「入れ墨お断り」規定見直せ

ニュージーランドの先住民族・マオリの女性が、
口元の「タトゥー」を理由に
北海道の温泉施設で入浴を断られた件について
9月20日の朝日新聞の投書欄に投稿があった
(「おもてなしの心は大丈夫か」)。
投稿者は女性のタトゥーを、
「暴力団員を連想させる『刺青』ではない。
 伝統文化の『タトゥー』だ」という。

確かに
マオリ民族のタトゥーが
暴力団員を連想させるものでないことは明らかだ。
だが、
温泉施設などによくある注意書きには大抵、
「入れ墨をされた方の入浴はお断りします」などと
書いてあるだけで、
暴力団員を連想させるかどうかは
判断基準になっていない。
手元の英和辞書を引くと、
"tatoo"は「入れ墨」と訳されている。
主観を入れず、
規定を純粋に解釈する限り、
これでは
やはり「入浴お断り」とならざるをえないのではないか。

投稿者は、
「マニュアル通りの画一的な応対は……
 『おもてなし』の対極にある」という。
だが、
規定がある以上、
現場の従業員はそれに従って応対せざるをえない。
問題は応対にではなく
規定そのものにあると考えるべきだ。

最近では
若者がファッションでタトゥーを入れることもある。
多文化共生社会の進展で、
「入れ墨=暴力団」という図式そのものを
改める時がきたのではないか。
入れ墨をもって
施設利用を一律に拒絶するような規定は
見直す必要があるだろう。

【参考記事】
入れ墨お断り規定自体の是非を


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by imadegawatuusin | 2013-09-20 16:25 | 暮らし家庭