非正規雇用労働者と住民票

東京新聞の取材を受ける。
テーマは
「非正規雇用労働者と住民票」。
衆議院総選挙を目前に控え、
にわかに注目されているらしい。

僕は、必ず自分の住んでいるところに
戸籍と住民票を移すことにしている。
もうずっとこうしてきたので、
自分では特段、
何か考えがあってやっているわけではない。

だが、
トヨタ自動車の期間工として
愛知県田原市に移り住んだとき、
ほとんどの期間従業員が
住所に住民票を移していないことに気付き、
驚いた。
市議会議員選挙などでも、
候補者はトヨタ労組に加盟する正社員に対しては
熱心にあいさつ回りを繰り広げるが、
期間従業員には目もくれない。
非正規雇用労働者が冷遇されるわけである。

もっとも、
非正規雇用労働者にも言い分はある。
住み込み形態で働く期間従業員や派遣社員は、
いつまでそこにいられるかわからない。
数ヶ月単位で住所を転々とさせられることも
珍しくはない。
しかも、
契約更新のかかる非正規雇用労働者は
そう簡単には休めない。
住民票の異動ができるのは平日だけだ。
実際僕も、
住所を変えたときの住民票の異動には
いつも苦労させられた。

また、
選挙といえば悔しかったこともある。
僕は、転居とほぼ同時に
必ず住民票を移すことにしているが、
トヨタ車体刈谷工場に派遣会社から赴任して
約3ヶ月後の刈谷市議会議員選挙に
投票ができなかったことがある。

住民票を移転して3ヶ月はそこにいないと、
選挙人名簿に名前が載らないというのだ。

それなら、
6ヶ月に1度転居を余儀なくされる
住み込み派遣労働者は
事実上、選挙権が50パーセントしかないのと
同じではないか。

今の選挙制度は、
一定期間で住居を転々とせざるを得ない
住み込み労働者の生活形態から
完全に遊離している。
せめて投票権のあるものが、
一人一人きちんと権利を行使して
この現状を打破することが必要だ。
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by imadegawatuusin | 2009-07-24 23:24 | 政治