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――長年の偽装請負の果ての使い捨ては許さない!――

■「元右翼」の介入を招いた社長に責任はないのか
トヨタグループの鉄鋼メーカー・愛知製鋼における
重層的な偽装請負の末、
一方的に「廃業」を宣言し、
従業員を使い捨てた
有限会社三築(代表取締役:大久保文和)に対する
解雇無効請求訴訟で、
名古屋高裁は1月14日に
労働者側の控訴棄却の判決を言い渡した。

三築は
愛知製鋼の100パーセント子会社・
アイチセラテック(アイセラ)と
業務請負契約を交わしていたが、
現場の労働者らに指揮命令をしていたのは
愛知製鋼の従業員。
しかも三築は、
「協力会社」から自社に派遣された労働者を
アイセラを通じて愛知製鋼に送り込むという、
違法な多重派遣(三重派遣)を行なっていた。

この重層的な偽装請負構造は
愛知製鋼において長年にわたり温存されてきた。
しかし、
三築傘下の従業員の内部告発をきっかけに、
事態は変わる。

内部告発には、
三築・大久保文和社長の脱税・労災隠しや
アイセラ一部経営陣との癒着など、
様々な不正行為の暴露が含まれていた。
これをきっかけに大久保社長は、
三築や協力会社従業員らのつるし上げを
食うことになる。

大久保社長はいったんは、
「オレが悪かった。
これからはきちんとやるから、
みんな、
会社のために力を貸してくれ」と
従業員らに約束。
しかしその裏では
「元右翼」を介入させての事態の収拾を図り、
内部告発を図った協力会社従業員に
実に600万円ものカネを握らせて
内部告発を握りつぶそうとしたのである。

ところが三築は、
この際 内部告発握りつぶしに「活躍」した
「元右翼」との間で金銭トラブルを起こし、
愛知製鋼の工場内に
パトカーを招くまでの混乱を招いた。

名古屋高裁は、
三築「廃業」の原因を、
労働組合の結成や偽装請負の告発ではなく、
この「元右翼」とのトラブルに求め、
三築や大久保社長の責任を
全て免責する判決となっている。
しかし、
もともと不正を働いていたのは大久保社長、
事態収集を依頼して「元右翼」の介入を招いたのも
大久保社長、
「元右翼」と金銭トラブルを起こしたのも
大久保社長で、
愛知製鋼工場内にパトカーを呼んだのも
大久保社長なのである。

長年の偽装請負の果てに
使い捨てられた労働者たちの憤りは激しく、
このような判決を受け入れる訳には
断じてゆかない。
判決を不服として最高裁への上告を行ない、
あくまで闘いを継続することを確認した。

働く者の団結で不当判決をうち破ろう!



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by imadegawatuusin | 2011-01-22 18:29 | 労働運動