだしたのだ。
上司からの「セクハラ」を
訴え出たことに端を発する労使対立に
家族まで巻き込むことを示唆して、
ユニオンから離脱するよう精神的圧力を加える
きわめて陰険なやり方である。
「組合と話をして下さい」と答えるのが
やっとだったHさんに、
山田俊介人事部長は
さらに追い打ちをかけるように、
「組合、組合って…
 あなたはこの会社の人間でしょう、
 直接話もできないんですか」などと言ったのである。

オンセンドの対応には、
労働者の団結権に関する基本的な理解が
根本的に欠けている。
そもそも、
経済的にも社会的にも
圧倒的な劣位に置かれている一介のパート従業員が、
巨大な会社組織に対して
「直接話」をして自らの労働条件を
対等な立場で交渉することなど、
どだい無理な話なのである。
立場の弱い非正規雇用労働者が
自らの雇用をまもり、
使用者側と対等な交渉を行なうためには、
労働者自身が使用者側と対抗できる力量を
職場の内外で確立すること、
すなわち、
団結権・団体交渉権・団体行動権を持つ
労働組合を組織し、
職場内外の仲間とともに使用者側と対峙し、
相手と対等な交渉力を築いた上で
成果を勝ち取る以外にはない。
だからこそ、
労働組合に加盟している労働者の労働条件は
会社と労組の話し合いで決めねばならず、
個人との個別取引は許されないのだ。
Hさんが
そうした問題については
労働組合と話をしてほしいと言ったのは
実に当然の対応である。
むしろ、
「よってたかって大勢でワァワァ行ってくる奴等と、
 話なんてする気はない」などという
オンセンド山田俊介人事部長の発言こそ、
労組に対する敵意をむき出しにした
極めて破廉恥な不当労働行為に他ならない。

翌19日、
ユニオンみえはオンセンドに対し、
オンセンド山田俊介人事部長の言動が
違法であると抗議し、
オンセンド側は団体交渉の開催を
受け入れる通知を20日に行なった。

■会社側、セクハラ居直り嫌がらせ
第1回団体交渉は
2003年8月8日に開かれた。
この交渉で中根久雄店長は、
「ゆうべがんばったかな」との性的発言については
認めたものの、
その他のセクハラについては
「そうであったかもしれない」と述べるなどの
曖昧な態度に終始した。

オンセンド側は中根久雄店長に対し、
中根店長がHさんの尻を触った事実を
Hさんの同僚が目撃していた事実を指摘し、
謝罪しろと叱責したが、
中根久雄店長は
「始末書は山田俊介部長から
 書かなければ首にすると言われて、
 仕方なしに書いた」などと
居直り発言をはじめたのである。

ユニオンみえ側は
始末書の読み上げや開示を要求したが、
オンセンドはこれを拒絶。
セクハラの件は次回持ち越しとなった。

パート労働者の賃金が
低く抑えられている問題については、
オンセンド側は、
パート従業員の賃金は
採用時や契約更新時に確認しているので問題ない、
就業規則は存在するが店舗にはないなどと
回答した。

第2回団体交渉は9月12日に開催された。
ここに至ると中根久雄店長は
セクハラの事実を全く認めようとしなくなる。

2003年11月27日、
事態が進展しないので
ユニオンみえとオンセンドは
非公式の折衝を持った。
だが、
ここに至るとオンセンドは
これまでの態度を一転させ、
中根久雄店長のセクハラは
なかったと否定するようになる。

オンセンドはこれに前後し、
11月1日付で中根久雄店長に代えて
吉田清則氏を四日市店店長として投入。
さらに12月になると吉田清則店長は、
それまで吉田店長自身の承認のもとに
組まれていたシフトで
12月7日や14日の日曜日が休みとなっていた
Hさんの勤務シフトを突然問題視し始め、
12月7日や14日の休日を認めないと
Hさんに通告したのである。

Hさんから相談を受けたユニオンみえは
これに抗議するとともに、
元々のシフト通りに日曜日を休日とすること、
会社がこれを受け入れない場合には、
有給休暇を使用させるとのFAXを入れた。

ところがオンセンドは、
12月は1年のうちもっとも多忙な時期であり、
日曜日は
その中でももっとも忙しい日であるなどと称し、
有給休暇を認めないと
ユニオンみえにファックスしてきたのである。
(繰り返すが、
 元々の勤務シフトにおいては、
 12月7日・14日はHさんは休みだったのだ)。

ユニオンみえは12月11日、
有給休暇を認めないのは労基法違反であると、
オンセンドに団体交渉を申し入れる。
しかし12月18日の団体交渉において、
オンセンドは、
「Hさんから有給休暇の申請はされていない」
などと言いだし、
無断欠勤であるとの回答を行なったのだ。

オンセンドの受け入れにより
すでに確定している
2009年10月14日名古屋高裁判決と
その前提となる名古屋地裁判決は、
日曜の休日を一旦認めておきながら
それを覆して日曜出勤を強要しようとしたのは
「ハラスメント」であると
以下の通り明確に断罪した。

本件においては、
平成15年11月21日から
同年12月20日までの期間につき、
既に勤務シフトが組まれ、
同期間の始期は既に経過していたのであるから、
そうすると、
被告(筆者注:=オンセンド)としては、
予定されていた原告(筆者注:=Hさん)の休日を
同人の承諾なく変更するには、
当時の就業規則7条1項に照らし、
やむを得ない業務上の都合、
すなわち、
勤務シフトを作成した当時に
予想できなかった業務上の都合の発生と、
振り返るべき休日の指定(1週間以内の他の日)が
必要になるものと解するのが相当である。

しかるに、
本件においては、吉田店長は、
振り替えるべき休日も指定せず、
単に原告がAパート勤務であることや
12月は多忙であるとの、
勤務シフト作成当時も予測できた理由だけで、
一方的に休日を認めないとの態度を
採ったものであり、
その行為が就業規則に違反し、
許されないことは明らかというべきである。
のみならず、吉田店長は、
そのような措置を採るに当たって、
原告側の事情を聴取したり、
他の従業員に都合を聞くなど、
他の調整方法を検討した様子もみられず、
また、
組合からの抗議に対し、
過去に遡って、
いったん認めた休日を認めないとした行為は、
組合に加入している原告を忌み嫌ってなされた
パワー・ハラスメントと目すべき行為と
認めるのが相当である。

また、
原告が、
被告の日曜休日を認めないとする態度に
抗するため、
有給休暇の取得で対処することを
組合を通じて予告したところ、
被告はこれも認めないと回答しているが、
一旦定まった原告の日曜休日を
吉田店長が一方的に認めない態度に
変更したという経緯に鑑みれば、
これも業務上の都合による
時期変更というよりも、
上記日曜休日を認めない措置の
一環としてなされた
上記同様のパワハラと目すべき行為と
みるのが相当である。


こうしてHさんは2004年2月20日、
オンセンドを雇い止めされてしまったのだ。

■オンセンド断罪の中労委命令確定
当然ユニオンみえはこれについて、
3月5日、
不当労働行為に対する謝罪や
解雇の撤回などを求め、
オンセンドに団体交渉の申し入れを行なった。
するとオンセンドは、
Hさんが2月20日付で
従業員の身分を失っているなどと称して、
団体交渉の開催を拒絶してきたのである。

自分たちがクビにしておいて、
「だから団体交渉には応じない」とは
ひどい理屈だ。
オンセンドは団交拒絶にあたり、
「もし貴組合の御主張が
 法的に正統(筆者注:原文ママ)なものだと
 お考えならば、
 裁判において、
 裁判所の判断を受ける方法を
 とっていただく様、
 当社としては希望いたします」と
言い切ったのである。

しかし、
2008年10月9日の東京地裁の判決は
こうしたオンセンドの団体交渉拒絶について、
次のように明確に断罪した。

労働者が自らの雇用契約上の地位を争い、
その所属する労働組合が
使用者に団体交渉による解決を求めたときは、
合理的期間内に
団体交渉の申入れがされているのであれば、
当該労働者を労働組合法7条2項の
「雇用する労働者」に該当するものとして扱い、
当該労働組合が
団体交渉の当事者になるというのが相当である。
……Hが既に契約期間を満了して
従業員としての地位を失ったことは、
団体交渉の申入れを拒否する
正当理由とはなり得ない。


■中労委命令無視するオンセンド
オンセンドの不当労働行為を認定し、
ユニオンみえへの誓約書の手交と
団体交渉への応諾を
オンセンドに命じた中央労働委員会命令は
2009年10月14日の名古屋高裁判決でも
11月6日の最高裁決定でも維持され、
確定した。

ところがオンセンドは、
ユニオンみえの団体交渉申し入れには
応じる回答を示したが、
「手交」を命令された
ユニオンみえへの誓約書については
何と郵便で郵送してきた。
「とにかく形式的に渡せばいいんでしょ」
とでもいうかのような、
全く誠意の感じられないやり方だ。

誓約書について、
中央労働委員会は次の通り
明確に「手交」を命令している。

会社(筆者注:=オンセンド)は、
組合(筆者注:=ユニオンみえ)に対し、
下記文書を
速やかに手交しなければならない。


国語辞典の大辞林には
「手交」について、
「直接に相手に渡すこと。手渡しすること」
とある。

つまりオンセンドは、
従業員に組合を脱退するよう圧力をかけたり
団体交渉を拒絶したりといった不当労働行為を
今後くり返さないとする誓約書を、
ユニオンみえに郵便で送り付けるというような
ずぼらなやり方ではなく、
きちんと「手交」(=手渡し)しなければ
ならないのである。
本来なら、
悪いことをしたのはオンセンドの方なのだから、
きちんとオンセンド側が
ユニオンみえまで足を運んで、
「すみませんでした」と
謝罪文を手交するのが筋なのである。

ユニオンみえは、
「中央労働委員会命令に反した
 誓約書の受け取りはできない」として、
オンセンドの送り付けてきた誓約書を
返送した。
中央労働委員会命令に従い、
団体交渉までに
ユニオンみえに誓約書を持参するか、
11月19日13時から
四日市総合会館8階第一会議室で開催される
団体交渉の冒頭に
手交すべきであるとしている。
(インターネット新聞「JANJAN」
 11月16日掲載記事に加筆訂正)
# by imadegawatuusin | 2009-11-16 19:29 | Trackback
11月13・14日、『非正規SOS!ホットライン』
――秘密厳守・相談無料――

派遣や契約社員・パートなど
非正規雇用労働者からの電話相談を受け付ける
「非正規SOS!全国一斉ホットライン」が、
11月13日・14日に行なわれます。
一人から入れる労働組合の全国組織・
「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」の呼びかけで、
全国の地域労組が協力します。

ここ愛知県では、
特に製造業に仕事と住居がセットになった
「住み込み派遣」の労働者が多く、
「派遣切り」・「非正規切り」が即、
住居喪失の危機へと直結する実態が
昨年来の「派遣切り」・「非正規切り」の中で
浮き彫りになりました。
また、
多くの非正規雇用労働者は
これまでも低賃金で、
場合によっては
雇用保険にも加入させてもらえないなどの
劣悪な労働条件の下で働かされており、
失職や時短が
たちまち労働者とその家族の生活を
危機に陥れてしまいます。

そして今、
解雇・雇い止めの嵐は製造業のみならず、
全産業の派遣・請負・契約社員・パート労働者にまで
拡大する様相を呈しています。

この1年、
一人から入れる愛知県の労働組合・
名古屋ふれあいユニオンは、
多くの非正規雇用労働者を組織し、
派遣先・派遣元との交渉を多数行なうと同時に、
愛知派遣村実行委員会などとも連携し、
多くの労働者が路上に放り出されるのを
防いできました。
名古屋ふれあいユニオンはこの経験を生かし、
『非正規SOS!全国一斉ホットライン』に
ここ愛知県で取り組みます。

雇い止め・解雇、職場の差別・パワハラなど、
非正規で働く人たちの相談に応じます。
悩みや実態も聞かせていただきます。
また、
悩みを抱えている正社員の相談も承ります。


『非正規 SOS! ホットライン』

<052‐679‐3079>

・11月13日(金)・14日(土) 10:00~19:00

・主催 名古屋ふれあいユニオン

・秘密厳守。相談無料


愛知県以外で働く方々は、
以下の電話にご相談下さい。


●11月13日(金)・14日(土) 10:00~19:00
北海道(札幌地域労働組合:011-756-7790)
秋 田(おおだてユニオン:0186-42-6539)
山 形(おきたまユニオン:0238-24-9900)   
栃 木(宇都宮市民ユニオン:090-5777-4134)
千 葉(なのはなユニオン:043-227-3860)
東 京(下町ユニオン:03-3638-3369) 
神奈川:横浜(よこはまシティユニオン:045-575-1948)
     相模原(神奈川県央コミュニティユニオン:042-768-8455)
     横須賀(ユニオンヨコスカ:046-866-4930) 
山 梨(山梨ユニオン:055-287-8113)        ※14-15日
静 岡(静岡ふれあいユニオン:054-271-7302) 
愛 知(名古屋ふれあいユニオン:052-679-3079) 
三 重(ユニオンみえ:059-225-4088)        
京 都(きょうとユニオン:075-691-6191)
大 阪(ユニオン関西ネット:06-6352-5005、06-6352-3400)       
    (なかまユニオン:06-6242-8130)
奈 良(奈良ふれあいユニオン:0745-76-6598)    ※13:00~19:00
兵 庫:尼崎(武庫川ユニオン:06-6481-2341)         
    :芦屋(ユニオンあしや:0797-23-8110)   
    :神戸(神戸ワーカーズユニオン:078-232-1838)   
    :明石(あかし地域ユニオン:078-912-2797)   
    :加古川(はりまユニオン:079-425-0532)
    :加西(はりまユニオン加西支部準備会:0790-43-0200)      
    :姫路(姫路ユニオン:079-288-1734)   
    :篠山(たんばユニオン:079-552-7010)
    :豊岡(但馬ユニオン準備会:0796-22-6040)
岡 山(女性・地域ユニオンおかやま:086-225-2023)
広 島(スクラムユニオン・ひろしま:082-264-2310)
愛 媛(えひめユニオン:089-924-2497)
福 岡(連合福岡ユニオン:092-273-2114)
大 分(大分ふれあいユニオン:097-551-7554) 
鹿児島(連合かごしまユニオン:0992-50-5757)
# by imadegawatuusin | 2009-11-12 18:53 | 労働運動 | Trackback
元収容者が語るグアンタナモの実態
――拷問で「自白」迫られ続けた5年間――

アメリカ・ブッシュ前政権の
人権侵害の象徴として知られる
「グアンタナモ収容所」。
そこに無実の罪で約5年間収容された
ドイツ生まれのトルコ人・ムラット=クルナズさんが、
国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」
日本支部の招きで来日している。
11月3日、
愛知県名古屋市で
「奪われた人生――グアンタナモ収容所の真実を語る」
と題する講演会が開かれ、
グアンタナモで行なわれていた拷問の実態などを
証言した。

■19歳で拘束、軍事基地へ
クルナズさんは
ドイツのトルコ移民の家庭に生まれた。
世界に8000万人のメンバーを有するという
イスラム系の社会福祉団体
「タブリーグ」に興味を覚え、
19歳のときに団体本部のある
パキスタンを訪問。
1ヵ月ほど滞在し、
帰国しようと空港に向かうその途中、
パキスタン治安部隊の検問で拘束された。

「検問で私は、
 『お前はドイツ人か、アメリカ人か、
  イギリス人か』と聞かれました。
 私は最初、
 パスポートやビザをチェックされるだけだと
 思っていました。
 ところが私は、
 そのまま刑務所に連れて行かれたのです。
 理由を尋ねても答えてもらえません。
 『一晩たてば家に帰れるから、
  一晩だけここにいろ』と言われました」

「私は、『家に電話をしたい』と言いましたが、
 『電話しなくても、
  明日になれば元に戻れるから
  心配しなくていい』と言われました。
 これが、
 『奪われた5年間』の始まりだったのです」

翌日ムラットさんは、
目隠しをされ、
手かせ足かせをされて
1時間ほど自動車に乗せられて
別の場所に移動させられた。
彼はそこで2週間にわたって
「待機」させられる。
取り調べを受けるわけでもなく、
ただ「捕らわれるだけ」の状態だった。
「何が問題なのかと質問をしても、
 答えがもらえないのです」

2週間後、またしても目隠しをされ、
パキスタンの都市・ペシャワールの
警察署の地下にある拘置所に
連れて行かれた。
そこでムラットさんは、
初めてアメリカ当局の取り調べを受ける。
「FBIなのかCIAなのか、
 私には知るよしもありませんでしたが、
 彼らは私に色々と質問をしました」

「お前はオサマ=ビン=ラディンを
 見たことがあるか」。
取調官は質問した。
ムラットさんは「あるよ」と答えた。
取調官が「どこでだ」と訊(たず)ねるので、
ムラットさんは
「新聞とかテレビとか……」と答えた。

取調官は、
「オサマ=ビン=ラディンが
 どこに住んでいるか知ってるか」と
聞いてきた。
ムラットさんは、
「私はドイツに住んでいる。
 アフガニスタンの山の中に
 住んでいるわけではないので
 知るわけもない」と答えた。

このペシャワールの警察署で、
ムラットさんは「053」という囚人番号を
付けられた。
そしてその数日後、
パキスタンの軍人が来て、
ムラットさんは米軍に引き渡されたのだ。
飛行機の中では
動けないように留め付けられ、
「テロリスト」とののしられて殴られた。

「そのころはまだ、
 『誰かと間違えられているだけだ。
  ちゃんと取り調べを受ければ
  すぐに釈放されるだろう』と
 思っていました。
 私は法に背くことを
 何もした覚えがなかったからです。
 捕まった当時、
 私はまだ19歳。
 自分がどのような状況におかれているのか、
 理解がまるでできていなかったのです」

■電気ショックや水攻めで「自白」迫る
着いたのはアフガニスタン南部の
カンダハルにある軍事施設だった。
元々はアフガニスタンに侵略した
ソ連軍の基地で、
その後タリバンの基地となり、
今はアメリカ軍が使っているとのことだった。

「カンダハルの取り調べで、
 彼らは書類を持ってきました。
 そこには、
 『私はアルカイダのメンバーです。
  アメリカ軍を攻撃しました。
  二度とこのようなことはいたしません』
 というようなことが書かれていました。
 彼らはそこにサインをするよう
 求めてきましたが、
 私はタリバンでもアルカイダでもありません。
 『サインはしません』と言いました」

すると米軍の取調官は、
「お前がサインをしないなら
 力ずくでサインをさせてやる」と
言ったのだという。
ムラットさんはその後しばらくして、
取り調べのためのテントに
連れて行かれた。

「私は床に座らされました。
 手かせも足かせもされ、
 足の部分に電気ショックを
 押し付けられました。
 体中にハリを差し込まれたような
 痛みを覚えました。
 彼らはそれで、
 私がサインをすると思っていたようです。
 サインをさせるために
 電気ショックを与えたのです。
 しかし、
 私はサインを拒みました」

「数日後、
 彼らは私を『水攻め』に遭わせることに
 決めたようです。
 この『水攻め』は
 アメリカがよく使っていたやり方で、
 アメリカでは
 これは『尋問の方法』であるということで、
 非合法な『拷問』ではないと
 されていました」

「バケツに一杯の水が用意されます。
 私は手を後ろ手に縛られた状態で
 頭をバケツに何回もつっこまれ、
 その状態で腹を蹴られます。
 腹を蹴られると
 息を吸い込まざるを得なくなり、
 私は水の中で溺れたような感覚になります」

それでもムラットさんが
「自白」しないとみると、
アメリカ軍は彼を天井から宙づりにした。

「手錠をはめられた状態でつるされ、
 足は宙ぶらりんの状態です。
 取調官が来ると下ろされて、
 『お前はこれにサインするか』と言われますが、
 断るとまた宙づりにされます」

「1日に3回ほど医者が来て
 状態をチェックをしました。
 OKということになれば
 また宙づりにされるのです」

「3日ほど経ったところで
 私は気を失ってしまいました。
 そして牢屋に戻ると他の囚人が、
 『お前は5日間いなかった』と言うのです。
 どうやら私は2日間、
 気を失っていたらしいのです」

彼と一緒に宙づりにされ、
命を落とした囚人もいた。

「宙づりにされている間は
 食事も一切与えられません。
 冬の寒い中でした。
 彼は生き延びることができませんでした。
 亡くなってからもしばらく
 宙づりのままで放っておかれていました。
 彼らはサインをさせたいためだけに
 このようなことをしたのです。
 しかし、
 その人だけが
 殺された唯一の人ではありません」

「ある別の囚人は、
 アフガニスタン人でしたが、
 顔に覆いをされ、
 手かせ足かせをされた状態で
 3人の人間に殴られ続けました。
 彼は叫び声を挙げますが、
 それを5~6人の人間が何もしないで
 見て笑っているのです。
 その後、
 その人たちも加わって暴行が加えられ、
 死んでから15時間ほどの間、
 遺体は放置されていました」

■グアンタナモ収容所への連行
ある日ムラットさんは、
収容所の外に連れ出され、
飛行機に乗せられた。

「どこに連れて行かれるのか
 一切分かっていませんでした。
 ただ、
 『これからお前を撃ち殺しに
  行くところへ連れて行くから』とだけ
 言われていました」

着いた所は『非常に暑い所』だった。
ここが、グアンタナモ収容所だったのだ。

「そこで私は、
 オレンジ色の囚人服を渡され、
 小さな部屋に入れられました。
 部屋にはバケツが2つあるだけ。
 一つのバケツには水が入っていて、
 もう一つはカラでした。
 私は最初、
 そこは着替えのための部屋で、
 その後どこかへ連れて行かれるのだと
 思っていました。
 あまりに小さい部屋なので、
 まさかそこで5年間暮らすことになるとは
 思っていませんでした。
 水の入ったバケツが飲み水用、
 彼のバケツがトイレ用でした」

グアンタナモでの拷問は苛烈を極めた。

「グアンタナモでも彼らは
 私に書類にサインをさせようと
 していました。
 けれど実は、
 ――これは後で分かった話なのですが――
 そのころには彼らも、
 私が無実であることを
 知っていたようなのです。
 2002年、
 アメリカはドイツ政府に
 私を連れて帰国させるよう
 要請しています。
 もっとも、
 当時のドイツ政府は
 これを拒絶しました。
 この決断をした担当官は、
 今でも私に謝ろうとはしていません」

「グアンタナモでは
 想像を絶するひどいことが
 行なわれていました。
 グアンタナモには
 子供がたくさんいたのです。
 最年少で9歳、次が12歳。
 9歳の子供は
 お母さんから離れているだけで
 辛い状態にあるというのに、
 米軍は『これは教育だ』と言って
 彼を殴っていました」

「私が身近に接したのは
 14歳の男の子です。
 彼は床に叩き付けられ、
 M16で肩を打たれました。
 骨に穴が空き、
 片目も失明していました。
 とても痛そうな状態でした。
 ところが看守たちは、
 彼が取り調べで
 自分たちが望む通りのことを言わないと、
 治療を止めてしまうのです。
 当時14歳だった彼は今は22歳。
 彼は今でも
 グアンタナモ収容所に捕らわれたままです」

ムラットさんは、
「グアンタナモは収容所ではない。
 あれは拷問のためのキャンプだ」と断言する。

「グアンタナモでは
 精神科医などと緊密に協力しながら
 専門的に拷問が行なわれます。
 単に拷問をするだけでなく、
 その様子を他の囚人たちに見せるのです」

「看守たちは
 グアンタナモに来る前に
 3週間ほどの研修を受けているようでした。
 グアンタナモにいる人間は
 アメリカに破壊攻撃を行なったテロリストだ……
 というような内容のビデオを
 たくさん見せられてきたようです。
 だから、
 来たばかりの看守は
 私たちと口を利こうともしません。
 ところが、
 実際にしばらく接していると、
 必ずしもそうでないということが
 うすうす分かってくるようなのです。
 中には私たちに、
 そうした話をしてくれる看守もいました。
 しかし、
 私たちと個人的に話をしたことがバレると、
 彼らは罰を受けます。
 私にそうした話をしてくれた看守も、
 収容所の外に追放されてしまいました」

■グアンタナモからの釈放
ある日、
ムラットさんは
「ジーンズ」や「ジャケット」のような
「普通の服」を渡され、
「着ろ」と言われた。
これは、
彼がグアンタナモに連れてこられたときと
同じような服装だったという。

「私はそのままドイツの基地に連れて行かれ、
 警察に引き渡されました。
 家族が迎えに来ていたのですが、
 父親を見ても私は誰だか分かりませんでした。
 父は私のいない5年間で
 すっかりやつれてしまっていました」

「2人の弟もすごく成長していて、
 私には分かりませんでした。
 ただ、母親だけが
 『お母さんだ』とわかりました。
 もっとも母も、
 すっかり年老いて見えましたけど」

2006年8月のことだった。
当時ドイツを訪問したブッシュ大統領に、
ドイツのメルケル首相がかけあい、
ようやく帰国が実現したのだ。

「でも、
 まだ200人以上の人たちが
 グアンタナモ基地に捕らわれています。
 グアンタナモ収容所ができて8年。
 当時未成年だった子供たちも、
 家族に会えないまま大人になっています」

グアンタナモの収容者たちは
「犯罪者」でも「捕虜」でもない
「適性戦闘員」であるとアメリカは主張している。
「犯罪者」であれば弁護士も付け、
公正な裁判を受ける権利がある。
「捕虜」であればジュネーブ条約に基づき
人道的に遇され、
戦争が終われば帰国できる。
だが、
「適性戦闘員」はそのどちらでもないとして、
公正な裁判も受けられないまま、
期限の無い収容状態に置かれている。
アメリカのオバマ大統領は選挙戦で
「グアンタナモ収容所の早期閉鎖」を約束したが、
「テロリストが釈放されると
 アメリカが危険にさらされる」など
保守的な世論の抵抗を受け、
公約の実現は難航している。

■なぜ拷問を耐えられたのか
講演が終わった後、
会場から次々と質問が寄せられた。
私も次のような質問をした。

「ムラットさんは5年間、
 非常に苛烈な拷問の中、
 『自分はアルカイダだ』という書面へのサインを
 断り続けた。
 どうしてそのようなことが可能だったのか、
 私はそれが知りたいです」

それに対するムラットさんの回答は
こうだった。

「私は小さい頃から母親に、
 『お前はいい子でいなさい』と
 常に言われて育ってきました。
 サインをすると
 自分はテロリストだと
 認めることになります。
 私はともかく、
 母が
 『お前の息子はテロリストだ』と言われるのは、
 私には耐えられませんでした」

そう言ったあとムラットさんは、
「ただ……」と言って付け加えた。

「ただ、
 サインをしたら確実に釈放されるということなら、
 私もサインしていたかもしれません。
 けれど、
 サインをした人がその後どうなったのか、
 私にはさっぱりわからなかったから……」

最後にムラットさんは、
「日本はアメリカと
 非常に近い関係にあると聞いている。
 だから、
 日本の人が行動を行なうことが重要です」と
切り出した。

「グアンタナモの収容者たちの中には、
 身体は丈夫でも
 精神的に病んでしまった人もいます。
 自分の他にも
 グアンタナモから釈放された人はいますが、
 そういう人は自分の経験を語れません。
 逆に身体をボロボロにされた人もいます。
 拘束状態は長期にわたっていて、
 私は中の人の健康状態を
 非常に心配しています」

ムラットさんはそう語り、
オバマ大統領が選挙の公約に従って
早期にこの非人道的な収容所を閉鎖するよう
訴えた。
(インターネット新聞「JANJAN」
 11月4日に加筆転載)
# by imadegawatuusin | 2009-11-04 17:13 | 国際 | Trackback
愛知製鋼地労委闘争:久保勝司さんが証言
トヨタグループの鋼材メーカー・
愛知製鋼の偽装請負を愛知労働局に申告し、
労働局が会社に「直接雇用の推奨」を
行なったにも関わらず、
新聞報道の直後に職場を追われた久保勝司さんが
今日、愛知県労働委員会で証言に立ちました。

「請負」会社に入社以来、
契約書も就業条件明示書もなく
働いてきたこと、
愛知製鋼社員や
その子会社・アイチセラテックの社員と
「班」を組んで、
愛知製鋼社員の指揮命令の下で
働いてきたこと、
時間管理も愛知製鋼が行なっており、
残業の際は愛知製鋼の社員に
認め印をもらわなければならなかったこと、
愛知製鋼の社員に朝突然、
「今日から君は5鍛工場に
 行っていただきますから」と配置転換を告げられ、
「請負」会社からは何の連絡もなかったこと……等々、
偽装請負の実態を次々と証言してゆきます。
「請負会社は指揮命令など一切しない。
 ただ『賃金の支払い』だけ」と
久保さんはいいました。

「5鍛工場に移った初日は、
 『今日は最初なんで
  こちらの現場を見て仕事を覚えてください。
  今日は定時であがっていただいて結構です』と
 愛知製鋼のT課長から言われましたが、
 翌日からは愛知製鋼の社員の方に付いて
 フル稼働でした。
 毎日3時間残業がありました」と久保さん。

ところが残業時間の一部が
サービス残業の状態にあったと久保さんは言います。
「愛知製鋼の作業長に
 『残業付けていいですか』と何度となく聞きましたが、
 『それはつけれません。
  つけようがない』との答えでした」。
久保さんはそう証言しました。

平成19年5月下旬ごろ、
久保さんはヘルメットが
『請負』会社の青色から、
愛知製鋼の黄色に変わったといいます。
周囲にいる愛知製鋼の正社員が、
「よかったな。
 おれらとおなじ値段で
 メシ食えるよ」と言って喜んでくれたそうです。
それからしばらくは「社員料金」で
食堂でご飯が食べられたのに、
数ヶ月で元に戻ってしまいます。

どうしてだろうと思って「請負」会社に聞いて、
そのとき初めて、
「それは当たり前だ。
 お前、『派遣』だもん」と言われたそうです。
それまで久保さんは、
「請負」会社の部長から、
「アイセラ(=アイチセラテック)の方に
 出向という形になる。
 書面だけの話だけど」と聞かされていたのですが、
自分が「請負」なのか「出向」なのか、
はたまた「派遣」なのか
さっぱりわからなくなったのです。

久保さんは労働委員会に、
「偽装請負を申し立て、
 新聞報道も出た直後に
 愛知製鋼の構外に出された。
 それまで10600円あった日給が、
 一時は日給7300円にまで下げられた。
 税金や社会保険を払うと
 手取りで11万円から12万円。
 やっていけません。
 これは報復としか思えない。
 速やかに是正いただいて、
 こうしたことで
 いちいち立ち上がる人の出る必要のない社会に
 していただきたい」と
自らの思いを語りました。

名古屋ふれあいユニオンは、
こんな理不尽な話は許せません!
今後も愛知製鋼の責任を追及し、
きっちり かたをつける決意です。


【参考記事】
愛知製鋼:構内下請労組、不当労働行為救済申立
トヨタ系 愛知製鋼:「派遣労組に団交権なし」と主張
偽装請負を正当化する愛知製鋼の「言い分」
労働局:派遣法違反で愛知製鋼に文書指導
偽装請負・労災隠しもう許さない
愛知製鋼が不正告発の「派遣社員」切り捨て
9月24日、愛知県労働委員会傍聴へ!


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第11回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
# by imadegawatuusin | 2009-11-02 21:27 | 労働運動 | Trackback
『ひとのために生きよう!』を学ぶ(第2回)
――労働組合の存在意義――

■テキスト69~88ページを学習
私たち一人から入れる労働組合
労働問題に取り組むきっかけは、
ほとんどがメールや電話・面接などの
労働相談活動です。
全ては一通のメール・一本の電話から始まる。
私たちはそれを当たり前だと思っていますが、
本書の著者・石川源嗣さんは、
「労働相談活動は、
 ……階級闘争退潮期における
 労働運動のひとつの特殊な形態といえる」と
しています(本書71ページ)。

考えてみれば、
職場にちゃんとした労働組合があって、
定期的に会議を開いて職場の問題をきちんと把握し、
日常的に改善に向けて
会社側と話し合いをしているようなところでは、
「一通のメール・一本の電話から全てが始まる」
なんてことはありえません。
「労働相談から取り組みが始まる」のは、
多くの職場に労働組合が存在しないという
「労働相談活動は、
 ……階級闘争退潮期における
 労働運動の一つの特殊な形態といえる」のです。

ところが、
せっかく職場に労働組合があっても、
「実に残念だが、
 労組は職場のトラブルを相談するような場所と
 思われていない。
 内部告発にしても、
 その告発先は労組ではなく
 外部機関」(連合・笹森清元会長)という
現実があります。
私自身、
ある労働者の口から
こんな言葉を聞いたことがあります。

「労働組合って、
 選挙とボーリングをするところとしか
 思ってなかった。
 労働者を助けるところとは
 全然思ってなかった」


学習会に参加した
大手電機メーカーの派遣社員も、

「あるとき、
 派遣先の女性正社員が集まって、
 チラシをみながら
 『どれに行こうかなー』とか言って
 盛り上がっていた。
 チラシを見ると、
 コンサートとか水族館とか
 ディナーショーとかが書いてあって、
 どれか一つを選んで
 行かせてもらえるのだという。
 私が『何それ』と聞くと女性正社員たちは、
 『組合だよー』と教えてくれた。
 だから私は組合というのは、
 正社員の親睦会か何かかという
 感覚だった」

と話していました。
私たちは労働相談活動を通じて、
労働組合は一人一人の労働者が抱える職場の問題に
共に取り組む機関であること、
そのためにも、
労働組合への「あなた」の結集が
職場を変えるカギであることを
訴え続けてゆかなければなりません。

本書には、
「団結権を欠いた、
 或いは極度に制限せられたところに
 与えられる生存権法制
 即ち保護法制は
 実は虚名の生存権に終わることは
 明らかなことである」(沼田稲次郎)とあります。

労働者の権利は、
憲法や労働基準法などで守られる建前に
なっています。
しかし、これらの権利も
職場に労働組合がなければ
「絵に描いたモチ」で終わってしまうことは、
みなさんがすでにご存じの通りです。

このことは、
労働者の団結権自体についても
同じことがいえます。
「憲法に書かれているから
 団結権があるわけではない。
 労働者階級の
 長年にわたる血みどろの闘いによって、
 団結権がかちとられ社会的に認められてきたから、
 つまり階級闘争の前進の反映として
 憲法に明記された」のです(本書82ページ)。

もともと、
「その日その日を生きていかなければならない労働者は、
 どんな不安定な労働条件であっても
 働かなければならない立場におかれています。
 いかに自分が買い叩かれても、
 『ありがとうございました』と言って、
 そうした仕事を
 自ら『選択』させられる」立場です(中野麻美)。
その意味で、
経営者と労働者では、
圧倒的に労働者の方が弱い立場におかれています。
だからこそ労働者は、
徒党を組んで、カルテルを結んで、談合して、
「労働」という商品の買い手である経営者に
対抗しなければならないのです。

もし、「労働」以外の商品で
売り手が結託してこんなことをしたら、
独占禁止法違反で捕まります。
労働組合も、
「歴史的にはどこの国でも
 最初は法律によって抑圧された。
 歴史的に
 市民法の最初の段階での取引の自由は、
 個人的な取引の自由にかぎられていた。
 労働者の団結、労働組合は、
 むしろ共同した団結の威力をもって
 個人的な取引の自由を脅かすものとして、
 犯罪であり、
 不法行為として扱われた」(佐藤昭夫)のです。

けれど「労働」は他の商品と違って、
在庫をしておくことができません。
生身の労働者は大根と違い、
今「労働」が値崩れしているからといって、
しばらく冷凍庫に入れておくことは
できないのです。

労働者は今日働かなければ食っていけない。
だから、
放っておけば「たたき売り」が始まります。
社会保険もなくていい、雇用保険もなくていい、
最賃以下でもかまわない、
セクハラ・パワハラも仕方がない……と、
際限のない「値崩れ」が起きるのです。
(ここでいう「値崩れ」は
 単に賃金の低下のみをいうのではなく、
 セクハラ・パワハラや乱暴な解雇の横行など、
 職場環境の低下全てを指しています)。

だから労働者は、
カルテルを結んででも、談合してでも
「労働の値崩れ」を防がなければなりません。
たとえ最初は「違法」とされても、
世界中で労働者は闘って、
団結権・団体交渉権・団体行動権を
勝ち取ってきたのです。

最後に本書は、
「会社はいっとき、組合は一生」と
提起しています。

「昔とちがって、
 いまは学校を卒業して
 そのままひとつの企業で
 定年まで過ごすなどとは
 夢物語である。
 いわば『流動する労働者』が
 通常の存在形態にならざるを得ない。

 そのような時代にあって
 ……労働者は
 『何を頼って生きるのか』……。

 『超』企業の、
 地域ないしは産業に基盤をおいた
 労働組合でしかありえない。
 個々の労働者は
 勤め先である企業を
 何度か変わる場合でも、
 自らの属する労働組合は
 ずっとひとつという状態を
 続けるのである。
 『超』企業の労働組合は
 労働者にとって安息の場であると同時に、
 出撃拠点の役割を果たすのである。

 ……生涯組合員で、
 職場が変わるだけなのだ。

 その時にはじめて、
 労働組合とその運動は一生涯にわたるものとなり、
 賃金、生活確保、生きるための闘いすべての
 土台を構成するのである。
 まさに
 『ゆりかごから墓場まで』の
 生存権、労働権、団結権の確保を
 労働組合で実践することに
 ほかならない。

 我々はそういう状態を、
 『会社はいっとき、組合は一生』と
 称している」(本書85~88ページ)


こうした状態を真に実現するには、
今のような「独立系の地域労組」のままで
いいのかという問題も提起しました。
いま、
特に「住み込み派遣」の労働者は、
短期間で全国各地を転々としながら
働くことを強いられています。
大企業はグローバル化し、
海外への転勤も日常のものとなりつつあります。

真に「会社はいっとき、組合は一生」を実践するには、
労働運動の側もこうした「労働者の流動化」に対応し、
全国規模・世界規模での統一を
今後は視野に入れていかなければ
ならないかもしれません。

学習の最後に、
参加者全員で感想を話し合いました。

「組合というのは、
 これだけの機能を受け持つことができるんだなぁと
 びっくりした。
 弱い者は強い者に丸め込まれてしまいがちだけど、
 こうやって跳ね返すことができるんだと知って
 すごく勉強になった」

「これまでは、
 何かあったら直属の上司に
 文句を言うか頼み込むしかなかった。
 労働組合を通じて会社と対等に話ができて
 驚いた」

「この本の題名の
 『ひとのために生きよう!』というのが、
 最初、自分にはよく分からなかった。
 でも、労働争議をやっていると、
 誰かに支援してもらったら
 自分も誰かを支援して返すしかない、
 お金で返すことの出来んもんがあると
 わかってきた。
 それが『ひとのために生きよう!』ってことじゃ
 ないのか」

などの感想が交わされました。

次回は11月21日(土)午後6時30分から、
テキスト89~110ページ、
「地域労組と組織化活動」について学習します。
場所は名古屋ふれあいユニオン事務所。
組合員のみなさんはどしどしご参加ください。


【関連記事】
名古屋学習会:新カリキュラムスタート
『ひとのために生きよう!』を学ぶ(第1回)


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第11回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
# by imadegawatuusin | 2009-11-01 21:05 | 労働運動 | Trackback
ジェイテクト、未払い賃金を「期間工」らに支払い
――労働者「残業代ごまかされてたとは」――

■ユニオン、全額の支払いを要求
トヨタグループのベアリングメーカー・
ジェイテクト亀山工場において、
期間従業員らの残業や休日・深夜労働の際の
割増賃金が適正に支払われていなかったことが判明した。

ジェイテクト亀山工場において
期間従業員を組織する三重県の個人加盟制労働組合・
ユニオンみえ「連合」産別・全国ユニオン加盟)が指摘し、
期間従業員らが労働基準監督署に申告するなどして、
ジェイテクトが認めた。

ジェイテクトは9月18日付で
「割増賃金計算誤りと差額のお支払いについて」と題する文書を
期間従業員らに出した。
その中でジェイテクトは、
「『業績貢献給』が、
 時間外、休日及び深夜の割増賃金において、
 その基礎となる賃金に含まれておらず、
 ……割増賃金が正しくお支払いできていないことが
 判明致しました」とした上で、
「ここに、お詫び申し上げますとともに、
 今後の対応につきまして
 下記にてご連絡いたします」と謝罪している。

ジェイテクトは労働基準法の時効になっていない
過去2年間の未払い賃金を
10月9日までに支払うと通知。
ユニオンみえの
ジェイテクトユニット代表・福島照子さんには
6万1931円が返金された。
ただし、
労基法の時効以前の未払い賃金についての対応については
明らかでない。

福島さんは、
「3年間一生懸命働けば
 社員になれると言われて信用して、
 残業もいっぱいやってきた。
 土曜日出勤も『出れる?』と言われれば
 出てがんばった。
 まさかその残業代や休日出勤代が
 ごまかされているとは思わなかった。
 それなのに過去2年しか返さないという。
 トヨタ直系の子会社なら、
 もうちょっとしっかりした対応をしてほしい」とコメント。
ユニオンみえは、
入社以来の未払い賃金全額の支払いを
求めるという。
(インターネット新聞「JANJAN」
 10月31日より加筆転載)


【参考記事】
トヨタ系「ジェイテクト」で団交拒絶続発
ジェイテクト、団交なお引き延ばし
ジェイテクト、3たび団交引き延ばし
ジェイテクト:団交開催引延ばしで100日経過
ジェイテクト、ついに「団交に応じる」と回答
# by imadegawatuusin | 2009-10-31 21:09 | 労働運動 | Trackback
愛知県ユニオン統一行動!
10月26日、
名古屋ふれあいユニオン管理職ユニオン東海
ゼネラルユニオン東海支部などとともに、
ユニオン統一行動を行ないました。

■団交拒絶の千田工業に抗議!
まずは岐阜県下呂市に本社を置く
千田工業(代表取締役社長:千田正朗)の名古屋支店に
抗議行動を行なってきました。
組合員Kさんの整理解雇問題と
未払い賃金問題についての団交を、
弁護士を交えてたった1回行なっただけで
あとは拒絶してくるという会社です。

特に未払い賃金問題についての対応は無茶苦茶で、
所定労働時間が労働基準法の定める
週40時間を超えている問題を追及しても、
「高山の労働基準監督署がこれでいいと言った」という
一点張り。
本当に労基署がそんなことを言ったのかと
半信半疑で私たちも
労働基準監督署に調べに行ってみたところ、
「何と」と言うべきか「やはり」と言うべきか、
高山労基署は「違法である」との見解で、
さっそく会社に是正指導が入ったということでした。

であるならば、
当労組組合員・Kさんに違法に支払わずにいた賃金を
払ってもらわなければならないのですが、
その件について団体交渉を申し込むと、
「前回2時間30分『も』団体交渉を行なったので(!)
 その必要はない」の一点張り。

でもその団交での会社側の回答は、
「高山の労働基準監督署が
 これでいいといっている」ということだったはず。
その前提が崩れたのですから、
それ以外の回答が当然必要なのですが、
会社側は
「以前は監督署が良いと言っていたのだ」と
なおも言いつのるばかりなのです。

じゃぁ、高山労働基準監督署の何という監督官が
そんなデタラメなことを言ったのかと聞くと、
「名前は分からない。
 いまは高山労基署にはいない」とのこと。
そんな無茶苦茶な話があるでしょうか。

解雇の件も、
整理解雇だといいながら、
会社の経営状況についても
一切資料を示そうとしません。
口先だけなら何とでも言えます。

中身のない団体交渉を何時間やっても
「それで充分だ」ということにはなりません。

私たちは抗議行動のあと、
申し入れのために当該労働者のKさんと
名古屋ふれあいユニオンの浅野文秀事務局長が
文書をもって申し入れに行ったところ、
千田工業の社長は
「不法侵入だ。
 警察呼ぶぞ!」などと言って
文書も受け取ろうとしなかったそうです。

申し入れ文書を渡すために
平和裏に会社におもむくことが
何で「不法侵入」になるのでしょうか。
郵便屋さんは不法侵入になるのですか?

警察を呼びたいのはこっちです。
割増賃金を払わないのは
労働基準法違反!
「6箇月以下の懲役又は30万円以下の罰金」
に処せられる犯罪です(労働基準法119条)。

名古屋ふれあいユニオンは
職場の理不尽を許しません。
当該労働者のKさんも、
「何年かかってもきっちり決着をつけたい」と
決意を固めています。

■ワーカーズコープはYさんを職場に戻せ!
続いて名古屋市伏見にある
「ボランティア・NPOセンター」。
名古屋市の施設なのですが、
「指定管理制度」のもと、
「NPO法人 ワーカーズコープ」という団体が
業務を請け負っています。

以前は別のNGO団体がやっていたのですが、
昨年、その団体は入札に負け、
「NPO法人 ワーカーズコープ」が
新たな指定管理者となりました。

ところが、
早くも5月にある職員がいきなり解雇。
職場においてとても熱心に頑張っていた職員だったため、
その場で労働組合が結成され、
団体交渉で解雇が撤回されました。

しかしその後、
今度は労働組合の書記長が、
それまで毎月22日、
正規職員以上に働いていたにもかかわらず、
いきなり「月6日勤務」にシフトが切り下げられるなどの
事態が発生。
(彼の「就労契約書」には「4週8休」と
 明記されているのに!)。

労使紛争は激化し、
ワーカーズコープ側は
愛知県労働委員会のあっせんも拒絶。
書記長・Yさんを解雇してきたのです。

Yさんは現在、
地位保全仮処分を求めて
名古屋地裁に提訴しています。

裁判の中で
「NPO法人 ワーカーズコープ」側は、
Yさんとの関係は
「就労契約」であって「雇用契約」ではないなどと主張。
Yさんは「集団的自己雇用関係」にあったのだなどと
本当に訳の分からない理屈を展開しています。

契約書まで交わして人を雇っておきながら
雇用関係にないと主張する、
「4週8休」と契約書にも書きながら、
「非常勤職員」だからなどと
いきなり週6日勤務に切り下げる……。
こんな団体に名古屋市の仕事をまかせることが
本当に適切なのかどうか……。
それも問うていかなければならないのかもしれません。

私たちは
「ボランティア・NPOセンター」の前で
シュプレヒコールを挙げ、
統一行動を締めくくりました。
参加者のみなさん、駆けつけていただいた
友好労組のみなさん、
本当にお疲れ様でした。


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第11回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
# by imadegawatuusin | 2009-10-28 18:33 | 労働運動 | Trackback(1)
愛知:「騙し討ち解雇だ」 労組抗議行動
――ホンダ系・ムサシ鉄工に――

■正社員にした人間を「雇い止め」
労働局の指導を受けていったん正社員にした
日系ブラジル人労働者を、
その数日後に期間雇用契約書にサインをさせて
「雇い止め」したのは詐欺的な騙し討ちであるとして
10月9日、
愛知県の個人加盟制労働組合
ホンダ系列自動車部品下請け会社
抗議行動を行なった。

抗議行動を受けたのは
本田技研工業関連会社・武蔵精密工業系の
「ムサシ鉄工」(本社:愛知県豊橋市、代表取締役:松井繁裕)。
ムサシ鉄工は2007年9月、
名古屋ふれあいユニオン
「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」加盟)に所属する
平良マルセロさんを「雇い止め」と称して解雇した。

実は平良マルセロさんは、
以前は人材派遣会社から
ムサシ鉄工に派遣されていた派遣社員だったが、
名古屋ふれあいユニオンに加盟して
会社の違法派遣の実態を愛知労働局に申告。
これに基づく労働局の指導などもあり、
終身雇用の正社員として
ムサシ鉄工に直接雇用されたはずだった。

違法派遣状態で働く労働者の直接雇用に
全国で取り組んでいる大阪の村田浩治弁護士からも、
当時、次のようなメールが届いていた。

労働局に初めて派遣法に基づく
直接雇用の申告書を持っていった事件で、
正社員になったぞ! という宣伝をしましょう。
社員になったという宣伝はして
どんどん新しい希望者を
労働組合に組織したいですね。


マルセロさんの事例はいわば、
ユニオンの力で派遣労働者が
正社員になったという非常に輝かしい先例であり、
労働組合にとって一種の希望の星でもあった。
マルセロさんに続き労働運動の力で、
非常に不安定な雇用状態に置かれている
非正規雇用労働者の雇用の安定と地位向上を
勝ち取ること、
今後次々と第2・第3のマルセロさんを
生み出していくことが、
ユニオンの目標となっていたところだった。

その、
期間の定めのない正社員となったマルセロさんが、
どうして「雇い止め」の通告を
されなければならなかったのだろうか。

■ムサシ鉄工の詐欺的な手口
話を聞いてみるとこういうことだ。

マルセロさんは2006年10月20日に、
ムサシ鉄工の松井繁裕社長から
「労働条件通知書」を受け取った。
松井社長は
「よく見てもし良かったら、
 この同じ条件で雇用契約書を作りますから」と
言ったという。
マルセロさんはこれを持って帰り、
兄であり、名古屋ふれあいユニオンの役員でもあった
平良マルコスさんに見せた。
そこにははっきりと
「Nao determinado」(期間の定めなし)と書いてあり、
マルコスさんは弁護士にこれをファックスし、
みんなで「Nao determinado」だということを確認した。
(この文章は今でも弁護士事務所に残っている)。

上に引用した「正社員になったぞ!」という
村田弁護士の喜びのメールもこのときのものだ。
マルコスさんも弁護士も、良かった良かったと喜んだので、
マルセロさんは翌日 松井社長に、
「この労働条件は、私が欲しいものです」と伝えた。
松井社長も「わかりました」と答えたという。

こうして平良マルセロさんは
派遣労働者から正社員になった、はずだったのだ。
少なくとも、
兄のマルコスさんも、ユニオンも、弁護士たちも、
マルセロさんが「雇い止め」されるまでは
ずっとそう認識していた。

ところがである。

マルセロさんがムサシ鉄工の正社員として働き初めて
10日ほど後、
松井社長が突然一枚の紙を持ってきて
マルセロさんに見せ、
「見てっ。これ書いて!」と言ったのだという。
(このときは社長だけで、通訳は同席せず)。
マルセロさんは社長に「これ書いて!」と言われたので、
よくわからないまま「住所」欄に住所を、
「名前」欄に名前を、
そして「電話番号」欄に携帯電話の電話番号を
書いてしまった。
これが何と、
雇用期間の限られた、
有期雇用の期間雇用契約書だったのである。


こんな詐欺みたいなやり方があるだろうか。
ちなみにこの「雇用契約書」には末尾に、
「本契約書は2通作成し、
 署名捺印の上それぞれ1通を保管する」と書かれてあるが、
上記のような事情であるので
マルセロさんは「捺印」は一切していないし、
「契約書」も「2通」は作成されていない。
当然のことながらマルセロさんの側は
この「契約書」を「保管」などしておらず、
会社の側が一方的に保有する状態となっていた。

ちなみにマルセロさんはその後何度も、
労働条件明示書はもらっているものの
雇用契約書は交わしていない(と思っていた)ので、
「ムサシ鉄工の『ハンコ』ついた
 雇用契約書はいつ持ってきますか」などと
松井社長に質問したというが、
そのたびに松井社長は
「ああそうですね……」とか「ああはい!」などと言って
ごまかし続けてきたのだという。

■会社側、弁護士を呼んで団交拒否・退席
この問題で名古屋ふれあいユニオンは、
2007年11月6日、
ムサシ鉄工と団体交渉を行うはずだった。
当日ユニオン側からは、
浅野文秀委員長(当時)と、
マルセロさんの兄でもある平良マルコス副委員長(当時)、
運営委員のAさんと、
当該労働者の平良マルセロさんが会場に向かった。
ところが。
ここに会社側代理人として出席した
柴田法律特許事務所の柴田肇〔注1〕という弁護士が、
平良マルコス副委員長と運営委員のAさんとが
「委任状」を持っていないので交渉を拒否すると言い出し、
他の会社側交渉員もこれに追随、
団体交渉を求めるユニオンを後目に
会場から総退席してしまったのだ。

訳のわからない話である。
運営委員長である浅野さんが、
こちらが副委員長である平良マルコスであり、
こちらが運営委員のAであると言っているのだ。
二人とも組合の名刺も持っている。
なぜその上
「委任状」なるものを提出しなければならないのか。

そう言うと柴田弁護士は、
「私は会社から委任状をもらっている」と
胸を張ったのだという。
しかし、
柴田氏が会社からの委任状を持っているのは
実に当たり前のことである。
柴田氏はムサシ鉄工の社員ではない。
社員ではない人間が会社側の交渉者として、
会社と労働組合の団体交渉に出てくる以上、
委任状が必要なのは当然だ。

それに対して平良マルコス副委員長もA運営委員も、
名古屋ふれあいユニオンの組合員であり、
役員である。
交渉の当事者である
名古屋ふれあいユニオンを代表して、
団体交渉に出席するのだ。
この団体交渉は、
企業であるムサシ鉄工と
労働組合・名古屋ふれあいユニオンとの間で、
組合員である平良マルセロさんの処遇を巡って
行なわれるもので、
マルコスさんやAさんは別に
「マルセロさんの代理人」として
交渉に出席するわけではない。

組合役員に対して
「委任状」の提出を要求するというのは、
労働組合を、
会社から事案の委任を受けた弁護士か何かと同様の、
「マルセロさんの代理人」だと
勘違いしているのではないかと思わざるをえない。

もし名古屋ふれあいユニオンの側が、
組合外部の弁護士なり何なりを
連れてきたというのであれば、
当然委任状の提示が必要だ。
しかし、
労働組合の副委員長や運営委員が
氏名や立場を明らかにして出席しようとしているのに、
「委任状」の提出を求めるというのは、
いったい何を勘違いしているのか。

結局、
名古屋ふれあいユニオンとムサシ鉄工との間では
今日に至るも団体交渉は一度も開かれたことがない。

〔注1〕本件で団体交渉を求める
名古屋ふれあいユニオンに対し、
団体交渉を拒否して
会社側交渉員総退席の音頭を取った柴田肇弁護士が、
何と豊橋市の人権擁護委員(!)を務めていることが
判明した↓。
http://www.city.toyohashi.aichi.jp/fukusi/jinken.html
世も末である。
人権擁護委員は各市町村町が法務大臣に推薦し、
法務大臣が任命する役職だ。
組合内では柴田弁護士の団交拒否の姿勢に怒り、
「弁護士会への懲戒請求」を行なった者もあるほどだ。
個人的には筆者は、
依頼人の利益のためにはときには詭弁を弄し、
理屈では勝てそうにないということであれば
重箱の隅をつつくような難癖をつけて
交渉そのものを回避するというようなことも、
弁護士を単に収入を得るためだけの
職業と割り切るならば、
あり得るかなとも思っている。
だが、
そのようなスタンスの弁護士には少なくとも、
「人権」などという言葉を語ってほしくはないものだ。



■ムサシ鉄工側の主張
マルセロさんは社員としての地位確認を求めて
2008年、
名古屋地裁豊橋支部に提訴した。

ムサシ鉄工は裁判の準備書面の中で、
労働局から指導を受けた当初の違法派遣については、
「労働者派遣に1年間という
 期間の限定が付されていることを
 知らなかったことにつき、
 過失があったことは認める」としながらも、
「過失により派遣可能期間を徒過したことから、
 違法な労務供給契約であるとか、
 公序良俗に反するなどということは、
 あまりにも短絡的な議論」であると主張している。

また、
マルセロさんに渡された
「期間の定めなし」と書かれている
労働条件通知書についても、
「愛知労働局の指導に従って、
 急遽、原告(筆者注:=マルセロさん)を
 直接雇用することを決めたため、
 どのような雇用契約を締結すればいいか困惑し、
 豊橋職業安定所において、
 その存在を知った様式を参考にして
 契約書を作成できないかと考え、
 原告に対して、
 様式の利用の可否を確認するため、
 例示として条件を記入して、交付したに過ぎず、
 労働契約の申込みをしたものではない」などと
弁解している。

■無断撮影指摘も「台風の被害調査してただけ」
名古屋ふれあいユニオンは
マルセロさんに対する騙し討ち解雇に抗議し、
前日、FAXによる事前予告の上で
10月9日午後2時30分ごろから、
愛知県豊橋市にあるムサシ鉄工本社前で
抗議・宣伝活動を行なった。
その際、
ムサシ鉄工従業員のI氏が
ユニオン側に何の断りもなく
名古屋ふれあいユニオン組合員を
カメラで撮影しはじめた。

以前ムサシ鉄工の弁護士に
「委任状を見せろ」と言い掛かりをつけられたこともある
名古屋ふれあいユニオン運営委員のAさんが、
無断撮影はやめるようI氏に要請するために
敷地の中に赴いたところ、
I氏はいきなり、
「入って来んな! 
 出て行けッ! 出て行けッ!」などと
ドスのきいた声で高圧的に
Aさんを怒鳴りつけたのである。
ムサシ鉄工の正門には、
「立ち入り禁止」などの表示は特になかった。
ムサシ鉄工に所用のある人間が
敷地におもむくのは当然で、
「入ってくるな」とはそれまで1度も言われていない。

「そっちが無断で撮影しているから
 行っただけじゃないですか」と
ユニオン側がハンドマイクで抗議したところ、
あろうことかI氏は、
「向かいの工場を取っていただけだ」などと
実に白々しい言い訳をはじめたのである。

当日 名古屋ふれあいユニオンの抗議行動の様子を
取材していたジャーナリストの安田浩一さんも
ムサシ鉄工I氏のこの物言いに興味を覚え、
I氏に取材をしたところ、
I氏はさらに、
「台風の被害調査を行なっていた
 (だから向かいの工場の写真を撮っていた)」などと
さらに荒唐無稽な回答を行なったというのである。

名古屋ふれあいユニオンは、
別段世間に恥じるようなことをしているわけではないので、
抗議・宣伝活動の様子の撮影について
一概に拒絶する考えは持っていない。
ただ、
当日の抗議・宣伝行動参加者の中には
それぞれの社内において
被公然に活動している組合員もおり、
撮影方法についての配慮はお願いすることに
しているだけだ。

「抗議・宣伝活動の様子を撮影して
 社長に見せたいのですがいいですか」と言われれば、
撮影の方法などに一定の条件を付けることはあるだろうが、
「絶対にダメだ」と主張するつもりもない。
しかし、
きちんと筋を通すこともなく
一切無断で撮影をはじめ、
それに対して要請を行なおうとしたAさんに、
ほんのちょっと敷地の中に入っただけで怒鳴りつけるとは、
一体どういう了見なのか。
そのあげくに、
「向かいの工場を取っていただけ」だの
「台風の被害調査」だのと
子供だましの見え透いた言い訳を繰り返し、
嘘に嘘を重ねる姿勢はあまりにも見苦しい。
I氏もムサシ鉄工の社員なら、
もう少し社会人として恥ずかしくない対応が取れないものか。

こうしたやり取りがあったあと、
I氏は窓も一切閉め、
ブラインドまで全部下ろして
名古屋ふれあいユニオンの訴えから
一切耳をふさいでしまった。
ユニオン側がその後も
ムサシ鉄工による騙し討ち解雇を厳しく糾弾していると、
そこに薄赤いトヨタ車が
ムサシ鉄工の敷地内に入ってきた。
そして車の中から、
眼鏡をかけた痩せた男性がビデオカメラを持って現れ、
またしてもユニオン側を撮影しはじめたのだ。

ジャーナリストの安田浩一さんが
この人物に取材したところ、
この人物は「自分はムサシ鉄工の社員ではない」と言い、
撮影については
「ただ趣味で撮っているだけだ」と言ったという。
おかしなこともあるものだ。
ムサシ鉄工は、
従業員の無断撮影に対して要請を行うために
敷地内に立ち入ったAさんに対しては
ちょっと入っただけで
あれほど高圧的に怒鳴り散らしたのである。
なぜ、
従業員でもないくせに
勝手にムサシ鉄工の敷地内に立ち入って、
そこから「趣味で撮影」などを行なっている人物に
何も言おうとしないのか。

さらにこの謎の人物は、
名古屋ふれあいユニオンが
ムサシ鉄工前での抗議・宣伝活動を終了し、
車で20分はかかる豊橋駅前に移動した際にも
ストーカーのようについてきた。
正体も分からず、
豊橋駅前で問いつめてもなお
「趣味で撮っている」と言い張るなど
全く信用するに値しないため、
抗議して引き取ってもらった。

名古屋ふれあいユニオンは10月14日、
「当労組を徹頭徹尾愚弄する
 御社のこうしたふざけきった対応に対し、
 当労組は強く抗議いたします」とする抗議文を
FAX・郵送で送付し、
10月17日までの回答を求めたが、
10月23日現在、
ムサシ鉄工からの返答は一切ない。

10月29日(木)には、
名古屋地裁豊橋支部にて1時30分から、
ムサシ鉄工・松井社長の証人尋問が予定されている。
名古屋ふれあいユニオンは、
「大衆的裁判闘争でマルセロさんを職場に戻そう」と、
市民の傍聴を呼びかけている。


【参考記事】
ホンダ下請・ムサシ鉄工の「騙し討ち解雇」糾弾!


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第11回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
# by imadegawatuusin | 2009-10-27 16:32 | Trackback
第21回コミュニティ・ユニオン全国交流集会(2日目)
――「派遣法抜本改正」特別決議採択――

北海道音更町・十勝川温泉で開かれている
「コミュニティ・ユニオン全国交流集会」は10月18日、
2日目最終日を迎えた。
参加者は午前9時から
13の分科会に分かれて分野別討議を行なう。
筆者は
「派遣・請負」分科会・
「『悪魔のスパイラル』を断ち切ろう!」に参加した。

■「派遣・請負――『悪魔のスパイラル』を断ち切ろう!」
分科会を主催するユニオンみえの広岡法浄書記長が
まず冒頭に挨拶。

「『悪魔のスパイラル』という表題は、
 昨日講演をいただいた
 弁護士の中野麻美先生のフレーズを
 使わせてもらった。
 この間の労働者派遣の規制緩和の論理は
 一貫して、
 『現状は違法状態だらけだ。
  一定の枠を認めて合法化し、
  この現状を適正化しよう』というもので、
 この理屈で規制を緩和すれば緩和するほど
 実際には違法状態の方も
 さらにひどくなってゆくということの繰り返しだ。

 三重県では次から次へと
 違法派遣・偽装請負が出てくる。
 私たちもこの現状を行政に申告して
 闘っているが、
 過去に申告した案件が
 1年も2年も棚ざらしになっていることさえある。

 三重県では今まで、
 違法派遣や偽装請負を取り締まる担当者が2人
 ――最近ようやく3人になったという状態だ。
 その3人も、
 取り締まりだけをやっているわけではない。
 派遣業者に許可を出し、
 労働者派遣事業を振興する担当官が、
 取り締まりも併せてやっている。

 派遣法で『労働者派遣』が合法化されて以来、
 行政は偽装請負や違法な労働者供給を
 『派遣法違反』として処理する傾向が強い。
 『一年以下の懲役』という罰則のある
 『労働者供給』であるとはなかなか認定しない。
 (筆者注:いわゆる『2重派遣』や
  『3重派遣』の場合は『労働者供給』と認定されるが、
 そうでない場合に
 『労働者供給』と認定されるのは極めてまれだ)。

 そんな中でユニオンみえは、
 この間2件、
 違法な『労働者供給』であるとの認定を
 労働局において勝ち取ってきた。

 1件は光精工だ。
 この会社は『出向』を偽装して
 労働者供給を受けていた。
 来週いよいよ本訴(本式の裁判)に入る。
 36人の組合員が団結して闘っている。
 もう1件はトヨタ系の光洋熱処理
 弁護団にとってもとても大変だが、
 がんばりたい」。

■「アンタ、光精工の人!? ダメダメ」
この後、
光精工の日系ブラジル人労働者で、
36人の原告団のリーダー・
オオナリ=アレサンドロさんが報告。

「光精工では外国人差別が本当にひどい。
 派遣のときもそうだったけど、
 直接雇用になってからも、
 外国人は食堂で食事をするのも高い。
 制服も高い。

 1ヵ月に200時間残業をやっても
 ボーナスもない。
 昔は社会保険もなかったが、
 入ったときに皆勤手当をなくされた。

 女性が妊娠したらすぐクビになる。
 ゲガをしてもすぐクビになる。
 外国人労働者はモノみたいに扱われている。
 こわれたら捨てられる。
 いらなくなったら捨てられる。

 だから労働組合ができたとき、
 80人もの外国人労働者が加入した。
 組合員の名前を会社側に通知した。

 会社がそのリストをどうしたのか知らないが、
 今、新しい仕事に就くために
 仕事を探しに行っても、
 『アンタ、光精工にいた人!? ダメダメ』と
 断られ続けている人がたくさんいる。
 名前を言っただけで
 電話を切られた人もいる。
 雇用保険も切れてきて生活は苦しい。
 でも、必ず勝てると信じています」

オオナリさんは意気高く語った。

■「会社どうしが派遣契約も結んでなかった」
続いて、
トヨタグループ企業・ジェイテクト
亀山工場の敷地内にある
子会社・「光洋熱処理」で働いていた
對馬純さんが報告を行なった。

「光洋熱処理はトヨタグループ・ジェイテクトの
 連結子会社。
 私たちはこれまでずっと、
 自分たちは派遣労働者だと思って働いてきた。

 昨年12月、トヨタの減産とかで、
 光洋熱処理が『休んでほしい』と
 私たちに言ってきた。
 光洋熱処理の正社員は
 普通に出勤してるのに、
 派遣社員だけが休まされる。
 なのに、休業補償もつかない。
 おかしいと思ってユニオンに相談した。

 光洋熱処理は
 『雇用関係がないので団体交渉は受けない』の
 一点張り。
 派遣会社と交渉をはじめると、
 私たちを派遣していた派遣会社の三重支店は
 労働者派遣業の許可も届出も
 取っていなかったことが判明した。
 それどころか、
 派遣会社と光洋熱処理との間の
 労働者派遣契約もきちんとつくられていなかった。

 先日、
 三重労働局が光洋熱処理に
 職業安定法第44条違反、
 違法な労働者供給の受け入れで
 是正指導を行なった。
 派遣会社に出された是正指導書も
 (黒塗り無しで)入手している。

 派遣社員はみんな光洋熱処理の工場長や
 生産課長の面接を受けて
 光洋熱処理で働いていた。
 私たちは光洋熱処理への直接雇用を求めて
 裁判を提起する。
 よろしくお願いします」

■大分キヤノンマテリアル闘争
大分ふれあいユニオンからは、
経団連企業・キヤノン系の
大分キヤノンマテリアルでの偽装請負事件について、
金子良一書記長から報告があった。

「九州では大分県が一番派遣労働者が多い。
 今年の春、
 大分キヤノンマテリアルで働く
 6名の派遣労働者から相談があった。
 5月半ばで雇い止めだという。
 派遣会社と団体交渉をしてみると、
 『実は彼らは派遣労働者じゃない』といわれた。
 『彼らは我が社の契約社員。
  一ヵ月単位で契約してる』と。
 
 去年の9月までは派遣だった。
 9月以降からは請負になったとのことだった。
 『5月15日をもって寮を出て行け』
 と言われていたので、
 何とか6ヵ月ぐらいは
 会社の負担で寮にいられるようにと交渉した。

 派遣会社は交渉に応じてくれたが、
 キヤノンにはまったく無視されており、
 恥ずかしながら、
 胸を張って『これだけやってきた』と
 いえる状況ではない。
 いま、
 派遣会社と約束した寮の退去期限も来ている。

 とにかく労働者が生活をしていくことを
 優先してやってきたが、
 やはりキヤノンの責任を今後も追及してゆきたい」

■「ピンハネなくして給料が倍に」
名古屋ふれあいユニオンからは
愛知製鋼で3重派遣の状態で働いてきた
知多分会の分会長・槻本力也さんが
報告をした。

「愛知製鋼はトヨタグループの鋼材メーカーだ。
 私は
 製造業に労働者派遣が認められる前から
 派遣労働者として働いてきた。

 愛知製鋼では2年前まで、
 非正規労働者が約650人ほど働いていた。
 社会保険も労災保険も未加入、
 税金を払っている人がいないくらいの状態だった。

 愛知製鋼で働いて7年目、
 アイチセラテックとか三築とかいう、
 間に入っているだけで給料をピンハネする会社が
 おかしなことばかりやっているので、
 名古屋ふれあいユニオンに入って
 労働局に申告した。
 労働局から是正が指導された。
 当時、
 三築関連では270人近くの労働者が
 働いていたが、
 『是正』と称して70人近くの労働者が
 職を奪われた。
 いま、
 こうした人たちの問題で裁判をやっている。

 だが、
 間に入ってお金を抜いているだけの会社が
 無くなった結果、
 私なんかは日給1万円だった給料が
 倍になった。
 社会保険にも雇用保険にも入れるようになった。
 今は税金も払っているので堂々と道を歩ける。

 自分の場合は労働局に申告したので
 きちんとなったが、
 私とは職場の違う愛知製鋼の現場では、
 いまだに社会保険にも入れない、
 手袋さえ支給されない労働者がいる。
 ケガをしても保険もなくて、
 自腹で病院にかかるしかない。
 バカらしくなって辞めていった人もいる。

 これではいけない。
 ちゃんと働けば
 まともな生活ができるようにしていきたいと
 思っている」

■「大原則は直接雇用」
会場からの自由発言では、
「派遣の中で切られる対象が
 製造業に限られなくなってきている」、
「セクハラを告発したら派遣切り」、
「請負職場で働く外国人労働者が
 母親が危篤なので
 有休を使って看病しようとしたら、
 『有給休暇は国内でしか使えないので、
  外国に行ったら一度退職扱いになる』
 と言われた」といった報告が
次々と飛び出した。

ユニオンみえの広岡法浄書記長は、
「私たちユニオンは
 個々の派遣会社とやり合ってきたが、
 これだけでは根本的な解決にはつながらない。
 三重でも名古屋でも派遣先の企業に、
 直接雇えと裁判に打って出ている。

 労働者派遣の規制が強化されたあかつきには、
 それでも企業側は様々な裏技を繰り出してくる。
 ある意味でいたちごっこだが、
 ひとつひとつの闘いを通じて
 『あるべき姿・大原則は直接雇用』ということを
 きちんと確認してゆきたい。

 私たちは
 『ピンハネやめろ! 直接雇え!』という
 スローガンを掲げて闘っている。
 個々に闘うのではなく、
 全国のコミュニティユニオンは情報を共有し、
 共に闘ってゆこう!」

広岡書記長が力強くそう呼びかけて
「派遣・請負」分科会を終了した。

最後に「コミュニティ・ユニオン全国交流集会」は
全体集会を開き、
労働者派遣法の抜本改正を求める
特別決議などを採択。
来年の大分集会での再会を誓い閉会したあと、
場外ジンギスカンになだれ込んだ。

臭みのないおいしいラム肉の他、
「トウキビ」
(北海道の人はトウモロコシのことをこう言う)や
じゃがバターなどを青空の下で食べた。

会場ではいつしか歌声の輪もでき、
私も全国の仲間たちと腕を組みながら
「インターナショナル」を高らかに歌った。
(インターネット新聞「JANJAN」
 10月23日から加筆転載)


【参考記事】
第19回コミュニティ・ユニオン全国交流集会(奈良)
コミュニティ・ユニオン全国交流集会in千葉
第21回コミュニティ・ユニオン全国交流集会


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第11回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
# by imadegawatuusin | 2009-10-23 17:34 | 労働運動 | Trackback
第21回コミュニティ・ユニオン全国交流集会(1日目)
――17日、北海道・十勝で開会――

「自分のユニオンのアピールとともに、
 みなさんをここに送り出した地元の仲間たちに
 他のユニオンのいいところをいかに持って帰れるか、
 それを追求してほしい」。
10月17日、
小野博文共同代表の挨拶で、
一人から入れる地域労働組合の協議会・
「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」
第21回全国交流集会は
31都道府県から341名が参加し、
北海道音更町・十勝川温泉で
2日間の日程で始まった。

■福島みずほ大臣も参加!
集会には、
社会民主党党首で
鳩山新政権の男女共同参画・消費者担当大臣に起用された
福島みずほさんも
北海道までわざわざ駆けつけ、連帯の挨拶。

「毎年、
 『コミュニティ・ユニオン全国交流集会』に出て、
 私はみなさんから元気をいただいてきた。
 みなさんの顔を見て、
 京品ホテル闘争の強制執行の現場で
 私も悔しい思いをしたこと、
 そして、
 昨年 年末年始の派遣村を思い出す。
 その中でみなさんが、
 地べたをはうような、
 また果敢な活動を行なっていることに心から敬意を表したい。

 衆議院選挙では大変お世話になった。
 私自身 大臣として、
 内閣府の中で仕事をしている。
 担当は、消費者行政・食品安全、
 そして少子化・男女共同参画だ。
 男女平等の総元締めとして、
 民法改正、そして男女間賃金格差の是正にも
 取り組みたい。
 働く女性のための保育所も増やし、
 子供をめぐる政策も何とか抜本的に変えてゆきたい。

 そして雇用について。
 労働者派遣法の抜本改正を
 みなさんと力をあわせて通常国会で
 何とか実現させてゆきたい。
 連立にあたっての3党合意では、
 派遣法の改正に1項目を設け、
 細かい中身をきちんと入れた。
 いま、内閣の中で、
 これに従ってやりましょうと言っている。
 民主党・国民新党との間には、
 菅さんと怒鳴りあいをしながら(笑)
 仲良く作った抜本改正案がすでにある。

 100点満点ではないかもしれないが、
 3党で議員立法として出し、
 先の衆議院解散で廃案となったものだ。
 連立合意では、
 その中身のままで3党合意がなされている。
 今度はこれを閣議決定をした法案として
 国会に出すことになる。
 10月15日からその前提となる
 労働政策審議会が始まった。
 弱点もあるが涙を呑んで出したこの中身を、
 後退させないことが大切だ。
 みなさんの現場からの声で、
 経営側からの大きな巻き返しの波を押し返してほしい。

 みなさんの現場での闘いと、
 みんなの力で作り上げてきた派遣法抜本改正案が
 通せるか通せないか、
 まさに『総資本対総労働』の状況だ。
 政治がすべてではない。
 けれど政治で重大なことが決まっていくのもまた事実だ。
 現場でのみなさんの闘いとつながりながら、
 私は国会で、そして内閣でがんばってゆきたい」

福島党首の挨拶が終わると、
会場は大きな拍手に包まれた。
(福島党首の北海道入りは、
 翌日の朝日新聞「北海道総合」版にも、
 「社民党の福島瑞穂党首が17日、
  消費者・少子化担当相として入閣後初めて道内入り」と
 報道された)。

■「このままでは人がモノ扱いに」
定期総会では、
長年「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」
事務局長を務めた
神戸ワーカーズユニオンの黒崎隆雄さんが退任。
40代後半の下町ユニオン・岡本哲文新事務局長へと
バトンタッチされ、
ユニオン運動の世代交代を印象づけた。

続いて、「全国ユニオン」会長の鴨桃代さんが
特別報告に立つ。

「全国ユニオンが
 何が何でも派遣法の抜本改正が必要だと思ったのは、
 日雇い派遣の問題がきっかけだった。
 怪我をしても救急車も呼んでもらえず、
 実質的には時給500円程度。
 行政も『派遣法制定のとき想定されなかった働き方』だと
 言っている。

 中間搾取は50パーセントにも60パーセントにも及び、
 ネットカフェ難民・マック難民と言われる人から
 毎日数百円の『データ装備費』を取っていた。
 これだけで、
 会社全体で毎日200万円もの利益となっている。

 そして、大量に、乱暴に、いきなりの派遣切り。
 多くの労働者が仕事と住まいを奪われた。
 この労働者たち、私たちが何とかしなければ……。
 そんな思いでやむにやまれず開いたのが、
 『年末派遣村』である。
 505人が登録し、280人が生活保護を申請した。

 『派遣』はそれ自体、大変リスクのある働き方なのに、
 なかなか雇用保険にも入れてもらえないなど、
 セーフティネットすら整備されていない。
 命まで脅かされている状況だ。

 『救済』だけでは多くの人が網の中からこぼれ落ちてゆく。
 私たち労働組合は、
 職場の中で『切らせない』闘いが求められている。
 そして、
 やっぱり派遣法を抜本的に改正しなければならない。
 登録型派遣はなくさなければならない。

 労働者派遣では、
 派遣会社と派遣先が『商取引の関係』にあり、
 実際に派遣労働者を切った派遣先に対する責任が
 一切問われない。
 このままでは人がモノ扱いされてしまう。

 1.登録型派遣禁止
 2.均等待遇原則
 3.直接雇用みなし規定

 私たちはこれを原則として掲げ、
 当時野党であった民主党に、
 一緒に野党案を作ろう、がんばろうと呼びかけてきた。
 法案自体は衆議院解散で廃案になったが、
 民主党が政権を担ったとき、その足場にできる、
 重大な意味のある法案を提出させることができた。

 いま、福島さんから
 『総資本対総労働』という言葉があったが、
 人材派遣協会や労務協会の総反撃が始まっている。
 彼らは私たちのマネをしたのか、
 派遣労働者を記者会見の場に呼んで、
 彼らの口から『仕事がなくなる』と言わせている。

 派遣は雇用を生み出していない。
 仕事を生み出しているのは
 実際に生産活動をしている就労先だ。
 労働者派遣がなくなっても仕事がなくなるわけではない。
 私たちは、雇用を守り、安定させるためにこそ、
 労働者派遣法の抜本改正を求めている。
 すでにこれだけ労働者の雇用を奪っておいて、
 『仕事がなくなる』とは本末転倒もいいところだ。

 派遣労働者が希望を持って働けるようにするために、
 私たちはここまで闘いを組み上げてきた。
 10月29日、日比谷公園に10万人を集めたい。
 労働者派遣法を何としてでも抜本改正しなければならない。
 そのために、10月29日、ぜひとも東京にお集まりください」

鴨桃代さんはそう訴えた。

■「最後のアジテーター」中野麻美弁護士が講演
続く記念講演は弁護士の中野麻美さんが行なった。
中野弁護士は、
「『コミュニティ・ユニオン全国交流集会』は
 第1回から毎年出席してきた。
 これだけ1人1人の問題を普遍化して、
 社会問題として提起してきた集団はなかった。
 生活者の視点から労働を見つめ、
 20年間、身の回りから人々の行動を変えてきた。
 これは大きな価値である。
 みなさんはそれを誇りに思ってほしい」
と激励し、講演をはじめた。

中野弁護士は講演の中で、
「貧困は、差別と買い叩きの中でもたらされてきた」と指摘。
「その日その日を生きていかなければならない労働者は、
 どんな不安定な労働条件であっても
 働かなければならない立場におかれている。
 いかに自分が買い叩かれても、
 『ありがとうございました』と言って、
 そうした仕事を自ら『選択』させられる。
 こういうところで仕事が、そして人間が
 バカにされるようになっていく」と言い、
派遣切りに対して
それを労働者側の「自己責任」であるとする一部論調を、
労働者の実態を踏まえない無責任な言説であると
厳しく非難した。

また中野弁護士は最近の「正社員切り」についても
次のように触れる。

「正社員の場合、
 企業はそれでもなかなか『解雇』はしてこない。
 正社員解雇にはリスクがある。
 だから企業は、
 『自発的に』労働者を辞めさせようと、
 さまざまなハラスメント行為を労働者に対して繰り出している。

 私は言いたい。
 『転職しろと言うのなら、
  転職できる力をつけてからにしろ』と。
 『労働者をいじめて、心と体をボロボロにして、
  もうどこでも働けないような人間にして
  職場から放り出すのは犯罪だ!』と」。

どこまでも労働者とともに、
熱く、情熱的に中野弁護士は語り続けた。

長く組合活動に従事してきた
コミュニティ・ユニオン運動の先輩はつぶやいた---
「いまの弁護士には、秀才・理論家は多いが、
 アジテーター(扇動家)はなかなかいない。
 労働組合にもめったにいない。
 中野さんは労働者の力を信じ、
 団結の力を信じて労働者を鼓舞する
 最後のアジテーターではないか」。

■レセプションで福島大臣は「写真責め」
夕食のレセプションでは
全国の仲間たちと交流した。
大臣になった社民党の福島党首は
あちらこちらで「記念撮影」責めにあっていた。
名古屋ふれあいユニオン知多分会槻本力也分会長は
「みんなミーハーやなぁ」とあきれていたが、
そう言いつつもちゃっかり「大臣」の名刺をもらっていた。

第21回コミュニティ・ユニオン全国交流集会は
翌日も続く。
(インターネット新聞「JANJAN」
 10月21日記事に加筆訂正)

→「第21回コミュニティ・ユニオン全国交流集会(2日目)」に続く

【参考記事】
第19回コミュニティ・ユニオン全国交流集会(奈良)
コミュニティ・ユニオン全国交流集会in千葉


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第11回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
# by imadegawatuusin | 2009-10-21 22:25 | 労働運動 | Trackback(1)
< 前のページ 次のページ >
トップ  ログイン
名古屋ふれあいユニオン運営委員長・酒井徹の日記帳。反戦平和・人権擁護・社会のあらゆる領域における民主主義の徹底を目指す。派遣ユニオン東海職員。
by imadegawatuusin
メモ帳
酒井徹:名古屋ふれあいユニオン運営委員長。
派遣ユニオン東海職員。
1983年8月22日生まれ。
現在26歳。
住所
〒465-0048
愛知県名古屋市名東区藤見が丘36番地 コーポ名東401号
電話番号
090-4901-9364
電子メール
sakaitooru1983@excite.co.jp
所属団体は、
名古屋ふれあいユニオン(コミュニティーユニオン東海ネットワーク・コミュニティーユニオン全国ネットワーク加盟)、
名古屋労災職業病研究会全国労働安全衛生センター連絡会議参加)、
TMCのベトナム人実習生6人の裁判闘争を支える会
トヨタ・デンソー過労うつ病裁判を支援する会、
フィリピントヨタ労組を支援する会
愛知県生活と健康を守る会連合会(「全生連」傘下、「愛知社保協」「中央社保協」安保破棄中央実行委員会 構成)、
名古屋勤労市民生活協同組合東海コープ事業連合「日本生協連」 傘下、日本協同組合連絡協議会・「全国消団連」「中央労福協」 構成)、
日本国民救援会 愛知県本部
ATTAC Japan
反差別国際運動日本委員会(国際人権NGOネットワーク参加)、
憲法改悪阻止愛知県各界連絡会議憲法会議傘下)、
社会民主党愛知県連合
みんなでいっしょに国会へ行く会(参議院愛知区:谷岡くにこ後援会)、
朝日新聞アスパラクラブなど。
検索
最新のコメント
私のクラスは、君とひみつ..
by なつ at 22:04
あ、そうそう、自分を売り..
by というか at 16:03
酒井さん、あんた働いてな..
by というか at 16:00
虚偽告訴から投獄されて1..
by 独り救援美術展 at 16:10
仏教のとらえかたに偏りが..
by きたくみん at 23:04
75歳の後期高齢者です。..
by 楠 省二」(クスノキ セイジ) at 15:08
2008年4月22日に山..
by 甘い汁 at 16:13
トラックバックありがとう..
by 天ぷら伯爵 at 22:09
トラックバックありがとう..
by 智 at 22:49
いつも記事を拝見していま..
by 負け組みの矜持 at 04:59
最新のトラックバック
ワーカーズコープに対する..
from ボランティアセンターのYさん..
生活保護の7000人弱が..
from 「ユニオン」と「労働ニュース..
『ボランティアセンターの..
from ボランティアセンターのYさん..
なごやボランティア・NP..
from ボランティアセンターのYさん..
解雇された組合書記長、N..
from 広島瀬戸内新聞ニュース
愛国心を育てる名言
from 愛国心を育てる名言
"文学少女"と飢え乾く幽..
from 空想書斎 -ジャンプ感想と作..
靖国神社の歴史的意義
from 罵愚と話そう「日本からの発言」
改善提案
from 留め置かまし大和魂
名探偵コナン漆黒の追跡者..
from HAPPYMANIA
XML | ATOM

skin by excite