人気ブログランキング | 話題のタグを見る

3月21日「反貧困・駆け込み相談会」

3月21日と22日の2日間、
「愛知派遣村実行委員会」は東岡崎駅前・岡ビル3階で
「反貧困・駆け込み相談会」を開催した。
以前から愛知で「派遣村」運動をと
全国から期待の声が上がっていたのであるが、
多くの運動体が集まる名古屋でではなく、
あえて派遣切りの「震源地」たる三河地域で
開催することが特に求められてきた。

相談には名古屋ふれあいユニオンからも
4人がボランティアでスタッフとして参加した。
特に、
トヨタ系のフタバ産業やアンデンなどで闘う
派遣・「請負」労働者たちが、
ポルトガル語・スペイン語通訳として参加した意義は
大きい。
相談会には日本人だけでなく、
少なからぬ日本語の不自由な外国人も訪れたからである。
(また名古屋ふれあいユニオンの組合員の中には、
 2日目22日に相談者としてに訪れた人もいるようだ)。

生活の相談・住宅の相談・債務の相談など、
相談内容は多岐にわたる。
私は「労働相談」のコーナーを担当したが、
特に多くの外国人労働者が
「仕事を紹介して欲しい」と訪れたのには正直困った。

確かに、
いま外国人労働者にとって一番の死活問題は
「仕事が見つからない」ということなのだ。
一生懸命探しても、
本当に、全く仕事がない。
そんなとき、
「労働相談」に乗ってくれるところがあると聞けば、
「仕事を下さい」という話になるのは当然の道理だ。
生活が逼迫しているのも、
住むところがなくなりそうなのも、
借金が返せないのも、
根本的に言えばすべて「仕事がない」ことの
現れにすぎない。
だが、
その「根本問題」に対しては、
私たちは非常に無力なことを痛感させられる。

だから、
せめてできることだけでもしようと思い、
「労働組合にできること」なら積極的に引き受けようと思った。
雇用保険の問題や給料からの不当な天引き問題など
いくつもの件について名古屋ふれあいユニオンの名刺を渡し、
相談に来て欲しいと言った。
(今、その「後始末」で少々大変なことになっている)。

けれど、
この事態の中でそう簡単に「もうできない」とギブアップし、
傍観することは許されない。
やるしかないのである。
一件一件着実に、
一人ひとりの労働者を大切にする
名古屋ふれあいユニオンの闘いは
当分減りそうにない状況だ。


職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
全ての職場に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第10回定期大会では、
連合産別・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山711号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
by imadegawatuusin | 2009-04-05 04:49 | 労働運動
<< 偽装請負・労災隠しもう許さない イオス事件、名古屋地裁で和解成立 >>