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千葉県議わいせつ:「二人の問題」論に反論する

――女性の体を無理やり触るのは犯罪行為――

■公党の会合でこんなことが起こるなら、
 記者は安心して出席もできない
千葉県の自民党県議・岡田啓介氏(54)が
朝日新聞社の二十代の女性記者にわいせつ行為を行なった件で、
ブログ「りょんりょんの言いたいこと」の主催者・りょんりょん氏が、
「二人の問題では?」との記事を発表した。

りょんりょん氏はこの中で、

>もしこの女性が男性を好意的に思っていれば体を触られるのは「いちゃいちゃボディータッチ」で嬉しいことだし、わいせつ行為のメールだって「愛のラブラブメール」だよね。
>だから法的な問題じゃなくて、二人の問題でしょ。

などとしているが、
今回の自民党県議・岡田啓介氏のわいせつ行為は、
酒を飲んで女性の体を無理やり触ったものであり↓、
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060712ddm041040038000c.html
どう考えても

>女性が男性を好意的に思っていれば体を触られるのは「いちゃいちゃボディータッチ」で嬉しいこと

などというケースには該当しない。
岡田県議はその後も女性記者に卑猥な言葉をかけた上、
携帯電話に卑猥なメールを送りつけたりしているし、
女性は中座し、
わいせつ行為を受けたと自ら朝日新聞社に申告しているのである。
(詳しくは↓)
http://imadegawa.exblog.jp/2781190/

■公党と、それを取材するマスコミ全体との問題だ
りょんりょん氏は

>だから法的な問題じゃなくて、二人の問題でしょ

などと言っているが、
これは決して一県議と一記者の問題では済まされない。

考えてもみてほしい。
議員から情報を得なければならない立場の新聞社記者の体を
議員が無理やり触るのはそれ自体で十分「法的な問題」であるが、
今回の件は決してそれだけではないのである。
今回のわいせつ行為は、
公党主催の記者クラブとの懇親会で、
他の議員も見ている中で公然と起こっている。
公党主催の会合の席上で
こんなセクハラが行なわれるなら、
記者は安心して懇親会にも出席できなくなってしまう。
だからこれは、
「公党と、それを取材するマスコミ全体との問題」であり、
新聞社としては絶対に軽視できない問題なのだ。

僕は、
小なりといえども社会に情報を発信する同じブログ主催者として、
りょんりょん氏の責任ある返答を求めるものである。

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by imadegawatuusin | 2006-07-12 19:00 | その他
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