除夜の鐘:「108」は煩悩の数じゃない!?

――実は単なる縁起かつぎ――

■理屈もへったくれもない「10回プラス」
2011年12月31日の『毎日新聞』朝刊に、
「除夜の鐘はなぜ108回なの?」という記事が
載っていた。

「除夜の鐘」の「原形は
中国で宋代(960~1279年)に始まったとされ、
日本には鎌倉時代、
禅宗とともに伝わりました。
……室町時代になってから、
大みそかに108回鳴らすようになったと
いわれています」とのことである。

ではなぜ108回なのか。
世の中ではよく、
それが仏教でいう煩悩の数だからなどと
まことしやかに言われている。

確かに、
もともとの起源は
インドの仏教書・『倶舎論』にあるらしい。
ただし、
「実は、倶舎論にある煩悩の数は98なんです。
 しかし、
 いつからか10回プラスされて
 108という縁起のいい数字に数えられています」と
いうのである。

だとすれば、
「108」という数は
仏教とも煩悩の数とも縁もゆかりもない、
ただの縁起かつぎだということになる。
縁起かつぎで「10回プラス」とは、
理屈もへったくれもないむちゃくちゃな話だ。

「教理よりも縁起かつぎ」。
これが、
除夜の鐘108回の真相であるようだ。


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by imadegawatuusin | 2013-12-31 17:37 | 仏教