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書評:世界がわかる宗教社会学入門(橋爪大三郎)

――各宗教の基本構造、わかりやすく解説した好著――

■宗教を学ぶ上での基本書

どんな分野にも、
その世界を知るにあたって大前提となる知識を
ざっとまとめた基本書がある。
私は仮にこうした本を
「教科書」と呼んでみたいと思うが、
「宗教」という分野における絶好の教科書が
本書・『世界がわかる宗教社会学入門』である。

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教・
仏教・儒教に関する知識が
実にわかりやすくまとめられている。
特に、
各宗教の基本構造や主要な論点を
大づかみに理解するには
本書ほどよい教科書はない。

めっぽう面白い宗教入門書である
『完全教祖マニュアル』の著者・架神恭介氏も、
「各宗教についての知識をコンパクトにまとめた本」
として本書を推奨している。
「全くの初心者は
へらへらっと『教祖マニュアル』を読んで
軽く体を慣らしてから、
『宗教社会学入門』を読むと楽かな、と思います。
この2冊だけでも
社会に出てから宗教関係は
90%まではいけると思います」と述べており、
本書との併読は必須である。

ただ本書について一つだけ残念なことは、
現代日本で実際に最も力強く活動している
新宗教についての言及がないことだ。
この点は、
島田裕巳の『日本の10大新宗教』で補うのがよい。
「橋爪大三郎『世界がわかる宗教学社会学入門』を読む」に進む→

橋爪大三郎『世界がわかる宗教学社会学入門』
評価:4(おすすめ)



【参考記事】
橋爪大三郎『世界がわかる宗教学社会学入門』を読む

書評:『完全教祖マニュアル』(架神恭介・辰巳一世)

by imadegawatuusin | 2011-11-05 08:37 | 宗教
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