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フィリピン労組支援者:名古屋モーターショーで宣伝

――フィリピントヨタ労組に連帯して――

■233名解雇から7年、いまだ解決せず
11月24日、
名古屋モーターショー会場前で、
「フィリピントヨタ労組を支援する愛知の会」
宣伝行動を行なった。
行動には、
全国日雇労働組合協議会笹島日雇労働組合から
大西豊委員長をはじめとする多くの仲間が駆けつけたほか、
トヨタ少数派労組・全トヨタユニオン全労連系)の若月忠夫委員長や
元愛知県議会議員の小林おさむさん(豊田市選出・革新無所属)、
安城市市会議員の和田米吉さん(革新無所属)、
社会民主党愛知県連の平山良平副代表など総勢20名が参加し、
2時間で約1700人の来場者がビラを受け取った。

フィリピンでは2000年3月に、
フィリピントヨタ労働組合(TMPCWA)
社内の組合承認選挙で過半数の支持を獲得し、
団体交渉権が確立した。

しかし、フィリピントヨタ社は労組との団体交渉を拒否。
そのため2001年2月、
この問題について討議する政府主催の公聴会に、
フィリピントヨタ労組は組合員317名を、
会社に休暇の申し出を行なった上で参加させた。
すると会社側は、
当日の「一斉欠勤」を理由に
フィリピントヨタ労組組合員227名を解雇、
70名を停職処分とした。
(その後、解雇者は計233名に)。
以来、
7年にも及ぶ労働争議がいまだに解決を見ていない。
(なお、
 「欠勤」のそもそもの原因である会社側の団体交渉拒否については、
 2001年3月16日にフィリピン労働雇用省長官が
 フィリピントヨタ労組の団体交渉権を承認。
 フィリピン最高裁判所も2003年9月24日、
 これを認める決定を出している)。

この7年間、
国連国際労働機関(ILO)はこの解雇を批判し、
フィリピン政府に現職復帰などを図るよう
4度にわたる勧告を出し、
日本のトヨタ労働者の正社員組合・全トヨタ労連
国際的上部団体にあたる国際金属労連(IMF)
フィリピントヨタ労組の支援に乗り出すなど、
フィリピントヨタ労組問題は国際的な注目を集めている。

こうした事態にフィリピン現地では、
「トヨタは、
 クルマづくりも組合つぶしも世界一」なる不名誉なプラカードが
掲げられるに至っているのである。

全世界労働者の国際連帯の力によって、
フィリピントヨタ労組233名の解雇撤回を勝ち取ろう!
トヨタ本社は、7年に及ぶ争議解決に主導的役割を果たせ!
世界は、解雇された労働者たちを見捨てない!
勝利するまで、「敵よりも一日長く」闘おう!


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市民団体フィリピントヨタ労組を支援する会
住所:〒237-0063 神奈川県横須賀市追浜東町3-63-901
TEL / FAX: 046-866-4930
電子メール:protest-toyota@list.jca.apc.org
ホームページ:http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
年会費
 個人: 一口 5000円
 団体: 原則として二口 10000円
(会費は、フィリピンに送金され、
 現地の裁判闘争費用、保釈金、
 組合事務所の経費、組合の行動費等に使われます)。
郵便振替口座: 00290-7-60036
加入者名: 「フィリピントヨタ労組を支援する会」

by imadegawatuusin | 2007-11-24 09:41 | 労働運動
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