愛知労働局、派遣法違反でカリツーに文書指導

――3年超えて派遣受入――

■労組、直接雇用を要求
愛知県安城市に本社を置く総合物流企業・
カリツー株式会社(代表取締役:田上順三)が、
愛知県碧南市の派遣会社・
さくら開発株式会社(代表取締役:神谷昌弘)から
派遣法の規定する3年を超えて
労働者の派遣を受けていたとして、
愛知労働局から2009年11月25日に
文書による是正指導(労働者派遣法40条の2第1項違反)を
受けていたことが、
愛知労働局関係者の証言で明らかになった。

当該労働者4名を組織する
愛知県の個人加盟制労働組合名古屋ふれあいユニオン
「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」加盟)は
1月12日、
派遣法上の期間制限を超えて
「派遣労働者」として働かされてきた4名の直接雇用を
カリツーに要請し、
話し合いの開催を求めた。

■派遣先、労働者の採用にも関与
当該労働者の一人で日系ブラジル人のOさんは
2004年12月6日、
トヨタ系デンソーグループの自動車部品メーカー・
シミズ工業株式会社の刈谷市内の工場内にある、
カリツーの請負現場にて就労を開始。
以来2009年6月末の派遣切りまで
カリツー社員の指揮命令の下で働いてきた。
就業開始にあたってOさんは、
12月6日の前日か前々日、
シミズ工業内にてさくら開発の部長とカリツー社員、
そしてシミズ工業社員の面接を受け、
就業を開始したという。
採用に派遣先や請負先までが
関与していたというのである。

Oさんはリフトマンとして、
現場に空箱を持っていって、
完成品を置き場まで出しに行く仕事に
従事していた。
仕事のやり方はカリツーの社員に
1週間ほど教わり、
カリツーの職長から3年以上指揮命令を受けていた。

■派遣会社は就労開始3日後に初登場!?
同じく日系ブラジル人労働者・Sさんに至っては、
採用段階ではさくら開発の担当者は
一切関与せず、
シミズ工業内にてカリツーの社員が
就業開始の1週間ほど前に面接を行なって
就業させている。
清水さんはカリツー社員について
現場を一回りした後、
「6月からがいいですか」と言われ、
入社が決定した。
そして、
Sさんが初めて
派遣会社であるさくら開発の担当者を見たのは、
実際にカリツーを通じてシミズ工業内で働きはじめた
3日ほど後だったというのである。

■4名「仕事ない。直接雇用を」
当該労働者4人は
個人個人そのあり方は異なるものの、
全員がこのような「事前面接」をカリツーから受けて
仕事に就いた。
こうした事前面接は
労働者派遣法や派遣先指針・派遣元指針などで
明確に禁止されている。
カリツーが労働者を選り好みしたいというのであれば、
カリツーの責任で、
カリツー自身が労働者を
採用しなければならないのである。
その意味でも
当該労働者4名とカリツーとの間には
当初から明文化されていない労働契約が
存在したと言える。

愛知労働局はカリツーに対する是正指導にあたって、
4名が直接雇用を希望していることを伝えたというが、
現在のところ、
カリツーから4名に対して直接雇用の申し出はない。


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by imadegawatuusin | 2010-01-14 23:21 | 労働運動