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S社と第1回団体交渉開催

――食い違う労使の主張――

■退職問題:主張は平行線

従業員の退職問題などについて、
三度にわたる労組の団交申し入れに応じてこなかった
トヨタ系自動車部品メーカー・フタバ産業の下請会社・
S社が
名古屋ふれあいユニオンとの団体交渉についに応じ、
8月9日に岡崎市内で開催された。

団体交渉で会社側は、
日系ブラジル人労働者・Nさん夫妻が
自ら会社を辞めたと主張。
それに対してNさんは、
自分は3月4日と3月8日の二度にわたって
会社側から会社を辞めろと言われたと主張。
Nさんが退職届を書いたとされる3月8日の
前日である3月7日には、
3月4日に自己都合で辞めるよう
会社から求められた件について
会社を休んで労働基準監督署に相談にも行っており、
労基署でのアドバイスに従い、
3月8日には退職届にポルトガル語で
「無理矢理辞めさせられた」と書いたのだと説明した。

Nさんの妻も、
3月8日の10時ごろに会社に呼ばれて事務室に行くと、
いきなり
「はい、これにサインして!」と強く言われたと証言。
夫のNさんから
「会社を辞めさせられる話だろう」と聞かされていたため、
Nさんが労基署から聞いてきたアドバイスに従い、
「プレッシャーを与えられて辞めさせられた」と
ポルトガル語で記したのだと証言。
自己都合退職扱いとなっているのは納得できないと
主張した。

それに対して会社側は、
Nさんは「体がきついので退職したい」と自ら申し出、
ポルトガル語での記述についても
そのように説明したと主張。
Nさんの妻についても、
夫が解雇になれば通勤ができないので会社を辞めると
自ら申し出たのだと説明し、
主張は平行線をたどった。

■残業代問題:語るに落ちる会社側回答

一方、
Nさんが土曜日に出勤しても
残業手当が出なかったことがあると
訴えている件については、
会社側は、
「挙手で選出された労働者代表との協定に基づき
 1年間の変形労働時間制を導入していた」と主張。
それに対してNさん夫妻は、
「自分は労働者代表の選出で
 挙手をしたことなどない」と主張していた。

団体交渉で組合側は、
会社側として出席していた従業員に、
「あなたは労働者代表の選出、挙手しましたか?」と
問いかけた。
それに対して会社側従業員は、
「自分は事務所の人間なんで(挙手していない)」と
回答した。
語るに落ちるとはこのことである。

事務所の人間であろうと工場の人間であろうと、
労働者代表は
事務所全体の過半数代表でなければならない。
本当に事業所全体の従業員を集め、
挙手で労働者代表を選出したのか、
極めて疑わしいと言わざるを得ない。

会社側の役員も、
「朝礼で(挙手による労働者代表の選出を)
 やったんじゃないかと思う」という
曖昧な回答しかできず、
いつ、
どのような形で労働者代表を選出したのか、
明解な回答ができなかった。

挙手による労働者代表の選出が
事実でなかったのだとすれば、
変形労働時間制導入の根拠・前提自体が
崩れることになる。
会社側はただちに法に基づき、
残業代を支払うべきではないだろうか。

すべての くにの はたらたみは、
むすがろう! 


【参考記事】
フタバ産業下請・S社の団交拒否に抗議!
フタバ産業下請・S社が団交応諾
有限会社S社から回答書
S社事件、円満解決のご報告

労働組合名古屋ふれあいユニオン
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愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」加盟。
「コミュニティ・ユニオン東海ネットワーク」事務局団体。
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積極的に企画しながら活動している。
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by imadegawatuusin | 2011-08-20 18:26 | 労働運動