人気ブログランキング |

「おもしろかった」では伝わらない

■「おもしろさ」を具体的に書こう
ジャーナリスト・本多勝一氏の
『実戦・日本語の作文技術』(朝日文庫)に収録されている、
文芸教育研究家の西郷竹彦氏との対談の中で、
次のようなやり取りがある。

本多 自分がおもしろかったと思ったところを、
    読者も同じようにおもしろく感じるにはどうしたらいいか。
    ……いくら「おもしろかった」と書いてもだめですからね(笑い)。
西郷 「うまかった」と書いても、読者は食ってないわけですものね。


それが食事ガイドなら、
ただ「うまかった」と書いてあるだけでも構わない。
読者がそれを参考に、
自分で行って食べてくればいいまでの話だ。
だが、例えば本多氏の『カナダ=エスキモー』などの場合、
「おもしろそうだから」ということで
カナダにエスキモーを見に行くわけにはいかないのである。

そうした場合はやはり、
その「おもしろさ」(この場合は「興味深さ」という意味)を
具体的に書かなければ読者には何も伝わらない。
by imadegawatuusin | 2006-09-27 21:46 | 雑記帳