国会で菅直人の所信表明演説を聴いてきた

菅直人総理の所信表明演説を
聴いてきた。
6月11日、
たまたまユニオンみえの仲間とともに、
「最低賃金1000円署名」の
提出のために
東京に行っていたのであるが、
ちょうど当日、
国会で菅総理の
所信表明演説があると聞き、
社民党福島みずほさんに頼んで
傍聴させてもらったのである。

福島さんは参議院議員なので、
僕たちが見たのは
参議院での所信表明演説だ。
聞けば菅総理は
1時から衆議院で所信表明演説をし、
2時からは参議院で
同様の演説をするのだという。

所信表明演説をナマで聞けるなど
めったにない機会だ。
そう思って聞いたのであるが、
残念なことに、
僕の印象に最も残っていることは、
菅総理の演説の「内容」ではない。
あまりのヤジのうるささである。

国会中継のテレビなどを見ていても、
「ヤジがひどいなぁ」と思うことは
しばしばあった。
だが、
現実はテレビをはるかに越える。

国会中継は、
演説をしている人の前に置いてある
マイクを音源にして放送している。
だから、
(マイクから見て)
横や後ろから入ってくるヤジは
あまり集音されていない。
ところが現実の議場は、
もうヤジで騒然としているのである。
いや、
「騒然としている」ように見えたのは
僕が政治の素人だからで、
どうやら国会では
「これが普通」らしいのだ。
自民党の議員はもう、
菅総理が話している40分間、
ずっとヤジを飛ばし続けている。
人の話を聞いているのかどうか、
はなはだ怪しい。
丸川珠代議員や義家弘介議員など
ずっとがなりっぱなしで
品格がかけらも感じられない。
それぞれ、
アナウンサーや教師として
人に話を聞かせる商売をしてきた人だと
思うのだが、
自分が話をしているときに
こんな態度をとられたら
どうなんだろう、と
思ってしまった。

もっとも、
自民党が特段悪質だということでは
ないのだろう。
自民党が与党のときには
民主党や昔の社会党も
こんな風に
ヤジりまくっていたんだろうし、
後で別の民主党の新人議員に
聞いたところでは、
小沢氏が幹事長のころは
「ヤジられたらヤジり返せ」
というような
体育会系の指導が
一部で行なわれていたらしく、
民主党が圧倒的な多数を占めた
衆議院では、
野党となった自民党の方が
ヤジり倒されていたらしい。
(その議員によれば、
 「だから、
  今日の本会議は静かだった」
 とのこと)。
しかし、
こうして人の話をきちんと聞かずに
ワーワー喚き立てるのが
「鋭い批判」だと思っているのであれば、
とんでもない勘違いだと
僕は思う。
与野党を越えて
こうしたヤジが当たり前の議会風景を
何とか変えてゆけないものか。


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by imadegawatuusin | 2010-06-12 20:10 | 政治