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板野博行『語句ナビ690』について(その5)

――弁証法:「矛盾は飛躍へのチャンス」――

そもそも矛盾する事態を抱えることは
飛躍へのチャンスのような
気がするのだ。
なぜなら、
どうでもいいことならば、
少々矛盾していても気にならないものだが、
真剣に考えざるをえない
矛盾した事態というのは、
その時点で
解決へ向けてのやる気やエネルギーを
もっていることの証明だと
思えるからだ。

つまり
「矛盾して悩んでいる時こそが
 解決のチャンスであり、
 飛躍できる時なのだ」
と考える方が前向きでいい。

そしてそのときの解決法としては、
この「弁証法」をオススメする。
やり方としては、
矛盾するものを
両方いっぺんに手に入れるべく
努力し考えるのがベストだ。(本書78~79ページ)


矛盾に直面したときに、
単なる折衷で済ませれば、
人間も社会も進歩がない。
矛盾は折衷によってではなく、
弁証法的に より高度に止揚することで
克服するのでなければ、
新しい世界は開けない。


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by imadegawatuusin | 2009-08-06 21:35 | 日本語論
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