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腸閉塞

――渥美病院で救急治療――

昼食を終えたとき、
胃がもたれる感じがした。

「札幌みそラーメン」に加え、
エネルギー不足を補うためにチーズケーキも食べたのだが
(ラーメンは意外に熱量が低い)〔注1〕、
上にのっているクリームがどうにも甘ったるくて仕方がない。

それでも僕は無理をして食べた。
働きはじめると吐き気が込み上げてきて、
体が思うように動かない。
それどころか、
ユラユラと地面が揺れているような感じすらする。
(かの東海地震が来たのかと思って周りを見渡したが、
 僕の他には「揺れ」を感じている人はいないようだった)。

そのうち、
どうにも吐き気が止まらなくなって、
「グエーッ!」と、
胃の奥底から音を立ててへたり込んでしまった。

僕はそのまま工場の医務室に運ばれた。
そこで「新三共胃腸薬」をもらい、
ポカリスエットを飲んだ。
これが猛烈に気持ちが悪いのだ。
「ポカリスエットの臭い」外の中に充満し、
いっこうに消化される気配がない。
僕は、
「ポカリスエットではなく水がほしい」と言い、
ウォータークーラーからガブガブと飲んだ。

しかし、いくら飲んでも体が受け付けない。
飲んだものをそのまま吐いてしまうのだ。

おなかが張ってくる。
腹痛も起こってきた。
寝ているのにちっともよくならない。
それどころか、
おなかが張って、痛くて、眠れないのだ。
それなのに、大便は全くでない。

僕は結局、
田原市の救急病院である渥美病院に、
CL(係長)の車に乗せて連れて行ってもらった。
(駐車場の入り口から、
 CLの車の置いてある場所まで歩くのがとても大変だった。
 「歩く」というのがこれほど体力を使うことだとは、
 今まで本当に思ったことがなかった。)

渥美病院は地元の農協が経営している、
この地域一の大病院である。
僕はそこで点滴を受けた。
レントゲン写真も撮られた。
その結果、
僕は腸閉塞であることがわかった。
原因はよくわからないが、
腸が機能していないようなのだ。
だから、腸にガスが溜まっておなかが張る。
しかし、腸が機能していないものだから、
溜まったものが出て行かない。
下から出て行かないで溜まっているので、
いくら上から水を飲んでも腸には届かず、
吐き出すだけだ。
おかげで脱水症状になりかかっていたという。

点滴を受け終わると随分と元気になった(気がした)。
体力が戻り、
帰りの車の中では、
僕を病院まで連れてきてくださったCL(係長)と
会話を楽しめたほどだった。
(こんな機会でもないととても話なんかできない人だ)。

しかし、甘かったのだ。
点滴を打ってもらって体力は回復したが、
「原因」は全く改善されていない。
寮に帰ってしばらくすると、
再びおなかが痛み始め、
先ほどよりももっと激しく張りはじめた。

僕は「ウー」とか「グオーッ」とか言いながら布団の上をのた打ち回り、
一睡もしないままに夜が明けた。(翌日に続く!)

〔注1〕トヨタ自動車田原工場にある生協食堂では、
料金清算の際に自分の食べたメニューのカロリー(熱量)が表示される。
立ち仕事をする場合は900~1000カロリーが目安とされているが、
ラーメン1杯では300~400カロリーぐらいにしかならないようだ。
by imadegawatuusin | 2006-10-31 20:27 | 雑記帳
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