――8時間でまともに暮らせる賃金を――
■メーデーは全世界労働者の団結の日
第135回国際メーデーとなる5月1日に
第95回愛知県中央メーデーが
名古屋市中区の白川公園で有った。
愛労連をはじめ、
連合傘下の名高教や、
全労協傘下の国労名古屋地本、
独立系の名古屋ふれあいユニオンなども参加した。
参加人数は主催者発表で1500人だった。
主催の第95回愛知県中央メーデー実行委員会を代表して
愛労連の西尾美沙子議長は、
「本日は、
世界中でメーデーが開催されている。
多くの労動者の賃上げは物価高騰に追い付いていない。
大企業と富裕層に応分の負担を迫り、
全ての労働者の大幅賃上げを実現しよう」と訴えた。
■最低賃金引き上げで格差是正を
愛知県医労連の中山良子さんは、
「医療・介護の現場では、
人手不足の状況が続いているが、
今春闘では民間の病院でのベースアップ回答は
ゼロだった。
名古屋市は
名古屋市総合リハビリテーションセンターについて、
附属病院だけを名市大に移管し、
それ以外の介護保険事業部門を廃止するという。
『名古屋市総合リハビリテーションセンターの
医療と福祉の連携を強化し、
機能の充実を求める署名』に協力してほしい」と
呼び掛けた。
生協労連の三好智恵子さんは、
「今年の春闘は賃上げ春闘だと言うが、
それは大企業・正社員だけだ。
非正規労働者は そもそも賃金が低い。
労働組合が無い職場も多い。
最低賃金の引き上げで低賃金労働を無くそう」と
声を上げた。
■世界の労動者と連帯して闘う
メーデー集会には
日本共産党の本村伸子衆議院議員が来賓として参加した。
また、
愛知県の大村秀明知事や、
自民党の神田憲次衆議院議員、
立憲民主党の
重徳和彦・牧義夫・吉田統彦の各衆議院議員が
メッセージを寄せた。
社民党・新社会党・緑の党からも
代表者が来賓として参加した。
メーデー参加者らは、
「『8時間でまともにくらせる賃金を』の要求を高く掲げ、
世界の労動者と連帯して
たたかいをすすめよう」などとする
メーデー宣言を採択した。
そして、
メーデー集会の後、
名古屋の繁華街である栄の周辺をデモ行進した。
【参考記事】
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