婚外子差別違憲:見過ごせぬ婚内子側声明

遺産相続の際、
結婚していない男女間に生まれた婚外子の相続分を、
結婚していた男女間に生まれた婚内子の
半分とする民法の規定について、
最高裁は9月4日に、
「法の下の平等を定めた憲法に違反する」との判断を
示した。
判決は、
「父母が婚姻関係になかったという、
 子にとっては自ら選択、修正する余地のないことを
 理由として
 その子に不利益を及ぼすことは許されず、
 子を個人として尊重し、
 権利を保障すべきだ」述べ、
大法廷で全員一致の判断となった。

さて、
今回の判決で敗訴した婚内子側が
見過ごすことのできない声明を出し、
新聞などで報道されている。
声明は、
「私たちは幸せな家庭を壊され、
 家から追い出されました。
 それでも母は(婚外子の相続を半分とする)規定を
 心の支えに精神的苦痛に耐えてきました」とし、
「最高裁の判断」に「絶望しました」というのである
(朝日新聞9月5日)。

この婚内子の母が
最終的に「父」と離婚したのかどうかはわからない。
しかしもし離婚はしなかったのであれば、
配偶者である婚内子の母は
遺産の半分を自らのものにできるのに対し、
婚外子を生み育てた側の母は、
配偶者でないので
今回の判決をもってしても
1円も相続することはできない。
そしてもし離婚していたのだとすれば、
そうした「精神的苦痛」は
その際の慰謝料によってあがなわれるべきものであって、
互いの子供同士を差別することによって
精神の安定を図ろうというのは
はなはだ不健全な話である。

父母の間で起きた「精神的苦痛」は
父母の世代で解決すべきものであり、
子供たちの世代に持ち込むべきではない。


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by imadegawatuusin | 2013-09-08 13:53 | 差別問題