「ほっ」と。キャンペーン

――共に闘い20年――

■おみやげはユニオン運動への確信
名古屋ふれあいユニオンの機関紙編集長・Aさんは、
「美味しいものにも出会えますように」との書き込みを
インターネットの掲示板に残して
「第20回コミュニティ・ユニオン全国交流集会in千葉」へと
旅立った。
ところが!
受け入れ団体である千葉県・なのはなユニオンの
鴨桃代委員長(全国ユニオン会長)は、
あろうことか開会の挨拶の冒頭から、
「ごらんになっておわかりの通り、
 千葉県・幕張にはすてきな景色もなければ
 おいしい名産もない」とキッパリ。
去年の奈良集会の際は、
受け入れ団体も来賓も、
ひたすら奈良の観光名所や名産を
賛美・羅列する挨拶に終始したのと
好対照の幕開けだ。
名物・名産ではなく、
「みんなで
 ディーセントワーク(まともな働き方)を実現する!
 という決意と
 ユニオン運動への確信を
 全国各地におみやげとして持ち帰っていただきたい」と
決意を表明されて交流集会は開会した。

■労組を一番必要とする人の拠り所に
日本最大の労働組合全国中央組織・連合
「非正規労働センター」総合局長・龍井葉二さんも、
「20年前、
 当時の労組全国中央組織・総評から
 第1回のコミュニティユニオン全国交流集会に
 参加して、
 そのあふれる熱気に感動した。
 そして今、
 連合『非正規労働センター』総合局長の立場で、
 記念すべき第20回の集会に
 参加できて感慨深い」と挨拶。
「みなさんの20年、
 いや、それ以前からの活動は、
 それまでの正社員中心・企業別の労働運動に対する
 オルタナティブを提起し、
 新しい闘いのスタイルをつくった。
 働く者に『労働組合の価値』を再認識させ、
 今や、労働組合を一番必要としている人たちの
 拠り所となりつつある。
 みなさんが20年間培ってきたものに
 大きな自信を持ってほしい」とエールを送り、
「連合は今、
 『全ての労働者のための社会運動』へと
 自己改革ができるかどうかの分かれ道に立っている。
 私は、
 それは連合が、
 みなさん方の運動にいかに学ぶことができるかどうかに
 かかっていると思っている」と
挨拶を締めくくった。

■2009年問題通達、皆さんの闘い あったから
つづいて社会民主党福島みずほ党首も挨拶。
「小泉さんが首相のころは、
 非正規雇用労働者の問題を国会で質問したら、
 『がんばって正社員になれっ!』というヤジが
 飛んできた。
 しかし、
 みなさんが現場から提起してきた、
 非正規・使い捨ての雇用・雇用劣化が、
 今や社会全体の問題になりつつある」とした上で、
「私も、
 現場で歯を食いしばり、
 あるいは果敢に闘っているみなさんに励まされて
 国会で活動してきた。
 行政交渉も何十回もやってきた。
 それが今、
 少しずつ、じりじりと改善を生んでいる。
 先日、厚生労働省
 2009年問題の通達を出した。
 みなさんの闘いがあったからだ。
 1人の決起と働く仲間の運動が、
 みんなの働き方を変えていく。
 現場での闘いが政治を変えている」と述べた。
この「2009年問題通達」は、
我が名古屋ふれあいユニオンの
日系ブラジル人組合員・平田実男さんが勝ち取った
「ラポール・サービス事件」名古屋高裁判決をもとに
出された通達だ。
平田さんの決起と、
平良マルコス副委員長を中心とする
名古屋ふれあいユニオンラポール・サービス分会、
そして全国のユニオンの運動が、
政治を変えたと福島党首は言ったのだ。

福島党首は最後に、
「いよいよ政治決戦だ。
 政治の転換がなければ
 社会は変わらない。
 人は使い捨て、高齢者はうば捨て、
 地方は切り捨て、国民は投げ捨て……、
 こんな社会をもうちょっとましな社会にしていきたい。
 社民党も崖っぷちだが、
 おかしいことは変えようという、
 『攻めの選挙』を展開する。
 与野党逆転を実現させ、
 自民党政治を終わらせる。
 働く者の側に立って労働法制を変える立場の人を
 各地で応援してほしい。
 そして、
 来年の十勝集会では、
 『みなさんのおかげで
  派遣法、変わりましたよ!』と、
 胸を張って挨拶したい」と決意を述べた。

■最大の規制は団結力
基調講演は日本労働弁護団会長の
宮里邦雄弁護士。
宮里弁護士は、
「個人請負」や「委託」などの形で、
「今や労働者の『非正規化』どころか、
 『非雇用化』まで進んでいる」と指摘。
労基法の適用もなく、
最低賃金法の適用もなく、
労働組合からも遠ざけられる労働者が
作り出されている実態を報告し、
「私たちは
 ややもすると『法規制・法規制』と
 言う傾向がある。
 だが、
 たとえ法規制を実現しても、
 それが経営者が喜んで受け入れた規制でない以上、
 そこに労働者側の『法を守れ』という運動がなければ、
 現場では必ず違法・脱法が横行する。
 法を支え、法を守らせるのは、
 労働者自身の権利意識であり、
 労働運動。
 資本に対する最大の規制は
 労働者の団結に他ならない」と言い切った。

そして最後に、
「なぜ働く者は労働組合をつくるのか。
 一人ではできないことをやるためだ。
 自立した労働者の連帯組織としての役割が、
 今、労働組合に
 求められている」と講演を締めくくった。

■若者分科会「生存のハブをつくろう」
その後、各参加者は分科会に分散。
筆者はフリーター全般労働組合主催の
「若者」分科会・「生存のハブをつくろう」に
参加した。

いわゆる独立系メーデーの企画や、
「住み込み派遣」における問題の顕在化などを受けての
「住宅供給事業」構想などについて
話し合った。

独立系メーデーの活性化については、
既存のメーデー企画との連携の強化や
労働組合中央組織の活用などを
筆者は主張した。

住宅問題については、
筆者は派遣会社に会社寮を追い出され
ホームレス一時保護所に収容されたという経験
をもとに、
派遣会社をクビになれば
「職」と「住まい」という生活の二大基盤を
同時に失うことになる
「住み込み派遣」の問題点を指摘。
総選挙後の国会で期待される
派遣法の抜本改正においては、
特に「住み込み派遣」に特化した労働者保護規定を
設けること、
具体的には
「住み込み派遣」においては「雇い止め」の場合であっても、
それまでの雇用期間に関わりなく
1ヶ月前には雇用終了の意思表示を会社に義務づけること
(「明日でもう雇い止め」と
 一日前にいきなり言われて寮を追い出されたら
 たまらない!)。
それゆえ必然的に「住み込み派遣」の場合の雇用契約は
2ヶ月以上とすること
(それ以下の場合、
 そもそも「1ヶ月前に雇い止めを通知する」こと自体が
 難しい)。
寮費が近隣の同等程度のアパートの相場の
7割以上あるような場合は、
会社寮は借家の場合と同じく、
契約打ち切りの意思表示がなされても家賃さえ払えば
6ヶ月は住み続けられるようにすることなどを
提案した。

また、
自力でアパートを借りることが難しい外国人労働者に対し、
寮を用意した派遣会社などがその弱みにつけ込んで
法外な家賃を徴収したり、
「寮を追い出す」と脅して
正当な労働運動の切り崩しを
行なったりしている実態も報告した。

■「乾杯」時にはもう食事なし
夜のレセプションは立食形式のパーティーだった。
鴨桃代委員長が
「幕張においしい名産はない」と言っただけあり、
すし・からあげ・フルーツ・ビール……といった、
特に地域色のないごくありきたりの献立だ。
が、
意地汚い貧乏人が多いせいか、
それとも主催者・来賓の挨拶が長かったせいか、
参加者はパーティー開始前の挨拶中から
すでに食事に食らいつき始めてしまい、
派遣労働ネットワーク代表の中野麻美弁護士が
「乾杯」の音頭を取って
いよいよパーティーが始まったときには、
すでに机の上に用意された料理は
あらかたなくなってしまっていた。
おいおい……。

各ユニオンの壇上挨拶も一巡し、
レセプションは解散。
その後名古屋ふれあいユニオン有志は、
東北・東京・神奈川・広島・兵庫などの仲間たちと
会場前の公園の芝生の中に円陣を組んで、
星など1つも見えない幕張の夜空の下で
施設の門限ギリギリまで語り合ったのであった。

「コミュニティ・ユニオン全国交流集会in千葉(2日目)」に続く


【参考記事】
第19回コミュニティ・ユニオン全国交流集会(奈良)
第21回コミュニティ・ユニオン全国交流集会
「コミュニティユニオン全国交流集会 霧島」に365人
コミュニティ・ユニオン全国交流集会in阿蘇に320人


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
愛知県に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第10回定期大会では、
連合産別・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山711号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
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by imadegawatuusin | 2008-09-29 22:47 | 労働運動

ベトナム人は家賃10倍!?

――またもトヨタの足下で――

■「新手の最賃逃れ」との指摘も
愛知県稲沢市の
トヨタ自動車二次下請メーカー・ツカモト(代表取締役:塚本寿男)が、
地域最低賃金である時給714円で働くベトナム人「実習生」から
日本人の約10倍の「家賃」を取り立てていた問題で、
名古屋ふれあいユニオン組合員の
ツァン=バン=チュウさんが9月26日、
名古屋地裁に提訴した。

チュウさんらは2005年、
外国人「研修生」として来日。
ベトナムで結ばされた契約書には、
フルタイムで働いて毎月の給料が来日1年目は6万5千円、
2年目は7万円、
3年目は8万円、
さらに残業をした場合は、
3年間の全期間にわたって1時間あたり400円と、
明らかに最低賃金を下回る犯罪的な規定がなされていた。
(本来外国人「研修生」は、
 2年目以降は「技能実習生」に昇格し、
 日本の労働法規が適用される)。
しかしこの間 愛知県では、
トヨタ下請け・TMC
ベトナム人「実習生」6人が
最低賃金以下で働かされた労働実態を告発、
名古屋地裁に提訴した。
外国人「研修生」・「実習生」問題は社会問題化し、
来日2年目以降の「実習生」には
法に従い最低賃金を支払う流れが出来つつある。

ツカモトでも、
ベトナムで結ばされた違法な契約は
日本においては無効であるので、
当然にも2年目以降、地域最低賃金が支払われた。
ところがかわって、
当初のベトナムでの契約書では
「受け入れ企業から、
 日本人にとって最も必要な生活用品が
 整備されている住まいを無料で提供される」
とされていたにも関わらず、
「家賃」が徴収されだした。
しかも、
田んぼの真ん中にある築34年で2Kのアパートに、
一部屋に4人ものベトナム人を押し込めておきながら、
一人毎月4万2652円を徴収する(一部屋約17万円!)という
法外なものだ。
さらに、
その残った給料の中から、
「ケイ・インターナショナルの山田浩二」なるブローカーが
毎月やって来て、
毎月3万4千円をベトナム人「実習生」たちから
巻き上げていくのである。
(3万4千円のうち、
 3万円は強制貯金だが、
 残る4千円については「管理費」、
 あるいは「ベトナムの税金」などと、
 会社側の説明は二転三転している)。

同社で働くベトナム人「実習生」らの話によると、
同じアパートには日系フィリピン人派遣労働者
住んでいる。
彼らは『一部屋』毎月4万2652円だという。
ツカモトは、
最賃で働くベトナム人「実習生」から、
日系フィリピン人労働者の4倍の家賃を取り立てていた。
私たちはこの事実を知って、
非常に憤慨したものだ。

しかし、
驚くのはまだ早かった。
同じアパートには日本人正社員の夫婦も入居していた。
彼らは、
一部屋毎月1万7千円だったのである。
最低賃金で働くベトナム人「実習生」からは
一部屋約17万円を毎月徴収しているのであるから、
ベトナム人からは
日本人の実に約10倍の「家賃」を取っていたことになる。

外国人「研修生・実習生」制度の指導・監督機関である
「国際研修協力機構」(JITCO)のガイドラインでは、
「賃金からの不正な控除の禁止」として、
「食費や宿舎費等を賃金から控除する場合には、
 ……控除する額が実費を超えてはならないこと。
 ……宿舎費については
 ……複数の技能実習生に貸与している場合の宿舎費の額は、
 人数分で割った額を越えないこと。
 ……宿舎費の額は、
 近隣の同等程度のアパート等の相場を
 越えてはならないこと」と
明確に規定されている。

ブローカーが毎月巻き上げていった3万4千円についても、
強制貯金分の3万円は返金されたが、
4千円分については当初「管理費」と主張していたのに、
その後「ベトナムの税金」と説明を変えて返さない。
チュウさんたちの第一次受入れ機関である
「加茂技術クリエイト協同組合」(代表理事:佐伯康一郎)は、
4千円について、
「ベトナム送り出し機関と研修生との約束で
 ベトナムにおける税を研修生が送り出し機関に
 支払うというもの」などと回答しているが、
ベトナムで結んだ契約書のどこを読んでも
そのような記述は一切なく、
ベトナムの送り出し機関に支払ったとする領収書すら
見せようとしない。

そもそもチュウさんたちは、
低賃金労働者ゆえ少額ではあるが、
日本で立派に所得税を支払っているのである。
どうしてさらに
ベトナムにまで税金を払わなければならないのか。

一見、
法に則り最低賃金
(もっとも、自動車産別最賃ではなく地域最賃に過ぎないが)を
支払っているかのような顔をしながら、
その実は日本人の10倍の「家賃」や
意味不明な「管理費」・「税金」を徴収し、
結局カネを巻き上げる……。
これではつまるところ、
やはり最低賃金を支払っていないのと同じである。

ツカモトは、
名古屋ふれあいユニオンとの
1度目の団体交渉の場において
特定の団体交渉メンバーについて難癖を付け、
2度目の団体交渉にいたっては
事前に何の連絡もなくドタキャンした。
団体交渉予定会場に着いてから、
会社の人間が誰もいないので
あっけにとられたものである。

トヨタ系ツカモトは、
ベトナム人「技能実習生」にカネを返せ! 
最賃逃れは許さないぞ!


【参考記事】
ベトナム人「実習生」の労働相談を受ける
ツカモト「実習生」事件、名古屋地裁で和解成立


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
愛知県に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第10回定期大会では、
連合産別・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山711号室
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by imadegawatuusin | 2008-09-26 19:04 | 労働運動

――ユニオンは「民間団体」だから団交に応じない!?――

■給料遅配に抗議する組合員を解雇
愛知県の個人加盟制労働組合名古屋ふれあいユニオン
8月1日、
名古屋市中区の建築設計事務所・
マニュテク(徳永範明社長)に対し、
従業員のKさんがふれあいユニオン組合員であることを通知し、
Kさんに対する解雇通知に関する団体交渉の開催を求めた。

Kさんは職安を通じて5月にマニュテクに就職したが、
第一回目の給料の支払いから
遅配が続いていたという。
職安で求人をしておきながら、
当初1ヶ月分の給料の支払いも
まともにできないというのだからふざけている。
給料遅配にKさんが抗議していたところ、
マニュテクはKさんに8月8日をもっての解雇を
予告してきたのである。

名古屋ふれあいユニオンは、
Kさんの「解雇予告日」であった8月8日の午後6時までに
文書で回答をもらえるようマニュテクに要請したが、
マニュテクの徳永範明社長はユニオンに電話で、
「ユニオンは事情を知らない」・
「委員長の酒井徹を出せ」などと主張するのみで、
今もって団交開催を受諾する回答がない
(酒井は失業保険で職業訓練校に通っており、
 昼間は組合事務所にはいない。
 夜に団体交渉を設定していただければ
 喜んでお会いする用意はあるのだが)。

名古屋ふれあいユニオンは文書回答を求めて8月20日、
改めて配達記録で団体交渉の申し入れをしたが、
申入書は29日に郵便局から返送されてきた。
仕方がないので9月9日にFAXで団体交渉の申し入れをしたが、
やはり回答がない。

Kさんからの訴えによると、
マニュテクの徳永範明代表取締役社長は、
「なぜユニオンのような民間団体と
 交渉しなければならないのか」などと言って
団体交渉の開催に拒絶の意思を示すばかりか、
社内において
「ユニオンのような、
 暇で頭のおかしい連中は
 中小企業の営業の邪魔」などと公言して
労組を嫌悪していたという。

実に当たり前のことではあるが、
全ての労働組合は「民間団体」に他ならない。
労働者が、
労働者自身の手によって設立・運営してゆくのが
真の労働組合であり、
お上の手によって運営される
「公立の労働組合」などというものは
我が国には一つも存在しない。
組合員が1万人を越えるトヨタ労組も、
UIゼンセン同盟なども
全て「民間団体」であり、
労組が「民間団体」であることを理由に
使用者が団体交渉から逃亡するなどということは
全く認められていないのである。

私たちは
労働組合法で定められた正式な労使協議の場である
団体交渉において、
今回のKさんの解雇について、
マニュテク側の主張にも充分に耳を傾け、
問題の円満な解決を図りたいと望んでいる。

ところがKさんの訴えによると、
マニュテクの徳永範明代表取締役社長はKさんに対し、
「これまであんたがやってきた仕事をまとめた資料を
 今からパソコンで作れ、
 そして私が
 『この図面は使い物にならなかった。』というコメントを入れる。
 そしてあんたが最後にサインしろ。
 そしてそれをユニオンに持って行け。
 そして(団交申し入れを)取り下げさせろ」などと
圧力を加えているというのである。

使用者としてKさんに対してなしてきた行為に
やましいところがないのであれば、
正々堂々と法に従って団体交渉のテーブルに着き、
自らの見解をその場において明らかにした上で
ユニオンの要求をはねつければよいまでの話である。
労働組合も
労働者の要求を繰り返すだけが役割ではない。
団体交渉においては経営側の主張にも
充分に耳を傾ける用意があるし、
安定した労使関係の構築のためには
妥協点も探るだろう。
場合によっては組合員をしかるべく指導することも
あり得るのである。
それを、
不当にも当該組合員に圧力をかけて
労組の団体交渉の申し入れそのものを
取り下げさせることを計り、
ユニオンとの交渉を拒絶するとは、
一体いかなる了見なのか。

我が国の労働組合法は第6条にて、
「労働組合の代表者又は労働組合の委任を受けたものは、
 労働組合又は組合員のために
 使用者又はその団体と
 労働協約の締結その他の事項に関して
 交渉する権限を有する」とはっきりと定めている。
さらに労働組合法は第7条にて、
「使用者が
 雇用する労働者の代表者と団体交渉をすることを
 正当な理由がなくて拒」むことを明確に禁じており、
使用者側の団体交渉拒絶に対しては、
労働組合側に
労働委員会への不当労働行為救済申立などの権利を
保障している(労働組合法第27条)。

名古屋ふれあいユニオンはこれまでにも、
トヨタグループの鋼材メーカー・愛知製鋼による団体交渉拒絶に対し、
愛知県労働委員会への不当労働行為救済申立を行い、
現在係争中である。
トヨタグループの総合商社・豊田通商の子会社である
豊田スチールセンターによる団体交渉拒否に対しても、
地域共闘による抗議行動を展開し、
団交応諾の回答を勝ち取ったばかりである。
名古屋ふれあいユニオンは、
組合員に関する労使間の紛争を、
労使の話し合いによって解決することを本分としており、
それだけに、
団体交渉開催の拒絶に対しては、
不当労働行為の最たるものとして
特に厳しい姿勢で臨んでいる。

名古屋ふれあいユニオンは9月24日、
愛知県労働委員会に団体交渉の促進などを求め、
あっせんを申請した。
マニュテクは労働組合との団体交渉に応じよ!
団交拒絶は許さないぞ!


【参考記事】
マニュテク:労組との団体交渉に応じる意向
マニュテクと団体交渉を開催


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
愛知県に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第10回定期大会では、
連合産別・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山711号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
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by imadegawatuusin | 2008-09-25 23:36 | 労働運動

――庶民各層の連帯で、なくせ貧困、許すな格差!――

■全国キャラバン愛知入りを受けて
23日、
名古屋市中区矢場町の若宮広場で開かれた
「反貧困愛知フェスタ」に参加した。
広がる貧困への対策強化を訴える
「反貧困全国キャラバン」のキャラバンカーが
愛知県入りしたことを受けてのイベントだ。
キャラバンカーは今年7月から10月までの予定で
全国を巡り、
10月19日(日)には東京・明治公園(千駄ヶ谷駅徒歩7分)で
午後1時から総まとめ大集会を行なうとのこと。

壇上からは貧困対策強化を訴える
「東海生活保護利用支援ネットワーク」
(代表は当労組もTSS裁判でお世話になっている
 森弘典弁護士)や、
野宿者への襲撃問題について訴える
「笹島診療所」などが発言。
奨学金の充実などを求める
高校生グループのダンスなども披露され、
盛り上がりを見せた。

■ここでも「格差」が……?
会場では労働相談などのブースだけでなく、
多くの人たちがフリーマーケットや屋台を出店。
我が名古屋ふれあいユニオン組合員も
様々なサークル名で店を出していたが、
「甘味屋かりん党」(あまみやかりんとう)名義で
かりんとうを販売していた組合員は
思うように売り上げが伸びず赤字。
(結構おいしかったけど、
 いかんせん店名のセンスが……)。
一方、
スリランカ人の友人たちと
「日本・スリランカおもしろ交流協会」を結成し、
スリランカカレーの販売を行なった組合員の企画は
大当たりでバカ売れだった。
(こんな所でも「格差」が……)。

■ヒンキー・ねこなまず先頭にデモ
イベント終了後には
約120人がデモ行進(中日新聞9月24日)。
全国反貧困運動のシンボル・「ヒンキー」や
名古屋反貧困運動のシンボル・「ねこなまず」を先頭に、
栄周辺を練り歩いた。

デモの中では、
生活保護申請希望者に、
そもそも申請さえさせずに審査を怠る
いわゆる「水際作戦」を念頭に、
「申請書を渡せ!」・「申請書を窓口におけ!」などの
シュプレヒコール、
「ビンボー人は悪くないぞ!」・「税金は金持ちから取れ!」
などのユニークなシュプレヒコールも響き渡り、
沿道の注目を集めていた。
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by imadegawatuusin | 2008-09-24 19:48 | 経済

――デンソー系「アンデン」でのケースを中心に――

9月20日、
現代労働負担研究会が名古屋市金山の愛知労働会館で
「トヨタの働き方研究・交流集会」を開催し、
名古屋ふれあいユニオン平良マルコス副委員長が
「トヨタ下請けで働く日系ブラジル人の実態」
と題する発表を行なった。

その要旨は以下の通りである。


《平良マルコス副委員長の報告》
■労働組合の力で解雇撤回・職場復帰!
名古屋ふれあいユニオン副委員長の
平良マルコスです。
今日はトヨタグループ企業・デンソー
グループ会社である「アンデン」で働く
日系ブラジル人の労働者のことを中心に
お話ししたいと思います。

アンデンの中には今、
350人ぐらいのブラジル人が、
「トゥエンティファースト」などの業務請負会社を通じて
働いています。
きっかけはここで、
一人の日系ブラジル人女性が
解雇されたことでした。
彼女は名古屋ふれあいユニオンに入って、
解雇撤回を強く要求しました。
すると解雇は撤回され、
職場復帰することができたのです。

彼女は職場に戻り、
職場のみんなに名古屋ふれあいユニオンのことを
話しました。
それがきっかけで、
どんどん口コミで噂が広まり、
一人、また一人と労働組合に入ってきました。
彼らは、
労働組合にそのようなことができるとは
思っていませんでした。
だから、
解雇撤回・職場復帰と聞いて
本当に驚いたのです。
ブラジル人は日本の法律を知りませんから、
日本人とかブラジル人の管理者から、
「明日から来なくていい」と言われてしまったら、
すぐにあきらめてしまうのが
今まで普通だったんです。

その半年後、
また解雇事件がありましたが、
またユニオンに入って解雇撤回が実現しました。
そこからまた広がって……。
現状では、
そろそろアンデンの中だけで
組合員が60人ほどになりそうな勢いです。

■組合結成で有休が取れるように
以前は、
有給休暇を使うなんてことは
とてもできなかったことでした。
でも、労働組合ができて、
それができるようになりました。

有給休暇の申請の仕方についても
会社と交渉しているところです。
会社は
「有給休暇は月に1回だけ」とか、
「月・金は使ったらダメ」などと主張しています。
月曜日と金曜日は忙しいうえに、
欠勤者が多いからだというのです。
そういった人たちのせいで、
まじめに働いている労働者のほうが
有給が使えないというのはおかしいです。
自由に有給休暇が取れるように、
会社にプレッシャーをかけていきたいと思っています。

■「健康は別にいいです」ではダメ!
一方で、
そこで働くブラジル人の考え方にも
問題が多いのは事実です。
日本に来ても一般に、
ブラジル人は「ブラジル人の考え方」で
働いているのです。
私は、
労働者にとって何よりも大切なのは
健康だと思います。
ところが多くのブラジル人は、
「健康は別にいいです」と言うのです。
日本でたくさんお金を稼いで、
国にお金をたくさん持って帰ることだけを考えます。
体のことは考えません。
「あとで倒れたらどうするのですか」と聞くのですが、
そのことは考えないのです。
頭にあるのは「まずお金」。
でも、
お金のことばかりを考えて
健康のことを考えないのは間違いです。
体調管理も大事なことだと思います。
私は労働組合活動の中で、
ブラジル人の労働者たちに
「正しい働き方」を教えていきたいと思っています。

■職場にコミュニケーションを!
ブラジル人の働く職場で、一番問題なのは
コミュニケーションが不十分だということです。

上司や日本人は
通訳を使って労働者に話をします。
けれど、
この通訳が本当にちゃんと通訳をしているのか、
日本人の側も、ブラジル人の側も、
確認することができません。
会社に雇われている通訳の中には、
会社が言うことを労働者に伝えることだけが
自分の仕事だと思っている人がいます。
こういう通訳は、
労働者が困っていることを
会社に伝えようとはしないのです。
遅刻や欠勤があったときも、
労働者本人はきちんと会社に伝えたつもりなのに、
会社からは「無断欠勤」だと言われることがあります。
通訳を通さなければ会社と話ができないことで、
会社にうまく話が通らなかったりします。

こうしてコミュニケーションが不十分であるとき、
困るのはいつも労働者のほうです。
なぜなら会社は強い立場で、
労働者は弱い立場だからです。
うまくコミュニケーションをとることは
労働者にとってとても大切なことです。

製造業で働くブラジル人は、
危険な作業に従事することも多いです。
ブラジル人は通訳がいなければ、
日本人から日本語で指示されることもあります。
本当は、
日本人の言っていることがわからなければ、
「わかりません。もう一回説明してください」と
言わなければいけません。
でもブラジル人は、
そんなことを言って、
「こいつはできない労働者だ」と日本人に思われて、
クビになることを恐れています。
会社には、
「私はできる労働者です」というところを
いつも見せなければなりません。
だから、
あまり言っていることがわからなくても、
「ハイ、わかりました!」と言ってしまいます。
でも、
実はわかってないのです。
不十分なコミュニケーションのまま作業をして、
手を失ったり指を失ったりするのです。
わたしは、
指示の内容がわからないときは
「わかりません。もう一回説明してください」と、
キチンと言える職場、
コミュニケーションが十分に取れる職場を
作っていきたいと思っています。
それだけで、
ケガをしたり労災になったりする労働者は
とても少なくなると思うのです。


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
愛知県に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第10回定期大会では、
連合産別・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山711号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
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by imadegawatuusin | 2008-09-22 19:21 | 労働運動

――「たとえ私を殺せても、労働者の団結はつぶせない!」――

■支援集会でエド委員長が演説
トヨタ自動車の現地法人・フィリピントヨタ社における
労働組合つぶしと233名解雇との撤回を求め、
日本の支援団体である
フィリピントヨタ労組を支援する会は15日、
愛知県豊田市にあるトヨタ自動車本社前で
抗議集会と本社申し入れ行動を行なった。

集会・申し入れ行動にはフィリピンから、
「政治的暗殺」の危機にさらされながら果敢に闘う
エド=クベロ委員長らが参加。
フィリピンではフィリピントヨタ労組組合事務所の近くに、
「政治的暗殺」で名をはせる
悪名高い第202歩兵旅団の分遣隊が駐留し、
エド委員長の周辺で不穏な監視の目が強まっていること、
関連企業のフィリピン矢崎総業では
すでに労働組合委員長が殺害されている実態などが
報告された。

エド委員長は演説の最後に、
「あなた達(=トヨタ経営陣)は
 私の命を奪うことができるかもしれない。
 けれど、
 フィリピントヨタ労働者の団結を破壊したり、
 よりよい労働条件を求める労働者の願いをうち砕くことは
 絶対にできない」と、
トヨタ自動車本社に向かって鋭く言明。
フィリピントヨタ社が労働組合との団体交渉に応じない限り、
最後の最後まで闘い続ける決意を
改めて明らかにした。

■交渉団入場、本社前での抗議続く
集会はその後、
エド委員長を中心に、
日本からは上部団体の全造船機械
支援する会、
トヨタの労働組合などからなる
本社要請・交渉団を選出。
交渉団を本社へと送り出した。

途中、ガードマンが一時入門を阻み、
正門前で要請書を受け取ろうという姿勢を見せたが、
「交渉団を中に入れろ!」
「嫌がらせをするな!」の大シュプレヒコールの前に、
ついにその入門を認めた。

交渉団が本社へと入っていく中、
正門前ではさらに抗議集会は続行。
筆者も、愛知県の地域労働組合の代表として、
トヨタ下請で働く、
アジアからやって来た外国人「研修生・実習生」
悲惨な労働実態を報告。
莫大な「保証金」を人質とされ、
職業選択の自由もなく、
朝から晩までドレイのように働かされて
最低賃金すら得られない。
「経営者に逆らえば強制帰国、
 保証金没収」という圧力のもとで、
あらゆる理不尽がまかり通る現状を語った。

これほどまでの理不尽を、
どうしてアジアから来た彼ら・彼女らは堪え忍ぶのか。
それは、
母国での労働条件はさらに過酷であるからだ。
まず何よりも賃金が低い。
なぜか。
ベトナムでも、中国でも、
フィリピンでも、
労働者自身の手によってまともな労働組合が
つくれないからだ。
たとえつくったとしても弾圧され、
つぶされ、
場合によっては命まで狙われるという実態が
あるからだ。

ここ日本、愛知における非道な外国人労働の実態と、
アジアにおける労働運動への弾圧は
表裏一体の関係にある。
日本においてモグラ叩き的に労働条件の改善を訴えても、
彼らの母国でひどい状況がまかり通っているならば、
たとえ「非道な労働条件」でも日本で働こうとする外国人労働者は
絶えることなく後から後から流入する。

だからこそ僕たちは、
日本企業がアジアで、
とりわけトヨタがフィリピンで行なっている
非道な労働組合つぶしを断じて許すことはできない。
アジアにおける労働組合つぶしを、
自分たち自身の問題として取り組んでゆかなければならない。
筆者はそのように訴えた。

続いてトヨタの子会社・日野自動車に、
製造業派遣最大手・日研総業から派遣されていた
ガテン系連帯の池田一慶さんもアピール。
エド委員長の演説内容に触れた後、
「雨の日も、風の日も、
 暑い日も、寒い日も、
 厳しいラインの中でトヨタの車を作り続けてきた労働者に、
 『自分は会社に暗殺されるかもしれない』なんて言わせる会社は
 サイテーだ!
 酒井さんが紹介した『外国人研修生』と比べれば
 私は3倍か4倍の賃金をもらっていたが、
 それでも年収が200万円になるかならないか。
 バカ高い家賃を引かれて、
 契約期間も終わってないのに
 『もう明日から来なくていい』と
 派遣先の一方的な都合でクビを切られる派遣労働者が
 続出している」と熱く語った。

■「席に、座った。報告できる事はそれだけ」
ここで、エド委員長ら要請・交渉団が
トヨタ自動車本社ビルから出てきた。
集会は拍手でエド委員長を迎え、
要請・交渉の報告を求めた。
だが、
エド委員長が語ったのは
次のような言葉であった。
「ありがとう。
 でも、残念ながら、
 私が みなさんに報告できることはほとんどない。
 総務部の、総務課の、グループの、ヘッドという人が出てきて、
 私はその人と少しの時間 席に座った。
 私が報告できることは、
 ただ、これだけだ」。
事実上、門前払いに等しい対応である。

「彼は人形遣いの人形のようなもので、
 自分の意志で何かを話すということを全くしなかった。
 私が少し話をしただけで、
 席を立って出ていってしまった。
 私たちはトヨタの最高首脳と話をするために
 フィリピンから来たというのに」。

集会は参加者全員で、
トヨタ本社に向けてシュプレヒコールを、
そして日本・フィリピン労働者のさらなる連帯を願って
団結ガンバローを唱和して
行動を終えた。
トヨタはフィリピントヨタ労組と団体交渉を行なえ!
フィリピントヨタ労組233人の首切りを撤回しろ!


【関連記事】
「オールトヨタは一つ」
フィリピントヨタ労組連帯行動
フィリピン労組支援者:名古屋モーターショーで宣伝
NFU:今年もフィリピントヨタ労組キャンペーンに参加
フィリピントヨタ労組を支援する愛知の会第5回総会
フィリピントヨタ労組エド=クベロ委員長と交流
フィリピントヨタ労組、今年も来日
フィリピントヨタ労組連帯行動に参加!


市民団体フィリピントヨタ労組を支援する会
住所:〒237-0063 神奈川県横須賀市追浜東町3-63-901
TEL / FAX: 046-866-4930
電子メール:protest-toyota@list.jca.apc.org
ホームページ:http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
年会費
 個人: 一口 5000円
 団体: 原則として二口 10000円
(会費は、フィリピンに送金され、
 現地の裁判闘争費用、保釈金、
 組合事務所の経費、組合の行動費等に使われます)。
郵便振替口座: 00290-7-60036
加入者名: 「フィリピントヨタ労組を支援する会」

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by imadegawatuusin | 2008-09-15 14:38 | 労働運動

――14日、ミッドランドスクエア前で大抗議集会――

■コミュニティユニオン全国ネットも支援を明言
団体交渉拒絶、組合員233名のクビ切りと闘う
フィリピントヨタ労組のエド=クベロ委員長が来日され、
13日、
名古屋駅ミッドランドスクエア前で
大抗議集会が開かれました。
フィリピントヨタ労組はフィリピンの労組でありながら、
日本の「全造船機械」連合加盟)という産別組織を
上部団体とするユニークな労働組合です。
(ちなみに、
 我が名古屋ふれあいユニオン浅野事務局長
 全造船機械出身)。

酒井は所用のため参加できませんでしたが、
当労組からは森副委員長が
「名古屋ふれあいユニオン」の旗を掲げて
参加されました。
(ありがとうございました)。

酒井は交流会に送れて参加。
その後喫茶店でエド委員長らと交流しました。

フィリピンでは、
会社の従業員の過半数が参加する労働組合にならないと
会社と団体交渉をすることができません。
会社に一人でも組合員がいれば
ただちに団体交渉ができる日本とは大違いです。
そんな中でフィリピントヨタ労組は2000年3月、
ついに社内の過半数を集めきったのですが……、
フィリピントヨタ社はエド委員長ら
組合員233人をクビにして
労組を排除したのです。

名古屋ふれあいユニオンは今年も、
フィリピントヨタ問題に関する要請書を
トヨタ自動車に送りました↓。
http://imadegawa.exblog.jp/8116281/

フィリピントヨタ労組問題は
コミュニティユニオン全国ネット総会の
「2008年度活動報告」や
「2009年活動方針(案)」でも、
はっきりと取り組みが呼びかけられている
全国重点課題です〔注1〕。

明日の豊田市・トヨタ自動車本社前行動には
私も参加させていただきます。


〔注1〕コミュニティユニオン全国ネットワーク(総会)の
「2008年度活動報告」には
「国際交流・連帯の取り組み」として、
資本のグローバルスタンダードに対抗する
労働者の国際連帯を追求しました。
神奈川ユニオン協議会が、
フィリピントヨタによる
整理解雇・組合つぶしに対する闘いとの連帯闘争を
取り組んでいます。

との記述があり、
また「2009年活動方針(案)」にも、
「国際交流・連帯を進めます。」として、
フィリピントヨタの闘いなど
諸外国での日本企業の不当な攻撃と闘う
労働組合を支援します。

と、
フィリピントヨタの名を具体的に挙げて
支援を明記している。


【参考記事】
「オールトヨタは一つ」
フィリピントヨタ労組連帯行動
フィリピン労組支援者:名古屋モーターショーで宣伝
NFU:今年もフィリピントヨタ労組キャンペーンに参加
フィリピントヨタ労組を支援する愛知の会第5回総会
フィリピントヨタ労組連帯、トヨタ本社前行動
フィリピントヨタ労組、今年も来日
フィリピントヨタ労組連帯行動に参加!

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by imadegawatuusin | 2008-09-14 17:24 | 労働運動

――デタラメ極まる詭弁・怪弁――

■「人材派遣業」社は派遣の許可を持ってない!?
アイシン精機ジェイテクトなどトヨタグループ企業
下請け会社・コーリツ(愛知県刈谷市、角岡昭典社長)の意向で
日系ブラジル人派遣社員
雇用期間途中に解雇された事件の裁判で、
角文グループの被告派遣会社・
トータルサービスシステムズ(代表取締役:鈴木民也)が6月25日、
名古屋地裁に答弁書を提出した。
この内容があまりにも支離滅裂なため、
紹介したい。

まずトータルサービスシステムズ(TSS)は、
原告・デ=モラエス=フランクリン=アキヒトさんが
当初入社した、
同じ角文グループの株式会社ベルテックについて、
人材派遣業を営んでいることを否定した。
フランクリンさんは訴状の中で、
ベルテックを
「自動車部品の製造及びその請負業務、
 人材派遣業等を目的とする株式会社」
などと紹介したのであるが、
TSS側はこれに対し、
次のように反論してきたのである。

原告の主張する会社の目的が
定款に記載されていることは認めるが、
実質的にはこのような活動はしていない。
主として業務請負と、
ブラジルなどにおいて、
訪日して働きたいと考えている外国人の
コーディネートをする業務をしている。
(被告準備書面)


準備書面では
「派遣業の許可を有する被告会社(筆者注:=TSS)」に対し、
ベルテックは「派遣許可のないベルテック」とも記述されている。

しかし、角文グループが開設するホームページには、
「株式会社ベルテック」の事業内容として
「人材派遣業」のみが記載され(2008年9月10日現在)↓、
http://www.kakubun.co.jp/kigyou/06kigyou.html
TSSのいう「業務請負」や
「外国人のコーディネートをする業務」の記載は
一切ない。
また、同じ準備書面の中でTSSは自ら、
フランクリンさんのベルテック入社の際に
派遣先においてコーリツ人事担当者同席のもとで
事前面接・テストが行なわれた際のことについて、
「原告が、
 派遣先のコーリツにおいて、
 技術・日本語についての簡単なテストを受けたことは
 事実である。
 ……なお、かかるテストは、
 コーリツに派遣される全ての従業員に対して
 実施されるものであり、
 原告のみを対象とするものではない」と述べ、
ベルテックがコーリツにおいて
「業務請負」を行なっていたのではなく、
「派遣」を行なっていたことを自白してしまっているのである。

■派遣先の違法な事前面接を公然と自白
また上記の派遣先における事前面接に関していえば、
派遣先が面接してスタッフを選定をしたり、
試験を実施したり、
仕事をさせた上で受け入れを決定するといった
いわゆる「事前面接」は労働者派遣法や
「派遣先指針」・「派遣元指針」で明確に禁じられている。

ところがTSSはあろうことか、
「かかるテストは、
 コーリツに派遣される
 全ての従業員に対して実施されるものであり、
 原告のみを対象とするものではない」として、
自ら公然と、
派遣元であるベルテックと派遣先であるコーリツが
一体となって違法行為を行なっていたことを
認めている〔注1〕。
〔注1〕一応念のためにいっておく。
もしTSSが主張するように
本当にベルテックが
「業務請負」を行なっていたというのであれば、
そもそも「元請け」が「下請企業」の労働者を
一々特定すること自体があり得ないのであって、
TSSの主張は、
ベルテックが行なっていたことが
まさに労働者派遣に他ならないこと、
ベルテックが行っていた労働者派遣が
労働者派遣法に違反することを
事実上認めたのと同じである。


またTSSは、
この違法な事前面接において
派遣先・コーリツの人事部門係長が
フランクリンさんに対して
「明日までは待ってくれ、
 仕事の場所を連絡する。
 長く勤めてほしい」と発言したことについて、
「コーリツ人事部門の係長の発言は、
 ベルテックと原告の雇用関係に影響するものではない」と
述べている(被告準備書面)。
しかし、
派遣(あるいは「業務請負」)であれば
本来被告会社の専権事項であるはずの面接に
被告会社は意図的にコーリツの人事担当者を同席させ、
まさに協同してこの違法な事前面接を執り行なったのであるから、
ここにおけるコーリツ人事部門係長の発言の責任を
免れることはできない。

■「正当な理由」と「やむを得ない事由」は全然違う!
TSSは
「いずれにせよ、
 解雇には正当な理由があるので、
 『やむを得ない事由』があったことになり、
 解雇は有効である」などと主張している(被告準備書面)。

しかし、
「解雇には正当な理由があるので
 やむを得ない事由があったことにな」るという彼らの理屈は、
期間の定めのある場合の中途解雇と
一般的な解雇とを全く同一に理解するものであり、
誤っている。
一般的にも
「客観的に合理的な理由を欠き、
 社会通念上相当と認められない」場合には
解雇をすることができないのであるが
(労働基準法18条の2、労働契約法16条)、
期間の定めのある場合はそれに加えて
「やむを得ない事由」がある場合でなければ
契約期間が満了するまでの間に
解雇をすることができない
(民法628条、労働契約法17条1項)とされているのであり、
期間の定めのある場合に中途解雇するのは
一般的な解雇より一層厳しい制約が課せられているのである。

「やむを得ない事由」は一般的な解雇に必要な
「客観的に合理的な理由」や
「社会通念上の相当性」に『加えて』、
雇用期間の定めのある労働者を中途解雇する際に
特に必要とされる要件なのだ。
「正当な理由があるので
 やむを得ない事由があった」などとは
到底言い得ないのであるが、
TSSはその根本的な理解さえ誤っている。

さらに、
解雇理由の正当性の論議を脇に措くとしても、
本件のような普通解雇においては、
30日前の解雇予告もしくは
手当の支払いが必要である(労働基準法20条第1項)。
それなのに、
TSSは法律上の規定を潜脱し、
事実上の即日解雇に対して
30日分の解雇予告手当の支払いすら
拒絶し続けているのであるから、
TSSの主張する「解雇」自体、
手続きとして適法に成立していない。

■ユニオンが恫喝!?
TSSは準備書面の中で、
次のように主張している。

被告担当者は,
解雇予告手当と休業補償の差額を支払うと述べたが,
ユニオン担当者は,
恫喝しながらさらなる金銭的請求をした。

本来紳士的に行われるべき労使交渉において,
ユニオン側から恫喝が行われたことから,
被告会社としては,
もはや団体交渉に応じる義務はないと判断し,
弁護士と相談の上,
交渉を打ち切ったのである。


交渉を打ち切られる直前の団体交渉は
1月22日のことである。
実際はこの時点においてなお、
TSSは「解雇予告手当と休業補償の差額」すら
支払おうとはしなかったのである。

その証拠に、この最後の団体交渉の後で
TSS自身が2月25日付で出した
労働委員会への「あっせん申請書」では、
「使用者の主張」の欄に、
「2007年6月6日に解雇予告と休業命令を出し、
 30日分の休業手当を支払っているので、
 これ以上の休業手当は支払いかねます」と
はっきり記載されている。
労働委員会のあっせん段階においてすら、
彼らはわずか「30日分の休業手当」しか支払わないと
述べていたのである。
それを、それ以前の団体交渉の段階で
「解雇予告手当と休業補償の差額を支払うと述べたが,
 ユニオン担当者は,
 恫喝しながらさらなる金銭的請求をした」などというデタラメを
一体誰が信用するというのだろうか。

TSSの主張は事実に反する。
事実に反するがゆえ当然であるが、
TSSは「恫喝」したとする「ユニオン担当者」の名も、
「相談」したとする「弁護士」の名も、
「ユニオン担当者」の「恫喝」とする
その具体的言動すら何ら明らかにすることができないのであり、
TSSの主張は全く具体性を欠いている。

大体TSSは、
フランクリンさんが本件を提訴した際、
中京テレビの取材に対し、
「話し合い途中で困惑している」とコメントしている。
このコメント自体も事実に反しており、
TSSの側から「話し合い」のための具体的な提案は
労働委員会のあっせん不調後
何らなされたことはなかったのであるが、
そもそもTSSが
「ユニオン側から恫喝が行われたことから」
「団体交渉に応じる義務はないと判断し」ていたというのであれば、
なぜ本件提訴時に
「話し合い途中で困惑している」などというコメントを発したのか、
全く説明が付かないではないか。

■問題があると「考えていた」!?
そして、極めつけがこれである。
TSSはフランクリンさんの解雇について、
準備書面において次のように主張した。

被告会社(筆者注:=TSS)としては,
原告(筆者注:=フランクリンさん)について勤務態度に問題がある
と考えていた。
そこで、
原告本人と十分面談するなどして,
勤務態度の改善を認めてからでないと,
重要な顧客である派遣先には
派遣できない
と考えていた。


この最後の「と考えていた」というのは
一体何なのだろうか。
「原告本人と十分面談するなどして,
 勤務態度の改善を認めてからでないと,
 重要な顧客である派遣先には
 派遣できないと考えていた」のであれば、
さっさと「原告本人と十分面談するなどして」
「勤務態度」の「改善」を図るべきではないか。
この会社は「と考えていた」というだけで
(後からなら何とでも言える)、
特段の注意・指導をすることはなかった訳なのだ〔注2〕。
〔注2〕「トイレが多い」という程度のことについて、
「慎むよう原告に注意していた」という記述があるのみだ。


傑作なのはこの、
被告会社としては,
原告について勤務態度に問題がある
と考えていた。
そこで,
原告本人と十分面談するなどして,
勤務態度の改善を認めてからでないと,
重要な顧客である派遣先には
派遣できない
と考えていた。

という文章に続く言葉である。
TSSはこれに続けて、
「しかし,
 原告は被告会社の運営について
 不平不満を言うばかりで,
 一向に反省しようとしなかった」と
くるのである。
超能力者じゃあるまいし、
どうやって「と考えていた」だけで
他人を「反省」させることなどできるのだろうか。

TSSからはフランクリンさんの入社から解雇に至るまで、
始末書を提出させるなどの具体的な指導や、
訓告・譴責・減給・出勤停止などの懲戒処分が
一度でも行われた事実さえ認められない。
無論、
解雇にあたってフランクリンさんに弁明の機会を
与えた事実も一切なかった。

■通知に受け取りサインをしたら「解雇承認」!?
TSSは、
30日間の休業命令という脱法的な行為をもって
解雇されるということを
フランクリンさん自身が了承していたと
次のように主張する。

被告会社担当者は、
乙1号証の雇用契約解消通知を作成し、
その内容を原告に説明して、
原告の理解を求めた。
原告は、
係る説明を聞き、
被告会社との雇用契約が解消されることを了承して、
被告会社の面前で乙1号証にサインしたのである。


これだけ読むとフランクリンさんは、
退職届か何かにサインした後、
後になってイチャモンを付ける
ただの言いがかりのようにすら見える。

しかしこの「乙1号証」なる書面には、
「退職届」などとは違い、
原告が「退職を了承する」というような文言は
どこにも入っていないのである。
フランクリンさんはTSSの担当者から、
「ここに名前を書かないと、
 今までの給料、
 残りの期間の給料、
 解雇予告手当を支払わない」と言われたため、
雇用契約解消通知を見て、
求めに応じて「名前を書いた」だけに過ぎない。
ブラジル人は成人になるころには一人一人、
日本人の「花押」のような各個人独自のサインを持っており、
自分の意思を表示する際にはこの「サイン」を用いる。
現にフランクリンさんは、
これまでの自分の雇用契約書には全てこの「サイン」を
用いている。
外国人登録書への署名欄にも
この「サイン」がある。

ところがこの「雇用契約解消通知」に書かれているのは、
単なるブロック体の名前である。
フランクリンさんは決して
「被告会社との雇用契約が解消されることを了承して」
これに「サイン」をしたのではなく、
単に、TSSが自分との雇用契約を解消する通知を
なした事実を認めて「名前を書いた」に過ぎない。
(後で通知自体が「あった」・「なかった」という水掛け論になるのを
 防ぐため)。
なお、「この雇用契約解消通知」は、
フランクリンさんが「名前を書いた」あと、
TSSの担当者に持ち去られてしまい、
そのままフランクリンさんに渡されることはなかった。


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地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第10回定期大会では、
連合産別・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山711号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
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by imadegawatuusin | 2008-09-10 21:14 | 労働運動

――全国3000人ワーカーズコープ労働者の総結集を!――

■なごやボランティア・NPOセンター職員の過半数加盟
名古屋ふれあいユニオンワーカーズコープ分会
2008年9月7日、
名古屋市中区で大会を開催し、
NPO法人ワーカーズコープ伏見事業所
なごやボランティア・NPOセンター)の過半数代表労組として
自治労(上部団体:連合)に加盟を申請し、
自治労・ワーカーズコープ職員ユニオンとなった。
名古屋ふれあいユニオンワーカーズコープ分会の仲間たちが
同一産業労働者の共通基盤の上に立ち、
直接の雇用主や雇用形態の違いを乗り越えて
地域公共サービス労働者の最大産別・自治労への結集を
決断したことを筆者は心から歓迎する。

ワーカーズコープにおける名古屋ふれあいユニオンの役割は
円満に自治労に継承された。

大会では自治労本部組織拡大オルグの方が、
「自治労といってもすでに10万人は
 みなさんと同じ非公務員の公共サービス労働者。
 労働組合は組合員のためにある。
 どんどん自治労を『使って』いってほしい。
 組合は職場の過半数を制した。
 今後は伏見事業所だけでなく、
 全国の3000人ワーカーズコープ労働者の
 受け皿となってほしい。
 将来的には東京に本部を、
 全国各地に分会を結成したい」と挨拶。
自治労愛知県本部副委員長の
伊藤邦彦さんも、
「ワーカーズコープは本来民主的なNPOで、
 労働組合など必要ないと聞いていた。
 実態を知ってびっくりしている。
 非常勤職員に対するシフトの激減などは
 これはもう法律違反。
 愛知県本部としても早急に決着を付けたい」と
発言、
9月10日の組合発足通知・申し入れ行動には
共に同行されることを約束した。

名古屋ふれあいユニオンを代表して筆者も、
「これでみなさんは、
 全国の地方自治体・公共サービスで働く
 100万人労働者と同じ自治労労働者だ。
 みなさんの声は必ず自治労を通じて連合にも、
 労協法法制化市民会議の笹森清会長(連合前会長)にも
 届く。
 ワーカーズコープ自体も、
 名古屋市と円滑な関係を築くことができる。
 柴田委員長をはじめとする
 有能な活動家を手放すのは本当に惜しいが、
 これで伏見事業所は真の正常化に向かう」と挨拶した。

名古屋ふれあいユニオンは今後も、
自治労・ワーカーズコープ職員ユニオンと
相互共闘・相互支援の強い絆を堅持する。
職場の同僚の即日イキナリ解雇に対し、
現場の職員たちが即日イキナリの労組結成をもって対抗した、
「職場の理不尽を許さない」ふれあいユニオン精神は、
必ずや自治労・ワーカーズコープ職員ユニオンに
生き続けると信じるからだ。

名古屋ふれあいユニオンは
この地域に根を張るコミュニティユニオンとして、
地域・全国の仲間たちと共に、
自治労・ワーカーズコープ職員ユニオンの闘いを
全面的に支援する。
柴田委員長への処分通知の白紙撤回、
伏見事業所非常勤職員のシフト回復、
伏見事業所の「所長独裁」体制の早期終結による
「協同労働」の理念に立ち返った真の正常化等の履行を
ワーカーズコープに求めたい。

全国3000人ワーカーズコープ労働者は
自治労・ワーカーズコープ職員ユニオンに結集し、
職場の理不尽を一掃しよう!
ワーカーズコープに強く優しい民主的労組を
建設しよう!

連絡は↓
〒456-0002
愛知県名古屋市熱田区金山町1丁目14番18号
 全労済金山会館自治労愛知県本部内
自治労・ワーカーズコープ職員ユニオン
(執行委員長:柴田太陽)

電話:052-678-3111


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by imadegawatuusin | 2008-09-08 13:22 | 労働運動

名古屋ふれあいユニオン機関紙・
『NFU ふれあい通信』105号に、
コミュニティユニオン東海ネットワーク主催の
「学習・交流合宿」についてのレポートが
掲載された。

以下に転載する。

☆交流合宿、開催される
8月30日(土)から31日(日)にかけて
三重県は長島にあるウェルハートピア長島で、
コミュニティ・ユニオン東海ネットワークの
交流合宿が開催された。
NFUからは9名が参加
(大豪雨のせいで、
 参加できなかった方もいたようです)。
前日からの大豪雨で一時開催が危ぶまれたが、
開催当日は天気も幾分穏やかになり、
何ごともなく会議は始められた。

☆偽装請負から直接雇用へ
交流合宿は最初に
松下プラズマディスプレイ(以下松下PDP)
偽装請負訴訟の原告で、
コミュニティユニオン・全国ネットワークの仲間である
なかまユニオンの組合員でもある
吉岡力(つとむ)さんの講演から始まった。
(酒井注:詳細は↓
松下PDP偽装請負訴訟、吉岡力さんの講演

まず自分の経歴、
松下PDPで働きはじめた経緯、
肉親の他界をきっかけに馬車馬のごとく働いた事、
いわゆる「移籍強要事件」といった、
偽装請負を知るに至るまでの経緯が語られた。

そして始まった偽装請負との戦い。
松下の上司は朝礼で
「誰か、吉岡、包丁で刺してこい」とまで
言ったそうだ。
途中割愛するが、
話は裁判へと移る。
地裁判決は、
不当判決ではあったが、
偽装請負を続けていた場合、
派遣先には雇い入れ義務が発生するという事が
認定された事を半歩前進とし、
「派遣先は義務を果たせ!」という闘いを続け、
2008年4月25日、
遂に吉岡さんは高裁判決を勝ち取る。

「地裁判決の後、
 偽装請負問題は一時風化しそうになったが、
 そんな時、
 私に勇気を与えてくれたのは
 尼崎市役所の5人の女性達。
 こういった運動があったからこそ、
 画期的とされる、高裁判決が
 勝ち取られた。」という吉岡さんの言葉に、
一人の勇気が誰かに希望を与える、
その先を知った気がした。

☆ワーキングプアと格差社会
次に
日弁連生活保護問題緊急対策委員で
森弘典弁護士の講演が行なわれた。
森弁護士はトータルサービスシステムズの裁判で、
組合がお世話になっている弁護士でもある。

森弁護士はワーキング・プアと格差社会をテーマに、
様々な資料やデータを使って、
現状から課題までを説明していた。

その他に、
使用者側弁護士とのせめぎあいがあるが、
労働や派遣という問題について
日弁連でも取り上げていこうという姿勢や
それを無駄にしたくないという想い等が
語られた。

☆模擬団交を体験しよう
次に管理職ユニオン・東海
実際に取り組んだ労働事件を題材に、
模擬団交が行なわれた。

各ユニオンの中心人物を中心とした
4名の仮想経営者側を相手に
各ユニオンからの選抜メンバーが模擬団交に臨んだが、
昨年と同様に労働者側劣勢のペースのまま
団交は終わった。
経営者側の悪徳ぶりが評判だったようだが、
去年はもっと悪徳でしたよ。

実際の団交では一定の成果を勝ち得たそうで、
流石は管理職ユニオン・東海といったところか。

☆各ユニオンからの活動報告and夕食・交流会
最後に各ユニオンからの活動報告がなされ、
その後は場所を移し夕食・交流会が行なわれた。

更にその後に行なわれた2次会では
徹夜で語りあった猛者どもがいたようだ。

☆外国人労働者の現状1・日系ブラジル人
2日目は、
一橋大学大学院の浦野エジソンさんの、
主に日系ブラジル人の現状についての講演から
始まった。
講演はプロジェクターとスライドを使い、
浦野さんがユニオンみえに協力してもらって行なった
アンケートの集計結果を基に
語られた。
普段では知ることのない様々なデータが示され、
非常に興味深かった。

最後に現在ブラジルでは
国家が在外ブラジル人を支援し
活用しようとしているという事が報告された。

☆外国人労働者の現状2・中国人
次に外国人研修ネットワークの甄凱(ケンカイ)さんが、
中国人研修生・実習生問題の現状について
報告した。

日系ブラジル人についての講演の中でも、
彼らがどのように日本へ渡航してくるのかについて
語られたが、
ここでも中国人の彼らが
どのように日本へ渡航してくるのかについて
語られた。

諸悪の根元の一端がここにあるようだ。

最後に現在中国では
日本よりも厳しい労働契約法が定められ、
こういった問題にも
厳しい対処がされるようになる旨が
報告された。

☆今後の活動の提議
最後はフリートークのディスカッションで、
交流合宿は終了しました。


労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第10回定期大会では、
連合産別・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山711号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
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by imadegawatuusin | 2008-09-06 10:23 | 労働運動