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それは「想像力の欠如」のせいか?

――むしろ「相手は他人」の自覚を――
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■「相手の立場に」では解決せず
渋谷区での、
公園からのホームレス締め出しを支持する人たちについて、
「自分もホームレスになりうるという想像力が欠けている」
との声が出ている。
ただ、
これが本当に「想像力の欠如」の問題なのか、
私には疑問だ。

「公園からのホームレス締め出しを支持する人」が
ただ
「自分が若しもホームレスになったら」と真剣に考えても、
恐らく、
「自分なら出ていけと言われれば素直に出ていく」
という話にしかならないのではないか。
下手をすると、
「こういう入所施設が有るらしい。
 自分ならそこに入る」などと
『親身なアドバイス』を始めかねない。

ただ単に
「相手の立場に立ってみて考える」とか
「自分も相手の立場にいつでもなりうることを
 自覚する」だけでは
乗り越えられない溝は有る
(「『自分と相手は別の人』という一線を飛び越えて
 『自分なら こう するのに なぜ そう しないのだ』と
 外から『余計なアドバイス』をしてくる害」が
 近頃むしろ目立つ)。

【参考記事】


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by imadegawatuusin | 2022-10-28 12:28 | 倫理
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