遠藤農相の共済組合、補助金不正受給

――3年前に指摘も、いまだ返還されず――

■安倍改造内閣閣僚、早くも金銭スキャンダル発覚
遠藤農林水産大臣(自民党山崎派)が組合長を務める
「置賜農業共済組合」が、
自然災害による農作物被害を補償する農業共済について、
申込書を偽造するなどして組合員数を多く見せかけ、
国から115万円の補助金を騙し取っていたことが、
9月1日、
朝日新聞の報道で明らかになった。
悪質なのは、
会計検査院が3年前の2004年に
すでにこの件を指摘していたにもかかわらず、
遠藤農相の組合は、
いまだにこの金を返還していないという点である(朝日新聞9月1日)。
これは、単なる「手続きミス」「記載ミス」では済まされない。

安倍内閣の農林水産大臣は、
自らの資金管理団体が、
賃料が発生せず、水道代・冷暖房費が無料の
議員会館に事務所を置きながら、
なぜか毎年数千万円の事務所費を計上したり、
数百万円の光熱水費を計上したりしていた
松岡利勝氏が自殺、
後任の赤城徳彦氏も
事務所経費の二重計上が明るみに出て更迭されている。
安倍首相はこうした農水大臣たちの後任として、
当の農水省の補助金を不正に受け取っていた人物を
任命していたことになる。

農林水産省の補助金を不正に受け取り、
指摘を受けても3年間にわたって返還しなかったような人物は、
明らかに農林水産大臣の職にふさわしくない。
遠藤農林水産大臣はただちにことの事実関係を明らかにした上で、
農林水産大臣の職を辞するべきである。

遠藤農水相は、
自らが代表を務める自民党の支部が、
農水省所管の行政法人から助成金を交付されている団体から
2005年9月の選挙期間中に
献金を受けていたことが発覚したばかりである〔注1〕。
3代続けて金銭スキャンダルにまみれた農水大臣を任命した
安倍総理の責任は限りなく重い。
今後国民から、
なお一層 厳しい批判にさらされることは必至である。
〔注1〕政治資金規正法は、
国の補助金の交付決定を受けた法人が
1年以内に献金することを禁じている。
遠藤農林水産大臣は、
8月30日に不適切だったことを認め、
献金を返還していたばかりだった(朝日新聞8月31日)。

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by imadegawatuusin | 2007-09-02 01:57 | 政治