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聖地ベツレヘムでクリスマス中止

――ガザでの死者1万8000人越え受け――
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■イエスは元々大虐殺の中で誕生
パレスチナのガザ地区ではイスラエル軍による攻撃が続き、
死者が1万8000人を超えている。
そうした中で、
イエス生誕の地と されるパレスチナのベツレヘムでは
クリスマス行事が中止と なる見通しだ〔注1〕〔注2〕。

「クリスマス中止」は「ネットのネタ」の定番だった。
だが、
こういうシャレにならない理由で中止に なるのが
「現実」であるというのが怖い。
「ネットの悪ノリ」でしかなかった
「クリスマス中止」の見出しが
大手マスコミで堂々と躍る日が来るとは思わなかった。

「クリスマス」そのものには
私も割と否定的な方ではあるはずなのだが……↓。


ベツレヘム側とすれば、
年に一度の観光・巡礼の客を
逃すことに なるわけだから、
かなりの覚悟だ。

もっとも、
ベツレヘムが
イスラエルでなくパレスチナ領内に在ることを
このニュースで初めて知った人も居るらしい。
キャンペーンとしては有りだろう。

ただ、
そもそもイエスの誕生そのものが
ヘロデ大王による赤子大虐殺と不可分であり、
「クリスマス」というのは
それも含めて「記念(=記憶に留める)」する役割を
果たす日だったのではとも思いはする
(イエスの誕生日か否かは別として)。

イエス一人を殺すためにヘロデ大王が
「ベツレヘムとその周辺一帯にいる
 二歳以下の男の子を、一人残らず殺した」
(『新約聖書』
 「マタイによる福音書」2章16節)という大虐殺が
2000年前にもパレスチナで行なわれたことを
再確認するのも また、
クリスマス行事の意義であったのではとも思うのである。

その意味で、
イエスは初めから
「『がれき』の中」で生まれたのではなかったか。
はっきり言って、
世に祝福されて生まれたのではなかったのである
(『新約聖書』「ヨハネによる福音書」1章11節)。

〔注1〕
〔注2〕

【参考記事】





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ブログテーマ:クリスマス
by imadegawatuusin | 2023-12-16 06:27 | キリスト教
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