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トヨタ総行動:春闘集会に650人

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愛知春闘共闘などの労働団体が
「第45回トヨタ総行動 2024国民春闘勝利決起集会」を
名古屋市内で2月12日に行なった。
650人が集まった(主催者発表)。
 
主催者あいさつで若井和則愛労連副議長は、
「この春闘で一番の課題は、
 物価高騰を大幅に上回る賃上げだ。
 そのためには、
 トヨタのような大企業が社会的責任を果たし、
 下請企業に至るまで しっかりと賃上げできる土台を
 作っていくことだ」と語った。
石川敏明全労連副議長も、
「物価高騰の中、
 24春闘には かつて無い期待が集まっている。
 闘う労働組合に追い風が吹いている。
 国民春闘共闘は昨年、
 単純平均額で23年ぶりに
 6千円を上回る大幅賃上げを勝ち取った。
 これを更に上回る賃上げを この24春闘で実現するために、
 ストライキを背景に闘おう」と訴えた。
 
保育士である武藤貴子名古屋市職労執行委員長は、
「『子供たちに もう一人 保育士を』の運動は
 愛知から始まった。
 保育士と保護者、そして皆さんと一緒に
 76年ぶりとなる『保育士配置基準』の見直しを実現した
 (酒井注:2024年度から改定)。
 全ての保育所で配置基準と保育士の処遇を改善し、
 子供と大人の権利を守ろう」と述べた。
検数労連名古屋支部の大塚恭平書記長は、
「港湾で働く労働者が減り続けている。
 港湾の仕事はAIや自動化頼みでは出来ない。
 『マンパワー』が欠かせない。
 大幅賃上げで人員を確保し、
 港の安心・安全を守り抜こう」と説いた。
国労名古屋地方本部の土屋恵輔執行委員長は、
「24春闘勝利へ、
 物価上昇分に負けない大幅賃上げを目指す取り組みの
 一翼を担いながら、
 労働条件の改善や格差の是正、
 そして
 駅の無人化の見直しなどの国民の足を守る共同の闘いを
 綱いでいく。
 平和な暮らしと安全な地域、
 国民の足である鉄道を守りぬこう」と叫んだ。
福祉保育労東海地方本部の塚本洋平執行委員長は、
「介護と障害者福祉の職場は他産業より賃金が低く、
 人手不足が深刻だ。
 こうした職場の『1人夜勤』は本当に危険な状況だ。
 大企業の内部留保を社会保障に還元して、
 利用者の人権も労働者の人権も
 守れる制度にしていきたい」と話した。
愛知医労連の池田幹人書記次長も、
「コロナの前から人手が足りてない。
 それなのに、
 冬のボーナスが大幅に減らされた病院も有る。
 絶対に許せない。
 ケア労働者の大幅賃上げで
 看護師や介護労働者を増やそう」と声を上げた。
 
おしまいに愛知春闘共闘の竹内創事務局長が、
「今回のトヨタ総行動では、
 トヨタ自動車が初めて
 私たちの要請書を正式に受け取った。
 45年の粘り強いトヨタ総行動の成果だ。
 24春闘では、
 納得の いかない回答にはストライキで抗議していこう。
 また、
 そうして闘う仲間を みんなで全力で支えよう」と
提起した。
トヨタ総行動の参加者らは その後、
「賃金上げろ!」、
「内部留保を社会に回せ!」との声を響かせながら
トヨタ自動車名古屋オフィスに向けてデモ行進した。
 
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by imadegawatuusin | 2024-02-13 06:52 | 労働運動
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