保守勢力主導の内紛に社民党はきっぱりNOを!

――道理のない「内閣不信任決議」を見過ごすな――

■民主党内の進歩勢力と足並みをそろえよう
自民・公明・たちあがれ日本の3党が提出した
菅内閣への不信任案をめぐり、
政局の混乱が続いている。
不信任案には反対すると見られていた社民党が
ここに来て、
「国民を置き去りにして
 政争をやっている場合ではないが、
 かといって菅政権にも問題がある」などとして
採決を棄権する方向だという。

菅首相は、
不信任案が可決されれば
衆議院を解散する意向だという(朝日新聞6月2日)。
一刻の政治猶予も許されない震災下の状況で、
国会解散にもつながりかねない
内閣不信任を行なうというのであれば、
よほどの理由が必要であろう。
しかしこれまでの経過を見る限り、
自民党や たちあがれ日本といった保守勢力主導の、
民主党内の内紛につけ込んでの
党利党略であるようにしか見えない。

社民党には、
このような保守勢力の側からの不信任決議には
きっぱりと反対してもらいたい。
「菅政権にも問題がある」ことなどは、
県外・国外移転の公約をかなぐり捨てて
米軍普天間基地の辺野古移設を容認したときから
分かり切っていることである。
しかし、
いま菅内閣を引きずりおろして
後がまに座ろうとしている自民党の谷垣氏などが、
こうした問題について菅内閣と違う姿勢を取るとは
到底思えない。
むしろ、
「連合」など労働者勢力の支援を受けている
市民運動出身の菅首相より、
さらに対米追従・大企業優先の路線に
舞い戻るであろうことは目に見えている。

「棄権」ならば政治責任を負わないと考えているならば
大間違いである。
民主党内部でも、
この不信任案に呼応する動きを見せているのは
小沢氏周辺の保守勢力であり、
旧社会党グループや旧民社党グループなどの
労働者勢力は
不信任案反対で足並みをそろえている。
そのような中で、
内閣不信任後の見通しも描けないまま
保守勢力主導による不信任決議を黙って見過ごすならば、
結果的に政治を大きく後退させることになるだろう。
民主党が分解し、
政界再編があった場合も、
社民党が不信任案可決を見過ごしたとなれば、
民主党内の革新・進歩勢力と手を結ぶことが
難しくなる。

以上の理由で私は、
一人の社民党員として、
保守勢力主導の道理のない内閣不信任案には
きっぱりと反対することを
社民党・共産党などの革新勢力や
民主党内の良識ある議員に呼び掛けたい。
(JanJan Blog 6月2日から加筆転載)


【参考記事】
「菅よりまし」な選択肢はないが

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by imadegawatuusin | 2011-06-02 10:57 | 政治