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名古屋ふれあいユニオン運営委員長就任のご挨拶

職場の理不尽を許さない、
強く優しい地域労組の建設を目指して


■「不安定雇用労働者のよりどころ」の原点を忘れず
わが名古屋ふれあいユニオン
1999年1月31日、
28人の労働者によって結成された
小さなユニオンとして誕生しました。

以来9年。
早くもその年の12月には
労働者派遣法は最初の「改正」が行なわれ、
派遣可能とされる業種が大幅に拡大。
2004年には自民党・小泉政権のもとで
製造業へも派遣が解禁。
そして2006年には
またもや小泉政権のもとで、
派遣労働者を派遣労働者のまま
使い続けることの可能な期間が
延長されるに至りました。
名古屋ふれあいユニオンの歩んできた9年間は、
まさに日本社会において
「格差が なし崩し的に拡大されてきた9年間」と
軌を一にするものです。

9年前の第1回定期大会(結成大会)で採択された
「『名古屋ふれあいユニオン』結成宣言文」には
次のようにありました。

誰もが一人で参加できる
地域の組合「名古屋ふれあいユニオン」は、
一人一人が自分自身を守るために、
仲間と手を組んで問題に立ち向かうことを
目的として設立されます。

当ユニオンの活動は
不安定雇用労働者のよりどころとなることを
目指します。
特に派遣やパート、臨時職員、期間社員、アルバイトや
企業内組合もない中小零細企業で働く人、
障害者、外国人など
不安定雇用者の問題を中心に据えて取り組みます。

孤立した個人がユニオンの活動を通して
互いに励まし合い、高め合い、
個々の組合員が抱える問題の解決に取り組みます。
組合員は企業論理に翻弄されず、
ユニオン活動を通して女も男も安心して働くことができ、
自立して生活できる職場、社会を実現させます。


昨年、
製造業派遣労働者として労働争議を闘っていた私は、
この「『名古屋ふれあいユニオン』結成宣言文」を目にして、
正直 驚きを覚えました。
9年前に書かれたはずのこの文章の内容が、
まさに今日 書かれたものであるかのような
新鮮さにあふれ、
そのとき自分の置かれていた状況を
正確に言い当てていたかのように思えたからです。
派遣会社から突然の雇い止めを通告され、
寮を追われ、ホームレスとなった私は、
ユニオンの多くの仲間の励ましと支援を受け、
円満解決を勝ち取ることができました。
この体験と、
私を支え、励ましてくださった組合員のみなさんへの
ご恩返しをしたいという気持ちが、
このたび私が
名古屋ふれあいユニオンの運営委員長を
1年間仰せつかることになった原点です。

私たちの活動基盤である愛知県では、
「年間利益2兆円」のトヨタをはじめ
大企業は史上空前の好況にわいております。
しかしその「元気な愛知」の裏側には、
「雇止め」の一言で職と住まいを同時に失う
期間工・派遣工、
違法な中間搾取を受け続け
声を上げるや いなや切り捨てられる偽装「請負」労働者、
社会保険・雇用保険などの
最低限のセーフティネットすら剥奪された外国人労働者、
そして、
最低賃金以下の給料で朝から晩まで働かされ、
経営者の一存で「強制帰国」させられてゆく
外国人「研修生・実習生」の存在があります。

このような情勢の中で、
9年前、
「不安定雇用労働者のよりどころとなることを目指し」て
28名の労働者によって結成されたわがユニオンは、
この9年間で実に226名(大会成立時点)を擁する、
愛知県個人加盟制労働組合運動の中心的組織へと
成長しました。

組合員構成も、
派遣(偽装請負)・契約社員・
パート・外国人「実習生」などの
非正規雇用労働者が全体の4分の3を占め、
国籍も日本国籍以外に、
ブラジル・フィリピン・ベトナム・ペルーなど
実に多岐にわたっています。

■今こそ、名古屋ふれあいユニオンの出番!
今こそ、
9年前、
「不安定雇用労働者のよりどころ」という
理念を掲げて設立されたわがユニオンの出番です。
企業や国籍の枠を越え、
孤立した労働者が手をつなぎ合うユニオンが
今こそ多くの労働者に必要とされているのです。
この間の名古屋ふれあいユニオンの前進が、
まさにその事を証明しています。

弱肉強食「構造改革」の実態を暴き、
格差社会と真っ向から闘うコミュニティユニオン運動は
全国でも注目を集め、
先の参議院選での
与野党逆転の原動力の一つとなりました。
ついに、なし崩し的な格差拡大の流れを食い止め、
押し返すときが来たのです。

働く仲間の団結と、闘う労組の存在は、
格差是正・貧困撲滅への道を切り開く
大きな力となるでしょう。
職場の理不尽を許さない、
強く優しい地域労組の建設を本気で目指し、
「ユニオンの活動を通して互いに励まし合い、
 高め合い、
 個々の組合員が抱える問題の解決に
 取り組」んでゆこうではありませんか!

名古屋ふれあいユニオン、
団結ガンバロー!

《参考記事》
名古屋ふれあいユニオン第9回大会
名古屋ふれあいユニオン第10回定期大会報告
名古屋ふれあいユニオン11回大会報告
名古屋ふれあいユニオン第12回定期大会

職場の理不尽を許さない、強く優しい地域労組の建設を!
愛知県下の未組織労働者は名古屋ふれあいユニオンに結集し、
愛知県に人権労働運動の灯をともそう!



労働組合名古屋ふれあいユニオン
雇用形態や国籍に関わりなく、
愛知県下で働くすべての労働者が一人から加盟できる
地域労働組合(コミュニティユニオン)。
コミュニティユニオン全国ネットワーク
コミュニティユニオン東海ネットワークにも参加。
今年3月に開かれた第10回定期大会では、
連合産別・全国ユニオンへの加盟について討議するとする活動方針を採択。
日ごろから組合員の学習会や交流会・相談会などを
積極的に企画しながら活動している。
現在、組合員数約200名。
組合員は組合費月額1500円。
賛助会員(サポーター)は年会費5000円。
住所:〒460‐0024
    愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山711号室
    (JR・地下鉄・名鉄金山駅下車 名古屋ボストン美術館の向かい)
電話番号:052‐679‐3079(午前10時~午後6時)月~金
ファックス:052‐679‐3080
電子メール:fureai@abox.so-net.ne.jp
郵便振替 00800‐8‐126554
ホームページ
http://homepage3.nifty.com/fureai-union/
by imadegawatuusin | 2008-03-16 23:19 | 労働運動