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「生」を求めて名古屋への旅

――社員寮を追われた派遣労働者――

愛知連帯ユニオンブログの記事を
 ご厚意により転載させていただきます》

連日、
住居を失った元派遣労働者の相談が
続いています。
「仕事がない、住居がない、
 お金もない、どうしていいか解らない」という
相談です。
レオパレスなどの社員寮は
家賃が5万円程度と高く、
時給1000円では
仕事が少ない月は生活費が残らないのです。

静岡で 
エコカーの電池の生産にたずさわっていたAさんは、
昨年10月に「派遣切り」にあいました。
寮を出て友人Bさんのアパートに同居しつつ
仕事を探しました。
しかし、求人が激減、
ハローワークに通い続けても
仕事を見つけることができませんでした。

ところが、
そのBさんまで年末に雇い止め、
寮をでることになりました。
Bさんは、
東京の『派遣村』を目指して旅立ち、
Aさんは豊橋まで辿りついて、
交番から愛知連帯ユニオンへ電話しました。


愛知連帯ユニオンでは、
豊橋市役所の保護課で
生活保護申請をするようにアドバイス、
豊橋市役所と愛知県健康福祉局生活保護課に
電話で支援要請を行いました。

しかし、
豊橋市役所は、
「緊急の宿泊所は確保できない」とし、
「それでは名古屋へ行きたい」というAさんに
500円の電車賃のみを渡しました。
その切符で
岡崎市役所まで辿りついたAさんは、
同じ境遇のCさんとともに、
岡崎市役所、知立市役所と
同様に500円の電車賃を受け取り、
やっと17時過ぎに名古屋に辿りついたのです。
その間、
親切な市民が
お握りとお茶を提供してくれましたが、
各市役所は生活保護申請を受け付けないばかりか、
パンのひとつも出しませんでした。

名古屋では
『ささしま共生会』のスタッフと炊き出しに行き、
とりあえずの寝場所を確保、
翌日、
中村区役所で生活保護申請に向かいました。
by imadegawatuusin | 2009-01-12 09:14
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