性別変更後も区別はおかしい

女性から男性に性別を変更して結婚した夫が、
第三者の精子で妻との間にもうけた子を、
法務省が夫との子と認めない見解を示していることが
明らかになった(朝日新聞1月10日)。

法務省は、
「遺伝的な父子関係がない」と説明しているという。
しかし法務省はこれまで、
「妻が婚姻中に懐胎した子は、
 夫の子と推定する」との民法722条をもとに、
「遺伝的な父子関係がない」ことが明らかな場合も
「夫の子」として扱ってきた。
前夫と離婚する前に別の男性との間で妊娠し
子供が生まれた場合さえ、
法務省は
「前夫との子」としてしか受け付けないとの態度で臨み、
これを拒否した女性の子が無戸籍児となって
社会問題化しているほどなのだ。
また人工授精の場合には、
夫以外の精子で生まれた子供も
夫の同意があれば
嫡出子(夫の子)として扱われているという。
なぜ性別を変更して男性になった人の場合だけ
違う扱いをしているのか。

ようやく法律的にも男性と認められて結婚し、
子供も生まれて新しい人生のスタートを切ろうとした矢先に、
まるで「二流男性」扱いのような差別を受けた夫の無念は
いかばかりか。
男性と認めておきながら
通常の男性とは依然区別するやり方は
直ちに改めるべきだ。(3月14日掲載)


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by imadegawatuusin | 2010-01-11 17:56 | 差別問題