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板野博行『語句ナビ690』について(その2)

――「型」がないとはじまらない――

■「型」があっての「型破り」
「人間は環境の動物なので、
 結局何をどう『まねる』かが、
 その人を大きく決定していることになる」。
「『型』がないと
 はじまらない」(本書22ページ)。

無から有を生み出せる人はいない。
人間の活動はすべて、
あらかじめあるものを我が物とし、
加工し、改良を加えることによって
発達・発展してきたのである。

「『型』があってこその
 『型破り』」であり、
「『基本』があって
 こその
 『応用』」なのだ(本書23ページ)。

「『学ぶ』とは『まねる』こと」である(本書22ページ)。
何ごとに付けても、
まずは基本の習得・定型の習得から
はじめたい。


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by imadegawatuusin | 2008-12-05 09:11 | 日本語論
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