仏道の本旨に反する百日大荒行(だいあらぎょう)

日蓮宗にちれんしゅう 法華経寺ほけきょうじで 行なわれている百日大荒行ひゃくにちだいあらぎょう
修行者の 死が 相次いでいることが 問題になっている。
昨年度は 30代の 僧侶が
修行中に 体調不良で 病院に 運ばれ、
その日のうちに 亡くなった。
2000年以降で 死者は 3人目であるという。

そもそも、
仏教を 開いた 能仁(シャカ)は、
当時 インドにおいて 行なわれていた 苦行によっては
悟りを 開くことは 出来ないと 断じたはずだ。
そして、
荒行でも 怠惰でもない 中道に
救いの 道を 見出したのである。

それに 対して 日蓮宗の 百日大荒行は どうか。
百日大荒行は
毎年 11月1日から 翌年の 2月10日まで 行なわれる。
その間、
冬の さなかも 1日 7回の 水行が 課され、
食事は かゆと 汁物の 一日 2回。
睡眠は 一日 3時間ほどであるという。
まさしく、
釈迦が 禁じた 苦行 そのものと いうべきではないか。

しかも、
この 百日大荒行を 達成すると
加持祈祷が 出来る 「修法師しゅほっし」という
日蓮宗 公認の 資格が 得られるというのだ。
この資格の 取得が 百日大荒行の 目的と 化していると
危惧する 声も 上がっているという(朝日新聞5月14日)。

呪術能力の 開発のために 修行をすることは
明らかに 仏教の 本旨に 反している。
仏教の 最も 古い 経典で、
歴史的人物としての 能仁(シャカ)の 言葉に
近いとされている 詩句を 集めた
『スッタニパータ』(『経集』)の 第927詩には、
能仁(シャカ)自らの 言葉として、
「わが徒は、
 ……呪法と夢占いと相の占いと星占いとを
 行なってはならない」と
はっきりと 記されているのである(『ブッダのことば』中村元[はじめ]訳、岩波文庫、201ページ)。


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by imadegawatuusin | 2013-07-22 09:50 | 仏教