「マル秘外交公電」内容の確度は?

内部告発サイト・「ウィキリークス」により、
極秘とされてきたアメリカの外交公電が公開され、
波紋を広げている。
こうした資料によって
「隠されてきた真実」が解明されることを
望む声は多い。

しかし、
「隠されてきた真実」を期待するあまり、
「アメリカの極秘資料に書いてあったことだから
 正しい」という
逆立ちした論理を前提に
これらの資料を読み解く傾向が
一部に見られはしないだろうか。

「極秘」扱いされた資料は
相手方の目にさらされることを想定しては
書かれていない。
だからこそ、
余計な遠慮や配慮抜きで
事実が書かれているということもあるだろう。
だが一方では、
事実に反する勘違い・思い違いのたぐいや
確度の低い情報が書かれてあった場合でも、
相手方からも第三者からも
一切検証されることがなく、
執筆者も
それを前提に書いているという側面もある。
つまり、
もし公にすれば相手方からの反論に
耐え得ないような「情報」が
堂々と記載されている可能性もある。

記述者自身が当事者である
米国と他国の密約に関する極秘資料などが
仮にあれば、
その情報価値は極めて高いと評価できる。
だがそれ以外の、
人づてに聞いた「また聞き情報」などに関していえば、
こうした「極秘情報」はむしろ公開された情報より
確度が低いと見るべきではないか。
情報の冷静な吟味が必要だ。

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by imadegawatuusin | 2010-12-17 09:32 | 国際