「ほっ」と。キャンペーン

――「やめろ! 海外での組合つぶし」――
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フィリピンの労働法で団体交渉開催に必要な
職場の過半数の賛成を得たにもかかわらず
会社に団体交渉を拒絶された上、
233名の組合員が解雇されたとして
国際的に問題となっている
フィリピントヨタ労組のエド=クベロ委員長らが
9月19日に愛知県に来県した。
エド委員長や支援者らは19日から20日にかけて、
トヨタ自動車の国際拠点である
名古屋駅前・ミッドランドスクエアや
豊田市の本社周辺で
10年にわたる労働争議の解決などを訴えた。

■フィリピントヨタ労組争議とは
フィリピンにある
トヨタ自動車の現地法人・フィリピントヨタ社では
1998年に従業員らが労働組合を結成した。
2000年には従業員による「組合承認選挙」において、
有効投票943票のうち503票の賛成票を獲得して
団体交渉権を獲得する。

しかしフィリピントヨタ社側は、
この選挙には
課長クラスの105票が含まれていないなどとして
団体交渉の開催を拒絶し、
翌2001年には
フィリピントヨタ労組の組合員233名を解雇した。

こうしたフィリピントヨタ社の対応について、
日本のトヨタ労組などが加盟する自動車総連
国際的な上部団体である国際金属労連などが問題視し、
フィリピントヨタ労組の支援を決定。
2006年には
フィリピントヨタ労組の要求を支持する
「反トヨタ世界キャンペーン」を呼びかけ、
世界45ヶ国で支援行動が取り組まれた。

これを引き継いで以来9月には、
毎年「反トヨタ世界キャンペーン」が行なわれており、
今回のエド委員長の訪日は
第5回キャンペーンの一環である。

■「新たに4名が解雇」
トヨタ・ミッドランドスクエア前に立ったエド委員長は、
今年8月、
工場内に残っていた
労組のウェニー副委員長ら組合員4人が
新たに解雇されたことを明らかにした。
「不当解雇された233名は
 今も正義を求めて闘っている。
 もう10年がたとうとするが、
 トヨタはまた再び同じことを行なった。
 トヨタの経営者に言いたい。
 私たちを解雇して
 あなたたちは勝利したと
 思っているかもしれない。
 だが、
 私たちはあきらめない。
 最後に勝利するのは私たちだ」。
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また、
今回新たに解雇されたウェニー副委員長も、
「私たちは
 全く根拠のない理由で解雇された。
 私たちのやったことは
 労働者の権利を行使する、
 ただそれだけのことなのに」と述べた後、
「9月27日から10月1日にはフィリピンでも
 大規模な抗議行動をやる。
 トヨタの工場や日本大使館前でも行なわれるだろう。
 どうか日本のみなさんにも、
 この問題に感心を持ち続けてほしい」と訴えた。

■支援者「解決すべきときに……」
その後、
支援者らは翌日のトヨタ自動車本社要請行動に備えて
豊田市に移り、
豊田産業文化センターで「連帯交流集会」を開催した。
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「フィリピントヨタ労組を支援する会」
小嶋武志事務局長が壇上に上がって基調報告。
「今まさに解決しなければならない時期になって、
 トヨタは何でこんなことをしたのか。
 今、
 ウェニー副委員長ら新たな4名の解雇問題で
 フィリピン労働雇用省の調停あっせん委員会が
 開かれているが、
 会社側の弁護士は
 4人に職場復帰をあきらめる代わりに
 金銭和解をと言ってきている。
 233名も、新たな4名も
 金銭でごまかそうということだ。
 今、
 国連国際労働機関(ILO)
 この問題に大きな関心を持っている。
 また、
 フィリピントヨタ労組を支援している国際金属労連も、
 9月の28日からアジア地域責任者会議を開催する。
 当然、
 この問題も取り上げられざるを得ない。
 現在、
 世界400団体から
 今年のキャンペーンの賛同要請が届けられている。
 トヨタ自動車には
 自らの責任で速やかに争議を解決しろと
 訴えたい」。
小嶋事務局長はこのように述べ、
フィリピントヨタ労組問題の早期解決を訴えた。

■「現地の事は現地で」は二枚舌
その後、
地域の仲間からも発言が続出。
日雇全協・笹島日雇労働組合の大西豊委員長は、
「トヨタは、
 この問題について
 『現地法人の問題は現地で』とこの10年間言い続け、
 自分自身の問題として
 責任を持って動こうという姿勢を
 見せようとしない。
 しかし、
 先日のリコール問題では、
 豊田章男社長自らが
 アメリカ議会にまで乗り込んでいる。
 自分たちの都合の良いときだけ
 『現地のことは現地で』と言い、
 そうでないときには社長がすっ飛んでいくのは
 まさしく二枚舌だ」と指摘。
トヨタ本社の欧米偏重・アジア蔑視の対応を
厳しく批判した。

■「1人より10人、10人より100人」
フィリピントヨタ労組と支援する会は翌20日、
愛知県豊田市にあるトヨタ自動車本社に対し、
争議の早期解決を求める申し入れ行動を行なった。
本社に
エド委員長を先頭とする申し入れ団が入場し、
30分ほどして申し入れ団が本社から出てきた。

報告を求められた支援する会の早川寛さんは、
「実は、
 報告すべきことは何もありませんでした。
 いつものことではありますが」と
静かに語った。
これまでもトヨタ社側は、
フィリピントヨタ労組や支援する会の申し入れに、
権限のある役員などには対応させず、
権限のない末端の従業員に対応させてきたからだ。

エド委員長は、
「トヨタの経営陣は人間ではない。
 2001年に引き起こされた233名の首切りにも
 トヨタの社長は満足しておらず、
 新たに4人のクビを切ったのだ。
 トヨタは237名を解雇しただけでなく、
 彼らの生活・人生・家族まで破壊したことを
 全く分かっていないのではないか」と
怒りを爆発させた。

「労働者はこれまで、
 フィリピントヨタ社を強固にするため
 大いに貢献してきたのだが、
 会社はそのことを知ろうとはしない。
 トヨタの社長はアメリカ議会の公聴会で
 『全てのトヨタ車には
  私の名前がついている』と豪語したが、
 これからは
 世界で一番
 労働組合つぶしを行なっている人物として
 世界的に有名になるだろう。
 私たちは
 1人よりも10人、
 10人よりも100人の団結で、
 賃金・権利・生活のために闘い抜く」。
エド委員長はそのように演説した。
JanJan blog 9月23日から加筆転載。
 なお、写真1枚目・2枚目は撮影:Esaman)



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フィリピントヨタ労組連帯行動
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フィリピントヨタ労組を支援する愛知の会第5回総会
フィリピントヨタ労組エド=クベロ委員長と交流
フィリピントヨタ労組連帯、トヨタ本社前行動
フィリピントヨタ労組連帯行動に参加!


市民団体フィリピントヨタ労組を支援する会
住所:〒237-0063 神奈川県横須賀市追浜東町3-63-901
TEL / FAX: 046-866-4930
電子メール:protest-toyota@list.jca.apc.org
ホームページ:http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
年会費
 個人: 一口 5000円
 団体: 原則として二口 10000円
(会費は、フィリピンに送金され、
 現地の裁判闘争費用、保釈金、
 組合事務所の経費、組合の行動費等に使われます)。
郵便振替口座: 00290-7-60036
加入者名: 「フィリピントヨタ労組を支援する会」

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by imadegawatuusin | 2010-09-23 19:14 | 労働運動

――「トヨタ過労死裁判」梅村弁護士を迎えて――
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■岡崎Libraで約40人参加
愛知県の個人加盟制労働組合
名古屋ふれあいユニオン
「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」加盟)は、
組合員全体会を
愛知県岡崎市の図書館交流センターで
9月18日に開催し、
組合員ら約40人が参加した。
組合員全体会は
全組合員を参加対象とするもので、
例年 1年間に2回
(昨年からは1回は名古屋、
もう1回は三河で)開催されている。

全体会では
トヨタ自動車従業員が過労死で亡くなった
「内野裁判」に携わった梅村浩司弁護士が
「トヨタでの働かせ方について」と題して
講演を行なった。
講演には
知立派遣村で活躍するSさんが
通訳として協力。
日系ブラジル人労働者らも、
自らの職場の実態に照らし合わせて、
トヨタ生産方式の功罪を
分かりやすく解説する梅村弁護士の講演に
聴き入っていた。
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《梅村弁護士「トヨタでの働かせ方について」》
「トヨタでの働かせ方について」
という題で
講演させていただきますが、
実際の現場については
ここにいるみなさんの方が
詳しいかもしれませんね(笑)。

■トヨタ自動車株式会社とその関連企業
まず、
トヨタ自動車株式会社と
その関連企業について
お話しします。

豊田市には
トヨタ自動車とその関連企業が
多数存在します。
全体で何社あるのか
私にもわかりません。
私は豊田市で弁護士をやってますので、
関連企業が破産するとき、
その整理をやるということもあります。
この2年間で3社ぐらいやりました。
ジェイテクト
下請けの整理をやったときには、
ジェイテクトから売掛金を取ってきて
労働者に払う仕事をやりましたね。
実際に倒産する企業が
今もどんどん出ています。

■トヨタ生産方式の特徴と下請企業
さて、
トヨタ生産方式と
下請企業の関係について
説明します。

どうしてこうなってきているのか。
トヨタ生産方式とは
どういうものなのか。
一言で説明するのは難しいのですが、
「徹底して
 ムダを排除していく」生産方式であると
まとめることができます。

例えばみなさんが
テレビが欲しいとしますね。
エイデンにテレビを買いに行くとします。
日立の液晶テレビが
20万円で売っている。
買えばその場で持って帰るか、
2~3日で配達してくれます。
これを売る側の立場で考えてみると、
みなさんに買ってもらえるかどうか
わからないテレビを
常に店に置いておかなくちゃいけないと
いうことになります。
しかし、
トヨタ生産方式から見ると
そのやり方はムダだらけということに
なるんですね。

日立のテレビを置いておくということは、
置いておいて
売れるかどうかわからないのに
場所代がかかる、
費用がかかるということです。
そういうのを「在庫」といいます。
在庫はトヨタ生産方式から見れば
ムダです。

お寿司屋さんに
お寿司を食べに行くとします。
トロが食べたいと注文すると
トロのお寿司が出てきます。
でも、
店の立場からすると、
注文が来るかもしれないということで、
トロ以外にも
イカもハマチも置いてあるわけです。

その日 客が何人来るか、
店側は正確にはわかりません。
仕方がないから
大体の予想で仕入れて
準備をしています。
もし予想通り売れなかったら、
材料は全部ムダになります。
店が損をするということです。

これを「造りすぎのムダ」と
トヨタでは呼んでいます。
そういうムダを排除するためには
どうすればいいか。

「注文を受けてからつくればいい」
というのが
トヨタ生産方式の答えです。
お客さんが
「日立の液晶テレビが欲しい」
と言ってからテレビをつくれば、
よけいな在庫は要らないし
作り過ぎもありません。
トヨタ生産方式は
そういう発想で成り立っています。

私が新型プリウスが欲しいと
思ったとします。
私はお店で注文します。
トヨタは2週間後に
私に新型プリウスを
引き渡さなければなりません。
ですからトヨタは2週間後までに
プリウスを1台作ろうとします。

新型プリウスの生産ラインは1つです。
そこで、
10月10日にプリウスを作るという計画を
立てます。

そうすると、
自動車1台について
2万~3万の部品を
用意しなければいけません。
ディーラーから注文が入ると
2万から3万の部品が
必要になるので、
下請け会社に注文を出します。
実際には
その日に自動車を注文した人は
私1人ではないでしょうから、
例えば
10月10日生産分=100台分の部品を
注文するのです。
10月10日の何時に
トヨタ自動車○○工場の
どこそこに部品を持ってこいと
知らせます。

部品を作っている下請けは
さらに孫請けとか「ひ孫請け」に
部品を持ってくるように注文を出します。
全ては10月10日に
新型プリウス100台分の部品が
トヨタの所定の場所にあるために
動くのです。

「必要なときに、
 必要なモノを、
 必要なだけ」集める。
これが
「ジャストインタイム方式」と呼ばれる
トヨタ生産方式です。
この下請けへの注文を
「かんばん」と呼ばれるものを使って
やるので
「かんばん方式」とも呼ばれています。

いまのようなやり方をすれば、
倉庫の中に部品を置いておく必要は
一切ない。
新型プリウスを作りすぎて
売れ残る心配もありえません。

ですがこのやり方は、
非常に危険性をはらんでいます。
部品の在庫が一切ない中で、
どこかでトラブルが発生したら
生産がストップしてしまいます。
それだけでなく、
お客さんに納品する商品が
納品できなくなる、ということに
なるのです。

在庫が沢山あれば、
倉庫の中にある商品を
お客さんに提供すればいいのですから、
お客さんは怒りません。
でも、
それができないのです。
だから、
ラインの中で不良品を出してしまうことは
絶対に許されません。

そのためには
どうすればいいのでしょうか。

生産する過程で同時に検査もして、
不良を見つけたら
その場で良いものにしていかなければ
なりません。
トヨタ自動車の堤工場の中では
カローラの組立が行われていました。
そこでは、
組立労働者の他に
不良チェックの労働者もいます。
不良を発見したら直ちにラインを止めて
処理します。
その仕事が大変で過労死したのが
トヨタの内野さんでした。
トヨタで亡くなって、
奥さんが裁判をやられた方です。

以上のようにトヨタ生産方式は
徹底的にムダをなくすということで
成り立っています。

■1990年代後半からトヨタショックまで
それでは
1990年代後半からトヨタショックまでの
トヨタの動向について
簡単に説明します。

トヨタは1995年に
世界で450万台車を売っていました。
これが、
2002年から2007年にかけて
急激に増えて、
2007年には
800万台を越えています。
この増え方は
異常な増え方だと思いませんか。
今まで400万台だったものを、
その倍を生産するようになったんです。

じゃぁ、
どうしてこの時代に
増やすことができたのか。

1つは、
1990年代後半からトヨタは
積極的に海外進出を図ります。
その工場が、
2002年頃から稼働し始めました。

2つ目、
この売り上げの中身を見てみると、
世界的には売り上げが増えているのに、
日本国内での販売台数が
減っていることがわかるのです。

1995年には
トヨタは日本国内で
200万台の売り上げがありました。
これが2007年には
150万台に減っているのです。

逆にもう一つ、
北米での売り上げが
1995年には100万台、
これが2007年には
300万台と
3倍にまで増えています。
ここには、
アメリカのバブル経済の影響が
あります。
トヨタの成長は、
アメリカが
たくさん車を買ってくれたことに
依存していたのです。

アメリカでは当時、
サブプライムローンという、
低所得者向けのローンがありました。
アメリカの人たちは
低所得の人でも借金をして
車を買っていたのです。
そういうことがあったので、
北米での販売台数は増えていました。
ところがこのビジネスモデルが、
先日のリーマンショック以降、
成り立たなくなってしまいました。

もう一つは、
国内ではなるべく安い車をつくるため、
そのための活動をしてきました。
どうやって安くするのか。
簡単なことです。
下請企業に、
トヨタに納入する部品の価格を
安くさせればいいのです。
そうすれば、
車の価格全体を
安くすることができます。

下請企業は、
部品の価格が安くなるから
苦しくなります。
普通なら
つぶれてもおかしくありません。
でも、
つぶれませんでした。
トヨタの生産台数全体は増えていたので、
単価は下がっても
注文は増えていたからです。

1個10円の部品を
今までなら1000個だったところを、
9円に値下げさせられた代わりに
1300個注文されたりするわけです。
そうしたら、
かえって頑張れば
利益が上がるかもしれません。
2007年までは
そういう状況でした。

■下請企業の対応
それでは、
そうした下請企業の対応について
お話しします。
トヨタから
部品単価の引き下げを要請された下請けは
大変です。
なるべく安く
労働者を使わなくてはいけません。
しかもトヨタからは、
「今までよりたくさん作ってね」と
言われています。
とにかく人手が足りません。
新しく
人を雇わなければなりません。
でも、
いつまでもこんな状況が続くとは
限りません。
トヨタがダメになったら
大変です。
だから、
「賃金が安くて、
 すぐ来てくれて、
 なおかつすぐにクビにできる人」が
必要でした。

だからこの2000年代以降、
非正規の労働者が増えました。
日本人だけでなく
ブラジル人を使うようにも
なってきました。
もちろん、
低賃金です。

■偽装請負とは
そんな中で横行したのが
偽装請負です。
トヨタの下請けは、
非正規労働者を雇うために、
外から労働者を派遣してもらって
自分の工場で使おうとしました。

でも、
当時は法律で
製造業への労働者の派遣は
禁止されていたのです。
だから、
派遣ではあるけれど
表向きは「請負」という形式で
労働者を入れようとしました。

工場に労働者の派遣が
できるようになった後も、
多くの下請けは派遣ではなく
「請負」という形式で
受け入れを続けました。
そうした違法なやり方を使ってでも、
下請けは
「賃金が安くて、
 すぐ来てくれて、
 なおかつすぐにクビにできる人」が
必要だったのです。
こうした労働者たちの働きの上に、
トヨタの自動車生産がありました。

■どうすればよいのか
では、
どうすればよいのか。
トヨタ自動車の内部留保、
つまり溜め込んだ財産は
2000年には7兆円でした。
それが、
2007年までに倍くらい、
約14兆円にまで増えています。
どうしてそんなに溜め込めたのか。
労働者を安い賃金で働かせた下請けから
安い部品を仕入れて車をつくって
儲けたからです。

しかし、
アメリカでバブル経済が崩壊しました。
返せない人にどんどん金を貸して、
返せないことがわかってしまったので
もう車が売れなくなったのです。
2008年にトヨタの売り上げは減少し、
赤字を出してしまいました。

そして2009年、
さらに売り上げは減少しました。
ところが、
トヨタは2009年には
利益を上げています。
どうして販売台数が下がったのに
利益は上がったのか。
ここにいる人たちの中には
経験された方も多いでしょう。
大量の労働者を
クビにしたからです。

正確には、
期間工を「雇い止め」にしました。
そして、
下請けにも
大幅な「原価低減」を要請しました。
しかも今回は
注文も激減しました。
その結果、
下請けは労働者の賃金を下げるか
クビにするしかなくなりました。
トヨタは労働者を犠牲にして
成長してきたのです。

そういうトヨタの体制をかえるには、
これはもう社会的に
規制するしかありません。
社会的に監視して、
取り締まってゆくのです。

一つは政治です。
そしてもう一つは、
こういうことに対して
しっかりと反対してゆく労働組合を
強くする。
これが絶対に必要です。

最後に、
私も関わっている
ふれあいユニオン組合員の
アンデン・トゥエンティファースト裁判について
一言お話しします。

直接雇用裁判は
いろいろな事情があって
とても大変です。
しかし、
社会全体の流れの中で、
長年働いてきた労働者を
少し調子が悪いからといって
クビにする、
そんなことは絶対に許されません。
その実態を
裁判所にも、
そして社会にも訴える裁判として
闘ってゆきたいと思います。
JanJan blog 9月22日から加筆転載)


【参考記事】
名古屋ふれあいユニオン組合員全体会in三河
名古屋ふれあいユニオン、組合員全体会を開催


職場の理不尽を許さない、
強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は
名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年4月に開かれた第12回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加入に向けて、
検討委員会を設置し討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
 愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/

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by imadegawatuusin | 2010-09-22 15:46 | 労働運動

――団交拒否事件に勝利的和解――

日時  2010年10月8日(金)
       午後6時30分~
場所  名古屋市女性会館 第2研修室
    地下鉄名城線東別院下車 1番出口東へ
次第  名古屋ふれあいユニオンからの経過報告
    労組知多分会からの報告及び決意
    弁護団より解決の意義と課題の提起
    地域の仲間からの発言 等


トヨタグループの鋼材メーカー・
愛知製鋼に団体交渉を拒まれたとして
名古屋ふれあいユニオン
愛知県労働委員会に
救済を申し立てていた事件で、
7月12日に労使双方が
和解協定に調印しました。
この事件は、
愛知製鋼構内で
重層的な偽装請負で就労してきた
労働者たちが
名古屋ふれあいユニオンに結集し、
団体交渉の開催を求めていたものです。

和解条項は、
労働者を「現実的かつ具体的に
支配・決定することができる地位に
ある場合には、
労働組合法の『使用者』に当たる」とした
朝日放送事件の最高裁判決(1995年)を
念頭に、
愛知製鋼構内で就労する
社外労働者について
組合側から協議の申し入れがあった場合、
確定した最高裁の判例にしたがって
会社側は協議に応じると明記しました。

■長年にわたる偽装請負構造
愛知製鋼では長年にわたり、
二重・三重・四重もの偽装請負構造の中で、
職場の指揮命令系統や責任が曖昧になり、
労災問題が多発してきました。
末端の協力会社の従業員らは
雇用保険や社会保険・労災保険にも
未加入で、
労災にあっても
愛知製鋼は責任を取らないという
理不尽な構造に
苦しめられてきたのです。

■「労災隠しは営業だった」
愛知製鋼の構内下請労働者らでつくる
「名古屋ふれあいユニオン知多分会」
槻本力也分会長は、
「オレが会社に入って
 一番最初に教えられたことは、
 『ケガは隠せ』ということだった」と
証言します。

槻本さんは1999年から、
愛知製鋼の鍛造工場で、
三次下請の従業員として
働き始めました。
最初に二次下請の
「三築」という会社の事務所で
三築の社長から聞かされたのが、
「ケガをしたら誰にも言わずに
 まずは三築の事務所に来るように」
ということでした。
三築はこのようにして
「労災事故を起こさない(うまく隠す)」
ということで
急速に愛知製鋼構内での仕事を
拡大していったといいます。

「労災を出した業者は
 愛知製鋼から仕事を減らされる。
 隠せば仕事が増える。
 三築の事務所にも
 『労災隠しは犯罪です』という
 労働局のポスターが貼ってあったけど、
 実際には三築にとって
 『労災隠しは営業』だった」と
槻本さんは振り返ります。

■これからも地域の仲間と共に 
今回の労働委員会闘争を経て
勝ち取られた団体交渉権は、
働くものの団結で
こうした構造を変革するための
第一歩です。
地域の仲間の支援がなければ、
こうした勝利は
勝ち取り得ないものでした。

こうした成果を地域の仲間と共有し、
そしてさらに前進するために、
今回、
愛知製鋼闘争報告集会を
企画しました。
すべての働く仲間のみなさんの参加を
訴えます。


職場の理不尽を許さない、
強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は
名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年4月に開かれた第12回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加入に向けて、
検討委員会を設置し討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
 愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
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by imadegawatuusin | 2010-09-20 20:07 | 労働運動

――会社、解決金70万円支払い――
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■労働審判1回目で早期解決
名古屋市緑区に本社を置く
技研フォーム工業が、
仕事をめぐる従業員同士のトラブルで
胸ぐらをつかんだとして
従業員のAさんを解雇した事件の労働審判が
9月14日に名古屋地裁で開かれた。
会社側は
2007年に起こったできごとまで
持ち出して
解雇を正当化しようとしたが、
最終的には裁判官・審判員の説得に応じ、
解雇を撤回して
会社都合の円満退職扱いとし、
Aさんに対して解決金70万円を
支払うという和解に応じた。

Aさんは
5月20日付の解雇を言い渡されて
愛知県の個人加盟制労働組合
名古屋ふれあいユニオンに加入。
団体交渉を行なったものの
会社側は解雇撤回の要求に
応じようとはしなかった。

名古屋ふれあいユニオンは
技研フォーム工業に対して
地域の仲間と連帯して
抗議・宣伝行動を行なうとともに、
東海労働弁護団に支援を要請。
東海労働弁護団の
樽井直樹事務局長を中心とする
弁護団が結成され、
8月9日にAさんは
名古屋地裁に労働審判を提起していた。

勝利的解決を手にしたAさんは、
「解雇からこの間は
 退職金にも手を付けず、
 親戚からの借金で
 何とかやりくりしながら
 生活してきました。
 8月9日の労働審判申立から
 1ヶ月あまり、
 1回目の審判で早く解決して
 正直ホッとしています。
 9月18日に開かれる
 名古屋ふれあいユニオンの組合員全体会で、
 私の体験を
 ぜひみなさんに報告したい」と
安堵の表情で語った。
JanJan blog 9月15日から加筆転載)


【参考記事】
「言いがかり解雇」増加中


職場の理不尽を許さない、
強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は
名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年4月に開かれた第12回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加入に向けて、
検討委員会を設置し討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
 愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
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by imadegawatuusin | 2010-09-15 17:40 | 労働運動

――「アカンベー」する取締役に怒りの声――
f0104415_19504045.jpg

■会社側、抗議行動の中止を要求
愛知県の個人加盟制労働組合
名古屋ふれあいユニオン
「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」加盟)は、
トヨタグループの鋼材メーカー・
愛知製鋼における偽装請負事件に絡み、
愛知県大府市にある偽装請負会社・
有限会社三築(代表取締役:大久保文和)に対して
8月30日に抗議行動を行なった。

行動に先立ち名古屋ふれあいユニオンは
8月29日付で争議予告通知書を
三築に対してFAXで送信。
それに対して三築側は
代理人弁護士を通じて
ふれあいユニオンにFAXを送信し、
ユニオン側が予告した争議行為を
中止するよう要求してきたのである。

■資産がありながら一方的に「廃業」
その理由として三築は、
「そもそも、三築は、
 平成19年10月1日より廃業
 (翌平成20年3月31日付で解散)し、
 その代表者であった大久保文和も
 他の会社に就職して
 従業員として働いていて、
 三築は現在、
 一切の事業活動を行っていない」
としている。

しかし、
三築の「廃業」・「解散」自体が、
前年度には7000万円もの役員報酬を支払い、
「廃業」半年前の純資産
(会社の総資産から負債総額を差しい引いた額)が
1億8000万円もあったにもかかわらず、
労働者・労働組合に何の断りもなく
一方的に強行されたものに他ならない。
自らが一方的に「廃業」・「解散」して
労働者のクビを切っておきながら、
そのことを根拠に
労組の抗議活動を中止しろとは、
あまりに厚かましい言い分と
いわざるをえない。
三築が「廃業」・「解散」することなく、
1億8000万円の余剰資産を利用して
労働者の雇用を守っていたならば、
ふれあいユニオンも
このような争議行為を
わざわざ行なう必要はなかったのである。
まさにその「廃業」・「解散」の是非自体が
今回の争議行為の中で
問われていることなのである。

■三築は昔から「大府市共栄町9丁目」
また三築は、
「三築の登記上の所在地
 (大府市共栄町9丁目5番地の24)は、
 貴組合もご承知のとおり
 上記大久保及びその家族が居住する
 自宅であって、
 三築が過去においても
 業務に使用したことはない。

 貴組合が、
 現在においても、
 また過去にも業務の実態の全くない
 三築の上記所在地に赴いて、
 『拡声器付演説者
  (筆者注:ユニオン記載の文章にある
   「拡声器付演説車」の誤植か)を
  用いての演説及びビラ配布』等の
 争議行為を行うことは、
 上記大久保個人及びその家族の
 平穏な私生活を著しく妨げるもの」
などと主張している。

しかし三築の本店所在地は、
三築の「廃業」や「解散」に関わらず、
実に2004年の1月5日から現在まで
一貫して
「愛知県大府市共栄町九丁目5番地の24」に
置かれている。
三築従業員が保有していた
健康保険被保険者証にも、
三築の「事業所所在地」は
「大府市 共栄町 9-5-24」と
はっきりと書かれているし、
それどころか
三築が2007年4月18日付で
従業員らを解雇した際の
「解雇通知書」にすら、
有限会社三築の所在地は
「愛知県大府市共栄町9丁目5番地の24」と
はっきりと明記されているのである。
その住所を、
「三築が過去においても
 業務に使用したことはない」などとは
到底信じがたいことだ。

名古屋ふれあいユニオンの側が
三築の所在地を
大久保社長の自宅に指定したのではなく、
三築が三築自身の都合によって
三築の所在地を大久保社長の自宅に
昔から置いてきたのである。
名古屋ふれあいユニオン組合員を
解雇したのは
「愛知県大府市共栄町9丁目5番地の24」にある
有限会社三築であり、
それ以外の場所にある会社ではない。

名古屋ふれあいユニオン側は、
「もちろん、
 三築が今後 別の場所で事業を再開し、
 『ここが当社の所在地だ』と
 堂々と主張するのであれば、
 当労組は次回からは
 そちらに抗議におもむく用意がある。
 しかし現状、
 三築は三築自身の判断に基づいて、
 三築の所在地を
 大久保社長の自宅にしている。
 このことは当労組が強制したわけでも
 勧めたわけでも何でもない。
 そうである以上、
 当労組が三築に対して
 抗議の意思を直接示す
 恣意行動を行なおうとする際は、
 三築所在地である
 『愛知県大府市共栄町9丁目5番地の24』以外の
 どこにおもむけばいいというのか」と
主張している。

■「お金持っちゃうとああなるのかなぁ」
また、
「大久保個人及びその家族の
 平穏な私生活を著しく妨げる」
などという主張も、
事実を前にしては
全く説得力を欠くものである。

確かに
名古屋ふれあいユニオンが
三築に抗議行動におもむくと、
敷地の中から大久保社長の内縁の妻で、
三築の取締役でもある
金陽順氏が出てきて、
名古屋ふれあいユニオンの組合員に対して
舌を出して「アカンベー」をして見せたり、
両手のひらを「パー」にして
両側の頬の横につけてヒラヒラと
「ベロベロバー」をしてみたり、
挙げ句の果てには
怒りの声をあげた
ふれあいユニオン組合員らを
バカにしたようにあざ笑い、
ピースサインをして見せながら
悠々と敷地内に引き上げてゆくなど、
挑発的対応の限りを尽くした。
さらに、
敷地の中から出てきた
まだ小さい女の子に
ふれあいユニオンの抗議の様子を
撮影させるなど、
まさに率先して
「家族」をこの争議に
巻きこもうとするかのような対応を
とった。

この様子を目撃した
名古屋ふれあいユニオンの女性組合員は、
「何あれ。
 なんかすごくヤなモノを
 見ちゃった気がする。
 普通ああいう態度とる? 
 お金持っちゃうと
 人間あぁなっちゃうのかなぁ……」と
つぶやき、
ため息を漏らした。

名古屋ふれあいユニオンは当日の行動を、
事前に東海警察署に
道路使用許可を申請した上で
許可をもらい、
東海警察署と相談の上で
法に則り適正に、
整然と実施した。
名古屋ふれあいユニオン側は、
「当労組が
 この抗議行動の中で訴えた内容について
 異論があるというのであれば
 大いに議論に応じる用意がある。
 だが、
 労働組合がクビを切った会社に対して
 直接行動を行なうこと自体を
 中止せよという三築側の要求には
 到底応じることはできない」と
反発している。

■ピンハネ・偽装請負・労災隠し…… 
金陽順取締役は
「警察を呼ぶ」などとも口走り、
行動参加者を挑発したが、
ピンハネ・偽装請負・労災隠しで
財をなし、
立派な住宅で
労組・労働者の追及に
怯えなければならない
大久保社長や金取締役と違い、
名古屋ふれあいユニオンの側には
警察を呼ばれて後ろめたいような事情は
何一つない。
名古屋ふれあいユニオン側は、
「警察を呼びたければ
 どうぞ自由に呼べばいい。
 違法行為をやってきたのは
 三築であってユニオンではない。
 そんなことでユニオンの追及が
 少しでもゆるまると考えているのなら
 大きな考え違いだ。
 大久保社長は労働者に対して
 自らがなした悪事について
 逃れることはできない」という。

名古屋ふれあいユニオン側は、
「当労組は
 このような争議中止の圧力に
 屈することなく、
 三築・大久保社長に
 責任を取らせるべく
 今後も闘いを展開する」とした上で、
裁判所において
三築側が頑なに提出を拒絶している
「廃業」時の収支決算の内容を
ユニオン側に提出し、
労働組合との真摯な話し合いの中で
問題の解決を図るよう
三築に対して要請した。

名古屋ふれあいユニオンは
9月6日午後6時までに
三築側の見解を
文書にて回答するよう求めたが、
9月6日午後9時現在、
三築側からの回答はない。
JanJan blog 9月6日より加筆転載)


【参考記事】
トヨタ系「愛知製鋼」下請、従業員ら地位保全請求
愛知製鋼株主総会:労組が会場前抗議行動
愛知製鋼:偽装請負告発2名の「解雇」撤回
愛知製鋼:労災隠しの実態
愛知製鋼問題:二次「下請」を解雇不当で提訴
愛知製鋼下請・三築裁判続報
愛知製鋼下請・三築:裁判所に「準備書面」を提出
愛知製鋼事件:三築・大久保文和社長出廷


職場の理不尽を許さない、
強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は
名古屋ふれあいユニオンに結集し、
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雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
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コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年4月に開かれた第12回定期大会では、
「連合」単産・全国ユニオンへの加入に向けて、
検討委員会を設置し討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
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by imadegawatuusin | 2010-09-10 19:19 | 労働運動

――津地裁:不当解雇を主張――
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■ユニオンみえ「偽装請負だった」
偽装請負で働かせた労働者を
形式的に期間雇用し、
解雇したのは不当であるとして、
トヨタ自動車グループの部品メーカー・
ジェイテクトの元従業員4名が
9月9日に津地方裁判所に提訴した。
4人は
三重県の個人加盟制労働組合
ユニオンみえ「連合」構成産別・全国ユニオン加盟)に
加盟し、
ジェイテクトに復職を求めてきたが
拒絶され、
提訴に及んだという。
また原告の一人は、
就職時に会社に申告した
HIV感染の事実を
無関係の従業員に言いふらされたとして
慰謝料の支払いも求めている。

原告らによると
4人はいずれも2006年に、
自動車部品製造・検査などの
構内請負作業員を募集していた
「三重エデック」(代表取締役:中川佳映)を通じて
ジェイテクト亀山工場で就労。
しかし実態は、
ジェイテクトの従業員らが
三重エデックの「請負社員」に
直接指揮命令する
偽装請負の状態であったという。

訴状によると
原告4人は2007年に
ジェイテクトに
直接雇用された形式となったが、
実際には「直接雇用」後も
三重エデックが
給与明細の交付や有給休暇の届出などの
労務管理を行なっていた。
しかし三重エデックの中川社長は、
「ウチとジェイテクトは
 特別な契約をしているから、
 ウチの子はジェイテクトの社員に
 なれるんや」とか、
「歳なんか関係ない。
 社員になれる」などと
「直接雇用」された原告らに
盛んに言っていたというのである。
だが、
4人は2009年に
「期間満了」を口実に
ジェイテクトから雇用関係を
打ち切られた。

原告代表の福島照子さん(52)は、
「歳なんか関係ない、
 頑張ったら社員になれるという
 言葉を信じて頑張ってきたのに、
 一方的にクビにされた。
 労働組合との団体交渉にも
 なかなか応じず、
 応じても話し合いもつかず、
 三重県労働委員会でのあっせんも
 決裂して
 裁判になってしまった」とコメント。
「ジェイテクトでは今、
 求人が出ている。
 私たちはずっと
 ジェイテクトに復職を求めて来たのに。
 私たちはただ、
 ジェイテクトに戻りたいだけ。
 裁判を頑張って職場に戻りたい」と
訴えた。
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■「HIV感染の事実を言いふらされた」
また原告男性Aさん(46歳)は、
血が固まりにくく
出血すると血が止まらない障害が
あるにもかかわらず、
切り傷をつくって
出血する恐れのある業務に就かされた上、
ジェイテクト亀山工場の
女性看護師によって、
エイズウィルスに感染している事実を
不特定多数のジェイテクト従業員に
言いふらされたとして、
損害賠償の請求を併せて提起した。

訴状によればAさんは2006年に、
三重エデックに入社するにあたって
中川社長に、
自分はエイズウィルスに感染しており
血が止まりにくく、
障害者2級の認定を受けていることを
説明し、
診断書と障害者手帳のコピーを提出。
ジェイテクトによる「直接雇用」にあたっても
障害者枠扱いで入社し、
ジェイテクト亀山工場総務課の
渡邊係長に、
自分の病状を申告していた。
それに対して渡邊係長は、
「障害者なのでしたら、
 検査作業の方を担当してもらいます」
と答えたという。

ところが2007年2月ごろ、
Aさんはこの約束を破られて
回転砥石の交換を含む
「軌道研磨」の作業に回された。
「『大型のラインで欠員が出たから
  臨時で作業してくれ』と
 言われたんです。
 『私は血が出ると止まりませんから、
  巻き込まれ・はさまれ・切り傷の
  危険のある作業は出来ませんよ』と
 言ったんですけど、
 『もうすぐ新人さんが来るから、
  2・3日でいいから』と言われて
 やらされました。
 その『2・3日』が1週間延び、
 2週間延びで、
 結局半年させられました」。

「そもそも、
 砥石の交換は
 資格を持った人しかできない仕事。
 なのに私にさせるにあたって
 ジェイテクトでは監督指導もなく、
 『こうするんだよ』と見せた
 だけでした。
 危ないことがあるたびに、
 『現場を変えてください。
  元に戻して下さい』と言っていたのに、
 『次の人が来るまでお願いします。
  お願いします』というだけでした」
とAさんはいう。

みえ労災職業病センターの
大川徳雄事務局長は、
「この仕事は
 血が止まりにくい障害を持った人には
 やらせてはいけない仕事」と
指摘する。
「回転物はある、
 突起物はある、
 研磨剤は滑りやすいし、
 砥石のかけらが飛び散る可能性もある。
 砥石自体が切れやすい。
 砥石は、
 止まっていると思っても
 遠心力で動いていることもあり、
 切り傷をつくる原因には事欠かない」。

さらにAさんは、
ジェイテクトに勤務中、
反対番の友人から、
「何かきみのことで噂になっている」と
聞かされた。
そのころからAさんは、
車にひっかき傷を付けられたり、
タイヤをパンクさせられたりしたという。

「ジェイテクト亀山工場の女性看護師が、
 私がHIVに感染していることを
 他の従業員に
 言いふらしていたのです」。

ユニオンみえがこの件を
団体交渉で追及すると、
当初会社側は「知らなかった」と言い、
「持ち帰って確認します」と約束した。
そして、
8月19日に開かれた団体交渉の中で
会社側は、
「女性看護師が
 Aさんの病気についての情報を
 井戸端会議のように話したらしい」と
認めたという。

「私は、
 この女性看護師に
 病気にかかわる定期検診の結果を
 提出したりもしていました。
 そもそも、
 看護師というお仕事に就く人が
 患者の病気を言いふらすこと自体、
 一般人から見ればありえない話。
 しかも私の場合、
 病気が病気だというのに、
 不特定多数の人に
 言いふらしていたということ自体
 信じられません」と
Aさんは憤る。

原告代表の福島さんも、
「この看護婦さんはおしゃべりな人で、
 私たちに対しても検診のときに、
 『○○さん、
  ガンが見つかったらしいよー』
 なんてことを
 平気で言っていた」と振り返った。
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■ジェイテクト広報グループのコメント
「訴状が届いていないので
 詳しいことは分からないが、
 三重エデックからは
 法令に基づいた手続きで
 労働者の派遣を受けていた。
 三重エデックが『請負』で
 募集広告を出していた事実は
 確認していない。
 その後、
 法令に基づいて
 期間雇用での直接雇用に切り替えた。
 Aさんの主張については
 事実関係に食い違いがあり、
 当社看護師が情報漏洩した事実はない。
 また、
 Aさんが従事した業務については
 現時点では確認できていない」。

■ユニオンみえの広岡法浄書記長
「労働者をあまりにもいい加減に扱い、
 解雇してきたのは
 ジェイテクトだけではない。
 全国何十万の非正規雇用の労働者たちが
 同様の仕打ちを受けてきた。
 だが、
 そうした人たちのほとんどは
 泣き寝入りを強いられている。
 私たちは、
 そうした労働者に組合に入ってもらって
 交渉を重ねてきたが、
 会社は悪びれずに
 法違反はないと突っ張って、
 労働者の権利を回復しようとはしない。
 労働者の権利が一方的に奪われて、
 使い捨てられることがないように、
 4人は提訴に踏み切った。
 ユニオンみえは全力で
 応援してゆきたい」。
JanJan blog 9月9日より加筆転載)


【参考記事】
トヨタ系「ジェイテクト」で団交拒絶続発
ジェイテクト、団交なお引き延ばし
ジェイテクト、3たび団交引き延ばし
ジェイテクト:団交開催引延ばしで100日経過
ジェイテクト、ついに「団交に応じる」と回答
ジェイテクト、未払い賃金を「期間工」らに支払い
ジェイテクト亀山工場でストライキ決行

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by imadegawatuusin | 2010-09-09 20:36 | 労働運動