『社会民主党宣言』を読む(第3章-10)

――食と生命の安全を担う農林水産業――

言うまでもなく農林水産業は、
全ての産業の基本である。
『社会民主党宣言』では、
「食糧生産や生産手段・
 生活資源の供給源としてだけではなく、
 社会の経済活動の基本に位置し、
 地域の自然や文化を育んできました」とあり、
また、
「国土の保全や雇用を生み出す力を秘めている
 農林水産業」とも評価されている。

農業で、
あるいは林業・水産業では
食べていけないという状況自体をまず、
改めてゆく必要がある。

こうした農林水産業に従事する人々に対する
直接所得保障制度は
「農林水産業の担い手確保」のためだけでなく、
上記のような「多面的な機能の対価」として
位置づけられなければならないと
『社会民主党宣言』は言う。
逆に言えば、
「機能の対価」である以上、
各農家一律「一戸いくら」のバラマキ的個別補償は
認められるべきではない。
「地域の自然や文化」の育成にどの程度貢献したか、
どの程度「国土の保全」の役に立ち、
どの程度の「雇用を生み出」したか、
客観的な指標を設け、
その貢献度に応じた真に公正な「所得保障」が
行なわれるべきではないだろうか。


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【参考記事】
新しい社会主義像を求めて
小牧治『マルクス』について
レーニン「マルクス主義の三つの源泉と三つの構成部分」を読む

『唯物論哲学入門』(森信成)を読む

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by imadegawatuusin | 2011-06-16 12:35 | 政治