『聖書の教え』(ものみの塔)を批判する(その1)

■聖書は1日3~5章で1年で読める
この本の正式な題名は、
『聖書は実際に何を教えていますか』という。
発行しているのは ものみの塔聖書冊子協会、
いわゆる「エホバの証人」だ。
この本は、
そのエホバの証人の教義の入門書とでも言うべき本である。

僕が『聖書の教え』を読んで、
最も興味を覚えた部分は、
7ページのコラム・「聖書の理解を深めてください」である。
そこにはこう書かれている。

聖書を毎日読む計画を立てて,
すぐに始めてみてはいかがでしょうか。
1日に3章から5章を読んでゆけば,
聖書全体を1年で読み通すことができます。


今まで僕は、
一見して辞書のようにさえ見える聖書の分厚さに、
ただただ圧倒されるばかりだった。

さくらももこ の人気エッセイ漫画『ちびまる子ちゃん』の中で、
主人公のまる子が聖書について、

(ぶ厚くて)一生かかっても
読みきれない(63話「『まる子 教会へ通う』の巻」、単行本9巻118ページ)


と言っていたことがあったが、
僕も、
(聖書を専門に研究する学者や
 説教をメシのタネにしているお坊さんならともかく)
この本を隅から隅まで読むことなど、
一般人にはできないだろうと思い込んでいた。

しかし本書・『聖書の教え』は、
それが誤った考えであることを教えてくれた。
1日に3章から5章読む計画を立てて読んでゆけば、
聖書は1年で読了できると僕に気付かせてくれたのだ。
(実際に自分で計算して、
 これが本当であることを確かめたときにはかなりビックリしてしまった)。

膨大な時間と労力を費やさなければ
一生をかけても読みきれない書物など、
時間の有り余る一部の特権階級に独占された占有物となりかねず、
真にすべての人々に対する真理にはなりえない。

その点で、
1日3章から5章読んでゆくことで
1年で読み通すことができる『聖書』という本は、
その長さから考えても、
人間が人生を見つめてその指針を見出す書物として、
極めて適切な、
絶妙の分量の本であると僕は感心させられた。

キリスト教が世界中に広まったのも、
「とにかくこれ!」という聖典がはっきりしていて
その量も手ごろで、
誰でもそれを読みさえすれば
教義論争にも参加できるという、
その辺の「近づきやすさ」があったのではないかと思うのだ。

■求め続ければ与えられ、探し続ければ見出せる
また、本書9ページに引用されているイエスの次の言葉にも
僕は大きな励ましを与えられた。

求めつづけなさい。
そうすれば与えられます。
探しつづけなさい。
そうすれば見いだせます。
たたきつづけなさい。
そうすれば開かれます。(マタイ7章7節)


求めつづけ、探しつづけ、叩きつづければ、
きっと与えられ、見いだせ、開かれる。
僕もそう、信じたい。

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by imadegawatuusin | 2006-07-02 18:06 | キリスト教